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会告

第17回日本化学連合シンポジウム「防災と化学」

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開催趣旨

能登半島地震で罹災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
自然災害、疾病、火災、事故、テロ、戦争など、古今東西に渡って「災い」は、人間や社会にとって避けたくても避けがたいものである。そうではあっても、できる限り災いを回避し、万が一罹災してしまっても被害を最小限に食い止めるために、防災の努力は不断に続けられて行かなければならない。防災においても、化学は積極的な役割を果たしたい。
本シンポジウムでは防災のベースとなる化学を、素材・材料、安全管理、疾患治療などの観点から、各分野を代表する講師の先生方に講演いただく。リスクマネージメントの将来を見据えながら、化学が防災に対してどのような貢献ができるのかを広い視野で議論する。

申込フォームはこちら

概要・日時・申し込み

日時:2024年3月5日(火) 14:00~17:40

シンポジウムURL:https://www.jucst.org/entry.php

主 催:日本化学連合
共 催:(予定)化学工学会、クロマトグラフィー科学会、高分子学会、触媒学会、石油学会、日本エネルギー学会、日本化学会、日本ゼオライト学会、日本地球化学会、日本膜学会、日本薬学会
協 賛:(予定)化学工業日報社、化学情報協会、日本セラミックス協会、繊維学会
後 援:(予定)新化学技術推進協会
協 力:(予定)Chem-Station
参 加 費:無料(要事前登録)
申込締切:2024年3月2日(土)

 

プログラム

14:00~14:10 開会挨拶

14:10~15:00
1)「防火服という被服”システム”を学際的アプローチで考えてみる」
若月 薫(信州大学繊維学部)
防護服は,繊維単独では機能性の限界があるため,外部からの防護を熱・機械・物質及び材料というなどの学際的なアプローチをベースにした被服”システム”としての研究開発が必要です.防護服の一例である防火服に着目し,着用者の作業リスク,求められる異なる機能性への対応,人体と熱との関係など,今求められている課題などをお話しします.

15:00~15:50
2)「化学物質・化学反応プロセスのリスクと安全な取扱い」
熊﨑美枝子 (横浜国立大学大学院環境情報研究院)
発火や爆発する物質は、取り扱いを誤ることによって大きな災害を起こすことがある。しかし、それらを有効に利用するのも化学、安全な取扱い・反応の制御のために危険性を明らかにするのも化学である。本講演では化学物質の火災・爆発危険性について整理するとともに、それらの対処について議論する。

15:50~16:00 休憩

16:00~16:50
3)「レカネマブの早期アルツハイマー病を対象とした開発」
今枝厚貴(エーザイ株式会社臨床開発部)
レカネマブは、アルツハイマー病の神経変性に関与する可溶性アミロイドβ凝集体に対する抗体医薬品である。臨床試験で得られた、認知機能、日常生活機能、疾患進行、健康関連QOL、介護者負担に対する一貫したエビデンスより、レカネマブは患者、介護者、医療現場、社会へ有意義なベネフィットを提供し得ると考えられた。

16:50~17:40
4)「防災に役立つ高分子」
伊藤耕三(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
高分子は、プラスチック、ゴム、繊維、ジェルなど私のたちの身近にある材料です。高分子は防振ゴムなど防災でも重要な役割を果たしています。一方でマイクロプラスチックなどが世界的な問題になっています。本講演では、防災で役に立っている高分子や、マイクロプラスチックの解決への取り組みを紹介します。

17:40~18:00 総合討論

 

参加申込

  • 参加費は無料ですが、事前の参加登録(3月2日(土)12:00 締切)が必要です
  • 申し込み先 URL: https://www.jucst.org/form/view.php?id=20292
  • 問い合わせ先:一般社団法人日本化学連合 事務局 E-mail: secretariat@jucst.org

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