[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

実践・化学英語リスニング(3)生化学編: 世界トップの化学者と競うために

[スポンサーリンク]

 

概要

パソコンを使って音声を聞きながら化学英語をトレーニング!

・化学に関する英文を,音声とともに理解していく画期的な商品が誕生.
・科学系の英語教材では,かつてない分量の音声コンテンツを収録.
・メインテキストはもちろん,各種練習問題,単語テストなどもすべて音声付き.
・単語テスト,練習問題,確認問題など,充実のコンテンツ.
・世界の化学者と伍するために必要な聞き取り力・会話力を身につけよう

 

対象

化学系大学院生・研究者

 

内容

まさに名前の通り化学英語リスニングを鍛えるための書籍である。筆者は研究分野の一部を生化学分野にシフトしており、最近生化学関係の講演を聞くようになった。しかしながら、専門分野ならばほぼ問題はないが、同じ化学といえども分野の異なることで日本語でも理解していない内容を英語で聞くのはかなり難がある。そのため生化学の勉強とともに本書籍を購入した(正確には献本いただいた)。書籍とCD-ROMからなる本書籍は専門分野で最前線の研究者が作成した専門性の高い英文が取り扱われており、書籍はその内容の窓口にすぎない。CD-ROMには書籍に掲載されている英文や問題が収録されている。ここまでならば普通の英語書籍の化学版といったところであるが、スマホやタブレットでも使えるダンロードサービスがあり、どこでも英文やテキストを閲覧することができる。覚えておきたいキーワードやフレーズなどもピックアップされており、聞き流しとキーワードを覚えるだけでも使えるだろう。生化学の他にも有機化学と物理化学の3つが発売されている(関連書籍参照)。専門分野の講演を聴き始めた化学者ならば理解できると思うが、知っている単語やフレーズがでてくると、一挙にその講演に興味をもち理解が深まる。折角の講演を???もしくは睡眠時間にあてることなく理解するための一助となるだろう。

 

関連動画

 

関連書籍

 

 

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか
  2. 化学で「透明人間」になれますか? 人類の夢をかなえる最新研究15…
  3. 【書籍】『これから論文を書く若者のために』
  4. 天然物化学
  5. 2009年8月人気化学書籍ランキング
  6. 【書籍】タンパク質科学 生物物理学的なアプローチ
  7. Small Molecule Medicinal Chemist…
  8. 論文・学会発表に役立つ! 研究者のためのIllustrator素…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. シアノヒドリンをカルボン酸アミドで触媒的に水和する
  2. 桝太一が聞く 科学の伝え方
  3. ホウ酸団子のはなし
  4. 自動車排ガス浄化触媒って何?
  5. 大阪・池田 リチウム電池の実験中に爆発事故
  6. ケムステが文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞しました
  7. SHIPS uniform worksとのコラボ!話題の白衣「WHITECOAT」を試してみた
  8. その構造、使って大丈夫ですか? 〜創薬におけるアブナいヤツら〜
  9. 複雑なアルカロイド合成
  10. シビれる(T T)アジリジン合成

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)

概要分子が溶けた溶液に光を通したとき,そこから出てくる光の強さは,入る前の強さと比べて小さくなる…

活性酸素種はどれでしょう? 〜三重項酸素と一重項酸素、そのほか〜

第109回薬剤師国家試験 (2024年実施) にて、以下のような問題が出題されま…

産総研がすごい!〜修士卒研究職の新育成制度を開始〜

2023年より全研究領域で修士卒研究職の採用を開始した産業技術総合研究所(以下 産総研)ですが、20…

有機合成化学協会誌2024年4月号:ミロガバリン・クロロププケアナニン・メロテルペノイド・サリチル酸誘導体・光励起ホウ素アート錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年4月号がオンライン公開されています。…

日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました

3月28日から31日にかけて開催された,日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました.筆者自…

キシリトールのはなし

Tshozoです。 35年くらい前、ある食品メーカが「虫歯になりにくい糖分」を使ったお菓子を…

2つの結合回転を熱と光によって操る、ベンズアミド構造の新たな性質を発見

 第 608回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院 生命科学院 生命科学専攻 生命医…

スポットライトリサーチ まとめ【初回〜第200回まで】

ケムステの人気企画スポットライトリサーチ、2015 年に始まって以来、2024 年現…

【産総研・触媒化学融合研究センター】新卒・既卒採用情報

触媒センターでは、「個の力」でもある触媒化学を基盤としつつも、異分野に積極的に関…

Zachary Hudson教授の講演を聴講してみた

bergです。この度は2024年3月11日に東京大学本郷キャンパスにて開催されたBritish Co…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP