[スポンサーリンク]

ケムステニュース

「抗菌」せっけん、効果は「普通」…米FDA

トリクロサン米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は20日、「抗菌」をうたうせっけんや洗浄剤などの商品に、普通のせっけんを上回る感染症予防効果はないとする見解をまとめた。

 抗菌商品を販売する企業に対し、普通のせっけん以上の効き目があるとした根拠を示すよう求めている。

 委員会によると、細菌などが起こす感染症は、通常のせっけんと水による手洗いでかなり予防できるが、抗菌商品にそれを凌駕(りょうが)する特別な効果があるとは確認できなかったという。(引用:読売新聞)

 ちょっと驚きのニュースですね。抗菌剤としてよく使われているのはクロロフェノール系のトリクロサン(Triclosan)。この物質には確かに殺菌、抗菌作用がありますが、せっけんによる水洗いでほとんどの細菌は死んでしまうということです。

?

関連書籍

抗菌剤の科学―安全性と快適性を求めて

?

ここ数年、好評を博している抗菌剤、抗菌グッズ。その市場背景、需要動向、微生物の種類と人類との関係、抗菌剤の歴史、抗菌剤の種類と主な製法・効果・応用製品などについて、やさしく解説する。

抗菌剤の科学〈Part2〉クリーン&アメニティ

?

最近注目を集めている抗菌剤、抗カビ剤、抗菌グッズ。その世界的な市場背景、需要動向を解説し、無機・有機・天然抗菌剤・抗カビ剤の種類とその特徴、応用例や今後の開発動向などを概説する。



関連リンク

トリクロサン

?

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 不斉触媒研究論文引用回数、東大柴崎教授が世界1位
  2. 脱法ドラッグ、薬物3成分を初指定 東京都
  3. 2021年、ムーアの法則が崩れる?
  4. 国公立大入試、2次試験の前期日程が実施 ~東京大学の化学の試験を…
  5. エーザイ、抗てんかん剤「イノベロン」、ドイツなどで発売を開始
  6. 三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発
  7. ノーベル化学賞受賞者が講演 3月1日、徳島文理大学
  8. サイエンス・ダイレクトがリニューアル

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ユーコミン酸 (eucomic acid)
  2. メルク、途上国でエイズ抑制剤を20%値下げ
  3. 向かい合わせになったフェノールが織りなす働き
  4. 水と塩とリチウム電池 ~リチウムイオン電池のはなし2にかえて~
  5. 逆電子要請型DAでレポーター分子を導入する
  6. バートリ インドール合成 Bartoli Indole Synthesis
  7. クリス・クミンス Christopher C. Cummins
  8. 緑茶成分テアニンに抗ストレス作用、太陽化学、名大が確認
  9. 食品衛生関係 ーChemical Times特集より
  10. 酸と塩基のつとめを個別に完遂した反応触媒

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

元素手帳 2018

今年も残すところあと1ヶ月半となってきました。来年に向けて、そろそろアレを購入される方もいら…

シクロペンタジエニル錯体の合成に一筋の光か?

β-炭素脱離を用いるシクロペンタジエニル(Cp)錯体の新たな調製法が報告された。本法により反応系中で…

ルミノール誘導体を用いるチロシン選択的タンパク質修飾法

2015年、東京工業大学・中村浩之らは、ルミノール誘導体と鉄-ポルフィリン複合体(ヘミン)を用い、チ…

酵素触媒によるアルケンのアンチマルコフニコフ酸化

酵素は、基質と複数点で相互作用することにより、化学反応を厳密にコントロールしています。通常のフラ…

イオンの出入りを制御するキャップ付き分子容器の開発

第124回のスポットライトリサーチは、金沢大学 理工研究域物質化学系錯体化学研究分野(錯体化学・超分…

リチウムイオン電池の課題のはなし-1

Tshozoです。以前リチウムイオン電池に関するトピックを2つほど紹介した(記事:リチウムイ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP