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「不斉化学」の研究でイタリア化学会主催の国際賞を受賞-東理大硤合教授-

キラリティメダル東京理科大学理学部硤合教授が、平成17年9月11日にイタリア・パルマで開催される不斉化学に関する国際会議において、イタリア化学会主催の国際賞を受賞しました。

同賞は、左右対称な形の有機化合物を扱う不斉化学で優れた業績に贈られるもので、今回の受賞は、右手と左手のように構造が異なる光学異性体を効率的に作り分ける触媒の開発が評価されたことによるものです。

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硤合憲三キラリティメダル(Chirality Medal)受賞おめでとうございます!この賞は不斉に関する研究を行っている研究者のなかで最高の賞で、今まで日本人では、1995年に光学活性体の絶対立体配置決定法(励起子カイラリティ法)を開発したコロンビア大学の中西香爾をはじめ、2000年に不斉水素化反応を開発し2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治(現理研理事長)、2001年に光学活性高分子に関する研究で岡本佳男らが受賞しています。

海外では、野依さんと同年不斉酸化反応でノーベル化学賞を受賞したSharplss、不斉反応の非線形効果を提唱している、不斉反応の大御所のKaganなど有名人が数多く受賞しています。

(写真:硤合研究室HPより)

今回硤合教授は不斉自己触媒反応(Asymmetric automultiplication)を発見し、それらの分野を築いたことでの受賞です。詳しくは関連リンクをどうぞ。

関連書籍

キラル化学-不斉合成

Comprehensive Asymmetric Catalysis: Supplement 1

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関連リンク

不斉合成

硤合不斉自己触媒反応 Soai Asymmetric Autocatalysis

不斉触媒から不斉自己触媒へ (研究発表-寄稿論文-TCIメールNo.102)

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。
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