[スポンサーリンク]

ケムステニュース

酸素ボンベ爆発、男性死亡 

[スポンサーリンク]

10日午前9時50分ごろ、神奈川県横須賀市久里浜にある岩谷産業の横須賀ガスセンター敷地内で、液体酸素ボンベ1本が爆発した。巻き込まれた同社従業員一名が死亡した。県警浦賀署によると、ボンベは重さ約132キロで、屋外でボンベの洗浄などの作業中だった。同署が原因を調べている。(引用:産経ニュース9月10日)

 

化学実験では液体酸素ボンベを使うことはあまりありませんが、酸素をよく使う医療現場では使われているようです。液体酸素の危険性は、寒剤の使用前講習などでよく説明されている通り、液体酸素が有機物に触れると爆発します。この事件も、液体酸素に何らかの有機物が触れたことによる爆発の可能性が高そうです。

 

液体窒素を冷媒とした場合には、操作のミスにより液体酸素がトラップなどにたまる可能性が十分にあります。取り扱いには十分に注意すべきです。

関連書籍

[amazonjs asin=”4524230424″ locale=”JP” title=”人工呼吸器・麻酔器・酸素療法用機器・吸入療法用機器・医療ガスの安全 (ME早わかりQ&A)”] [amazonjs asin=”4904905202″ locale=”JP” title=”工業ガス用途のすべて「ガスアプリケーション」”]

 

関連リンク

 

Avatar photo

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. 2007年ノーベル医学・生理学賞発表
  2. 研究内容を「ダンス」で表現するコンテスト Dance Your …
  3. 芝浦工業大学 化学エネルギーのみで駆動するゲルポンプの機能を実証…
  4. 114番元素と116番元素の名称が間もなく決定!
  5. ウクライナ危機で貴ガスの価格が高騰、半導体業界も緊張高まる
  6. 第12回化学遺産認定~新たに3件を認定しました~
  7. 有機超伝導候補が室温超高速光応答材料に変身
  8. “クモの糸”が「ザ・ノース・フェイス」の…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 生きたカタツムリで発電
  2. ジボラン(diborane)
  3. 富士フイルムが医薬事業に本格参入
  4. 社会に出てから大切さに気付いた教授の言葉
  5. オートファジー特異的阻害剤としての新規Atg4B阻害剤の開発
  6. 芳香族求核置換反応で18Fを導入する
  7. 水素化トリ(sec-ブチル)ホウ素リチウム/ナトリウム/カリウム L/N/K-Selectride
  8. 酸素ボンベ爆発、男性死亡 
  9. 眞鍋 史乃 Manabe Shino
  10. Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2016年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP