[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

ヴィクター・アンブロス Victor Ambros

[スポンサーリンク]

ヴィクター・R・アンブロス(Victor R. Ambros(ニューハンプシャー生まれ), 1953年12月1日 – )は、アメリカの生物学者である。マサチューセッツ大学メディカルスクール教授。(写真:UMASS Medical School

経歴

1975-1976 マサチューセッツ工科大学がん中央研究所 Research Assistant(David Baltimore教授)
1976-1979 マサチューセッツ工科大学がん中央研究所 Graduate Research Assistant(David Baltimore教授)
同年 マサチューセッツ工科大学 博士研究員(H. Robert Horovitz教授)
1985-1988 ハーバード大学 助教授
1988-1992 ハーバード大学 准教授
1992-1996 ダートマスカレッジ 准教授
1996-2001 ダートマスカレッジ 教授
2001-2007 ダートマスメディカルスクール 教授
2008-現在 マサチューセッツ大学メディカルスクール 教授

受賞歴

2003 Newcomb Cleveland Prize
2006 ローゼンスティール賞
2006 Genetics Society of America Medal for Outstanding Contributions in the Past 15 Years
2006 Jack M. Buchanan Medal
2008 ガードナー国際賞
2008 ベンジャミン・フランクリン・メダル
2008 アルバート・ラスカー基礎医学研究賞
2008 トムソン・ロイター引用栄誉賞
2008 Warren Triennial Prize
2009 ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞
2009 ディクソン賞医学部門
2009 マスリー賞
2012 Dr. Paul Janssen Award for Biomedical Research
2013 Benvenuto Memorial Award
2013 慶應医学賞
2014 ウルフ賞医学部門
2014 グルーバー賞遺伝学部門
2015 生命科学ブレイクスルー賞
2016 March of Dimes Prize in Developmental Biology

研究概要

マイクロRNA(miRNA)の発見と機能解明

1993年に線虫にタンパク合成に関与しない短鎖RNAの存在を確認。lin-4遺伝子の産物がタンパク質ではなく、22塩基長程度の小さなRNAとして機能すること、そのRNAが標的mRNAに直接結合することで翻訳を抑制することを見いだした。

こういった20~25塩基程度のタンパク質コードに関与しない一本鎖RNAは、microRNA (miRNA)と呼称され、他の遺伝子発現を調節する機能を果たしている。ヒトの場合、既に2000種以上のmiRNAが同定されている。

現代では、miRNAの発現異常がガンや脳神経疾患を含む多くの病気に関連することも明らかになってきている。このためmiRNAの発現調整は、新たな創薬ターゲットになり得ると考えられている。

画像はDiscover Magazineより引用

画像はDiscover Magazineより引用

関連リンク

cosine

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ジョン・フレシェ Jean M. J. Frechet
  2. ペッカ・ピューッコ Pekka Pyykkö
  3. ジャンフェン・カイ Jianfeng Cai
  4. 宮坂 力 Tsutomu Miyasaka
  5. 赤﨑 勇 Isamu Akasaki
  6. 紫綬褒章化学者一覧 Medal with Purple Ribb…
  7. ガレン・スタッキー Galen D. Stucky
  8. 石谷 治 Osamu Ishitani

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 原油高騰 日本企業直撃の恐れ
  2. 製薬各社 2010年度 第1四半期決算を発表
  3. フェン・チャン Feng Zhang
  4. 【書籍】化学探偵Mr.キュリー2
  5. ヴィクター・スニーカス Victor A. Snieckus
  6. デニス・ホール Dennis G. Hall
  7. 林 雄二郎 Yujiro Hayashi
  8. ローランド・フィッシャー Roland A. Fischer
  9. 大学入試のあれこれ ①
  10. グラフェンの量産化技術と次世代デバイスへの応用【終了】

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

化学者のためのエレクトロニクス入門③ ~半導体業界で活躍する化学メーカー編~

bergです。化学者のためのエレクトロニクス入門のシリーズも3回目を迎えました。前回は電子回路を大き…

第101回―「高分子ナノ構造の精密合成」Rachel O’Reilly教授

第101回の海外化学者インタビューは、レイチェル・オライリー教授です。ケンブリッジ大学化学科に所属(…

大学院生になっても宿題に追われるってどないなんだが?【アメリカでPh.D.を取る–コースワークの巻–】

アメリカでの PhD 課程の1年目には、多くの大学院の場合, 研究だけでなく、講義の受講やTAの義務…

島津製作所 創業記念資料館

島津製作所の創業から現在に至るまでの歴史を示す資料館で、数々の発明品が展示されている。第10回化学遺…

研究テーマ変更奮闘記 – PhD留学(後編)

前回の記事では、私がPhD留学を始めた際のテーマ決めの流れや、その後テーマ変更を考え始めてからの教授…

ジョン・ケンドリュー John C. Kendrew

ジョン・コウデリー・ケンドリュー(John Cowdery Kendrew、1917年3月24日-1…

食品添加物はなぜ嫌われるのか: 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー

(さらに…)…

第100回―「超分子包接による化学センシング」Yun-Bao Jiang教授

第100回の海外化学者インタビューは、Yun-Bao Jiang教授です。厦門大学化学科に所属し、電…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP