[スポンサーリンク]

キャンペーン

【書籍】天然物合成で活躍した反応:ケムステ特典も!

[スポンサーリンク]

tennennbutukan.png

ついに2年以上の月日をかけて合成化学研究に必須の新指南書となるべき

「天然物合成で活躍した反応」?実験のコツとポイント

が発売になります!筆者も叩き上げから執筆、査読にお手伝いさせていただきました。

さて、本書の発売日は2011年9月30日で未だ発売されていないものですが、9月27日?9月29日大阪で開催される第53回天然有機化合物討論会において先行販売されることが決定致しました。特別価格での販売、さらに今回も出版社の化学同人に無理をいいましてケムステ読者様への特典もつけていただきました!

  • 天然物合成で活躍した反応ー実験のコツとポイントーの内容

有機合成化学協会編、B5・240ページ

定価:3800円(税抜き)

編集委員:菅敏幸、林雄二郎

選定委員:菅敏幸、林雄二郎、福山透、長澤和夫

査読委員:吉村文彦、山下修治、岡野健太郎、早川一郎、横島聡、庄司満、山口潤一郎、高橋圭介

本書は天然物合成で活躍した100の反応を取り上げ、1反応につき見開き2ページをさき、90以上の日本の合成化学者が各反応の実験項、試薬の調整法、合成への展開、反応の要点などを書き上げました。最も注目していただきたいのはかゆいところに手が届く「実験のコツやポイント」が本性には丁寧に記載されていることです。有機化合物の合成化学研究は研究室に所属し実験を真面目に行えばすぐにできるようにはなりますが、反応を自在に使いこなすといった点においては長い年月が必要です。そのような経験から得られた知識を惜しげもなく公開しています。主に掲載されている天然物合成については以前の有機合成化学協会の出版物である「天然物の全合成2000~2008」に掲載された化合物を選定しており、その合成に興味があれば簡単にアクセス可能です。さらに、それぞれのページには著者が記載されているので、本書を読んでもできなければ執筆者に直接コンタクトをとってもよいでしょう。

  • どんな人におすすめ?

対象は合成研究を始めた学生から現場の若手研究者まで、分野は天然物合成に限らず、有機化合物を化学合成している学生、研究者となります。同じフォーマットで様々な有用反応を取り上げられているのではじめから熟読するのもよし、必要に迫られて索引で検索して(詳細な索引が付いている)コツや要点をつかんで理解してから実験やるのもよし、まさに合成化学の指南書、バイブルとして役に立つのではないでしょうか。研究室に1冊、個人的にも1冊もってくと重宝すると思います。

 

tsukaikata_tennennbutsu.png

  • 天然有機化合物討論会での先行販売

前述しましたが、今年の天然有機化合物討論会会場にて先行販売されます。通常の定価は3,800円に消費税を加えると3,990円となりますが、会場で特別価格3,200円で入手可能です。発売は27日、28日の2日間のみなのでおはやめに!

  • ケムステ特典!

chemste_tennnenbutsu.png

 

できるかぎりお金のない学生にも手に渡るように最低価格を設定してありますので値引きは不可能でした。しかし、会場で書籍を購入の際にいつもどおり「ケムステを見た」といえば

 

1.元素生活クリアファイル、元素生活ポスター

2.一家に1枚周期表(A2判,第6版,根岸先生と鈴木先生が入っています!)

3.化学同人特製うちわ(先着40名様のみ)

 

がもらえます。対象者はこの天然物に活躍した反応ー実験のコツとポイントーのみだけでなく当日会場で販売している化学同人出版の書籍すべてです。ただし、うちわは先着40名様、他のものに関しても数に限りがありますのでなくなってしまった場合はご容赦ください。この元素生活ファイル、たまに化学同人から原稿等億られてくる際に入っているのですが、かわいいので学生に大人気!発売はされているらしいですが、限定的なのでぜひ手に入れて下さい。一家に一枚周期表も今年のノーベル賞を受賞した根岸英一先生と鈴木章先生が新しく入った第6版です。ネットでもダウンロードできますが、A2ポスターサイズの綺麗な周期表を手にいれてくださいね。必ず「ケムステで見た」ということを忘れずに!「Chem-Stationでみた」「ケムステでみたんですけど」「ケムステ特典お願いします」なんでもよいです。化学同人編集部の皆様ご協力ありがとうございます!

というわけで書籍のレビューと特別キャンペーンを紹介しました。良い書籍であると思いますので、ぜひ購入してみてくださいね。

ちなみに、大々的に宣伝させていただいていますが、今回の書籍、執筆者、編集委員を含めて、筆者にも誰にもこの書籍が何冊売れようと印税は入りません(献本は一冊頂けますが。)。すべては日本の有機合成化学の技術向上のための企画です。ですので、安心?してご購入くださいねw。

 

  • 関連リンク

有機合成化学協会:ぜひご入会を!

化学同人:本書及び化学系書籍の出版社。いつもお世話になっております。

静岡県立大学薬学部菅研究室;編集委員の一人である菅敏幸先生の主催する研究室。天然物合成道場や実験のコツなどを紹介してあり、本当にこの人合成化学が好きなんだなあと思わせるサイトになっています。

  • 関連書籍

 

天然物の全合成―2000‐2008(日本) 天然物の全合成―2000‐2008(日本)
有機合成化学協会化学同人
売り上げランキング : 483897

Amazonで詳しく見る

 

演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで 演習で学ぶ有機反応機構―大学院入試から最先端まで
有機合成化学協会化学同人
売り上げランキング : 217147

Amazonで詳しく見る

 

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 【書籍】「ルールを変える思考法」から化学的ビジネス理論を学ぶ
  2. ReadCubeを使い倒す(1)~論文閲覧プロセスを全て完結させ…
  3. 第99回日本化学会年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part…
  4. 【書籍】英文ライティングの基本原則をおさらい:『The Elem…
  5. ワイリーからキャンペーンのご案内 – 化学会・薬学会…
  6. 付設展示会に行こう!ー和光純薬編ー
  7. 「ラブ・ケミストリー」の著者にインタビューしました。
  8. 【ワイリー】日本プロセス化学会シンポジウム特典!

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. カリオフィレン /caryophyllene
  2. 電話番号のように文献を探すーRefPapers
  3. タウリン捕まえた!カゴの中の鳥にパイ電子雲がタッチ
  4. 1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート:1-Butyl-3-methylimidazolium Hexafluorophosphate
  5. アメリカ化学留学 ”立志編 ー留学の種類ー”!
  6. 製薬会社5年後の行方
  7. 光化学フロンティア:未来材料を生む有機光化学の基礎
  8. マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の基礎
  9. 分子機械を組み合わせてアメーバ型分子ロボットを作製
  10. 【書籍】「ルールを変える思考法」から化学的ビジネス理論を学ぶ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

十全化学株式会社ってどんな会社?

私たち十全化学は、医薬品の有効成分である原薬及び重要中間体の製造受託を担っている…

化学者と不妊治療

これは理系の夫視点で書いた、私たち夫婦の不妊治療の体験談です。ケムステ読者で不妊に悩まれている方の参…

リボフラビンを活用した光触媒製品の開発

ビタミン系光触媒ジェンタミン®は、リボフラビン(ビタミンB2)を活用した光触媒で…

紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ

健康食品 (機能性表示食品) に関する重大ニュースが報じられました。血中コレステ…

ユシロ化学工業ってどんな会社?

1944年の創業から培った技術力と信頼で、こっそりセカイを変える化学屋さん。ユシロ化学の事業内容…

日本薬学会第144年会付設展示会ケムステキャンペーン

日本化学会の年会も終わりましたね。付設展示会キャンペーンもケムステイブニングミキ…

ペプチドのN末端でのピンポイント二重修飾反応を開発!

第 605回のスポットライトリサーチは、中央大学大学院 理工学研究科 応用化学専…

材料・製品開発組織における科学的考察の風土のつくりかた ー マテリアルズ・インフォマティクスを活用し最大限の成果を得るための筋の良いテーマとは ー

開催日:2024/03/27 申込みはこちら■開催概要材料開発を取り巻く競争や環境が激し…

石谷教授最終講義「人工光合成を目指して」を聴講してみた

bergです。この度は2024年3月9日(土)に東京工業大学 大岡山キャンパスにて開催された石谷教授…

リガンド効率 Ligand Efficiency

リガンド効率 (Ligand Efficacy: LE) またはリガンド効率指数…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP