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学会風景2001 |
▼ 特別講演
「多様な天然生理活性物質の実勢的全合成と活性発言機構の解明」(早大理工 竜田邦明教授、28日)
平成12年度日本化学会賞を受賞された天然物の
竜田教授は本年度抗生物質の新しい化学合成法を開発に成功ている。ブドウ糖など安価な糖質を原料に使うのが特徴で、在来の化学合成や培養による製法に比べ、酵素や溶媒が不要になる利点がある。β(ベータ)-ラクタ
ム系とテトラサイクリン系と呼ぶ2種類の抗生物質の合成に成功した。工業生産に応用できるよう改良すれば、低コストで効率のよい製造が可能になるという。
「カルボニル化のための新戦略」(大阪府立総合科学 柳日馨教授、29日)
カルボニル基がとても有用なことは以前、トピックス「カルボニル」で相棒のボンビコールが簡単に説明した。一酸化炭素を導入しカルボニル化合物を合成する反応においては遷移金属触媒を使った反応が多く知られている。しかし、柳教授はその改良法ではない新しい方法論をラジカルカルボニル化という方向性で、遷移金属を必要としないカルボニル化反応を成功している。(I..Ryu,Chem.Soc.Rev.30(2001))
「ハイブリッド型天然物の合成研究」(東工大院理工 鈴木啓介教授 29日)
「無尽蔵」(東理大理 向山光昭教授 ,29日)
若い方々はいつも意欲を持って、次々と大切な問題を解明していくように努めて頂きたい。」「歴史があるから明日がある。個人、さらにグループの研究を通じて積み重ねた歴史は、必ず目的は達成出来るという信念につながり、如何なる場合にも自信をもって、次の研究に挑戦出来る。よい歴史を残していくことは研究者にとって大切なことである。」と語っておられました。(東京化成寄稿論文中でも同様なことを書いておられます。) 同教授の講演は300人近くが入れる教室で立ち見も入れないほど多くの方が聴いていました。
現在行われている研究の「スルフィンイミドイルクロリドを用いる新しいアルコール類の酸化反応」(図6)でSwern酸化に求められる厳密な反応温度の制御が必要なく、室温で長期間保存でき、取扱いが容易であるである酸化剤の話はとても興味があった。
図6 スルフィンイミドイルクロリドを用いるアルコール類の酸化反応
「力量にある有機合成に向けて」(名大理 野依良治教授 29日)
「最近の生物有機化学研究」(Columbia Unv. 中西香爾教授 30日)
中西香爾コロンビア大学化学科教授(Centennial Professor)は、名古屋大学、東京教育大学(現筑波大学)、東北大学を経て、現在の米国コロンビア大学で30年以上教鞭をとられています。教授は、150以上の生物活性天然物を単離、構造決定されたほか、発癌物質の物質レベルでの発癌メカニズムや、レチノイドを中心とした視覚研究など、生物有機科学においてのパイオニアです。構造決定の話と現在の研究内容を英語を交えながらお話になれました。
「ポリアセチレン研究1966-2000」(白川秀樹名誉教授 30日)
ノーベル化学賞受賞者の白川氏の講演である。最も大きい教室で行われたのだが、あまりにも人数が多く入場制限、写真撮影禁止の中行われ、残念ながらお聞きすることができなかった。
講演の行われた研究は最先端の研究であり、注目されている研究でもあるのでとても参考になった。
▼ 展示会・ポスター
以上簡単に年会の様子を紹介してみたが、ここに紹介したものは一部であり、実際は5000人近くの方が、発表、講演を行っている。実際私も、コンピュータ、 (2001.4.9 by ブレビコミン)
▼参考、関連文献 ・2001年(春)第79会春季年会 講演予稿集 日本化学会 ・季刊化学総説45「天然物の全合成」(日本化学会編) ・I..Ryu,Chem.Soc.Rev.30(2001)
▼関連リンク ・甲南大学 ・鈴木啓介教授/ハイブリッド型生理活性分子の高効率構築法の開発(PDF)/ハイブリッド合成技術の開発 ・向山光昭教授/制癌剤タキソールの不斉全合成 ・野依良治教授/文化勲章を受章/影響力の高い論文/ロジャー・アダムス賞授賞
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【用語ミニ解説】
1878年(明治11年)に創立され、120年以上の 歴史と伝統を持ち、会員約4万名を擁する日本最大の化学の学会。
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(写真:早稲田大学応用化学科より)
早稲田大教授。天然物合成の権威。4大抗生物質の全合成を達成したことで有名。
■遷移金属
周期表の3A〜7A、8および1Bに属する元素 。
■向山光昭教授
現北里大学教授(2005)。縮合・脱水反応の権威。向山アルドール反応、向山酸化、向山ラクトン化、向山酸化還元縮合反応
など多数の
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■中西教授
(写真:Pharmanex Macau)
長年にわたるイチョウ葉の研究によって、
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