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化合物太陽電池の開発・作製プロセスと 市場展開の可能性【終了】

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日時        : 2010年8月27日(金) 10:00~16:00
会場        : 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F 第3会議室
≪会場地図はこちら≫
受講料     :
(税込) 47,250円
 ⇒E-mail案内登録会員 44,800円
  ※資料・昼食付

申し込みはこちらをクリック!
講師        :第1部 CIS/CIGSや化合物太陽電池の高効率・薄膜化に向けた薄膜材料技術
  ≪10:00~12:00>>
東京理科大学 理工学部 講師 杉山 睦 氏
第2部 多接合型・集光型化合物太陽電池の開発と高効率化
  ≪12:45~14:15>>
豊田工業大学 大学院工学研究科 主担当教授 山口 真史 氏
【紹介】
国際科学会議・再生可能エネルギー国際専門家会議委員
国際太陽エネルギー学会・太陽電池部門長
科学技術振興機構(JST)・CREST「太陽光利用独創的クリーンエネルギー生成技術」研究総括
新エネルギー産業技術開発機構(NEDO)・高性能次世代太陽光発電技術開発・プロジェクトリ-ダー
第3部 国内の化合物太陽電池の市場動向と一般市場への用途展開
  ≪14:30~16:00>>
(株)ホンダソルテック 営業開発室長 松本 秀一 氏
講演内容  :第1部 CIS/CIGSや化合物太陽電池の高効率・薄膜化に向けた薄膜材料技術
<趣旨>
 Cu(In、Ga)Se2(CIGS、CIS)を代表とする化合物薄膜太陽電池は、既に市場に出荷されているものの、作製時の問題を多く抱えているため、広く普及していないのが現状である。本セミナーは、CIGS薄膜および太陽電池の基礎から現状を解説し、問題点を整理するとともに、CIGS太陽電池を「早く・安く・簡単に」作製するための材料技術など、これからビジネス展開するために必要なアイデアを紹介する。
1.化合物太陽電池について -半導体材料の選択-
2.CIS/CIGS太陽電池の現状と課題
 2.1 CIS/CIGS薄膜/太陽電池とは
 2.2 研究・開発の歴史
 2.3 CIS/CIGS薄膜/太陽電池の特徴・利点
 2.4 CIS/CIGS太陽電池の作製法と問題点
 2.5 国内外のCIGS太陽電池メーカーの動向
3.CIS/CIGS太陽電池の新規作製プロセス
 3.1 フレキシブル基板上へのCIGS太陽電池の作製
 3.2 印刷技術を用いたCIGS太陽電池の作製
 3.3 脱Cd技術を用いたCIGS太陽電池の作製
 3.4 pn接合部以外の新規材料・プロセス技術
4.まとめ -CIS/CIGS太陽電池の将来性-
  □質疑応答・名刺交換□
第2部 多接合型・集光型化合物太陽電池の開発と高効率化
<趣旨>
 2008年7月に北海道・洞爺湖で開催されたG8サミットでも議論されたように、地球温暖化は確実に進行しかつ深刻になりつつある。こうした中、太陽電池を用いた太陽光発電システムは、深刻化する地球環境問題やエネルギー問題を解決する手段として、世界中から大きな期待が寄せられている。ドイツの気候変動諮問会議がまとめた「2100年の世界エネルギービジョン」によれば、2100年には、世界のエネルギーの7割が太陽(光)発電で賄われるだろうと予想されている。
 こうした大きな期待や人類文明の維持発展への貢献のためには、太陽光発電に関するさらなる研究開発を含めて色々な努力が必要なことは言うまでもない。特に、集光型太陽電池モジュールは、2030年には40GWと、世界の太陽電池モジュール生産量の1/3を占めることが期待されている。本稿では、将来の大規模太陽光発電として期待されている多接合型・集光型太陽電池の要素技術、欧効率化および低コスト化の研究開発動向、応用分野を述べると共に、将来展望について私見を述べさせていただく。
1.太陽電池の高効率化の必要性
2.多接合型太陽電池の高効率化の可能性
3.多接合型太陽電池の高効率化の動向
4.多接合型太陽電池の宇宙用太陽電池応用
5.集光型太陽電池の低コスト化の可能性
6.集光型太陽電池の高効率化の動向
7.集光型モジュールの要素技術
 7.1 光学系
 7.2放熱設計
 7.3 モジュール化
 7.4追尾系
8.集光式太陽光発電の現状
9.集光型太陽電池の応用分野
 9.1 大規模発電
 9.2 農業応用
 9.3 自動車応用
10.今後の展望
  □質疑応答・名刺交換□
第3部 国内の化合物太陽電池の市場動向と一般市場への用途展開
<趣旨>
 Jpec補助金の導入や固定電力買取制度の開始により、住宅向けの国内市場が活性化している。従来の結晶シリコン系太陽電池に対し、新素材である化合物太陽電池の市場状況を設置導入例をもとに解説する。
 また、Hondaの太陽電池開発史をもとに、現在のHonda化合物太陽電池モジュールの特徴を紹介するとともに、今後の化合物太陽電池商品について市場展望を示す。
1.国内市場動向
 1.1 国内・海外市場導入状況(住宅用、産業用)
 1.2 Honda太陽光発電導入例(Honda事業所、甲子園)
2.Honda太陽電池の開発経緯
 2.1 ソーラーカーから化合物太陽電池開発まで
3.Honda太陽電池モジュールの特徴
 3.1 CIGS太陽電池の特徴
 3.2 Honda製太陽電池モジュールの特徴(全並列接続)
4.化合物太陽電池の市場展望
 4.1 発電性能向上
 4.2 将来アプリケーション例(水素ステーション)
  □質疑応答・名刺交換□
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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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