[スポンサーリンク]

archives

塩化インジウム(III):Indium(III) Chloride

[スポンサーリンク]

インジウム触媒によるニトリルの水和反応

Kimらは,インジウム触媒を用いたニトリルの水和反応によるアミド合成を報告しています。それによれば,水のかわりにアセトアルドキシムを用い,触媒量のInCl3の存在下でニトリルと反応させることにより,高収率でアミドを得ることができます。また,この反応を応用することにより,アルドキシムからアミドへのワンポット合成も可能です。

“An efficient InCl3-catalyzed hydration of nitriles to amides: acetaldoxime as an effective water surrogate”

E. S. Kim, H. S. Lee, S. H. Kim, J. N. Kim, Tetrahedron Lett. 2010, 51, 1589. DOI: 10.1016/j.tetlet.2010.01.063

1-s2.0-S0040403910001115-fx1

An efficient InCl3-catalyzed hydration protocol of nitriles to amides was developed. The reaction was carried out in toluene at refluxing temperature with the aid of acetaldoxime as an effective water surrogate to produce amides in high yields.

 

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 【第48回有機金属化学セミナー】講習会:ものづくりに使える触媒反…
  2. ネオジム磁石の調達、製造技術とビジネス戦略【終了】
  3. 進化する高分子材料 表面・界面制御 Advanced:高分子鎖デ…
  4. SelectfluorR
  5. Xantphos
  6. トリメトキシフェニルシラン:Trimethoxyphenylsi…
  7. tert-ブチルメルカプタン:tert-Butyl Mercap…
  8. はてブ週間ランキング第四位を獲得

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 貴金属触媒の活性・硫黄耐性の大幅向上に成功
  2. 「魔法の水でゴミの山から“お宝”抽出」
  3. 三中心四電子結合とは?
  4. 研究内容を「ダンス」で表現するコンテスト Dance Your Ph.D.
  5. d8 Cu(III) の謎 –配位子場逆転–
  6. 有機合成で発生する熱量はどのくらい?EasyMax HFCal
  7. ナイロンに関する一騒動 ~ヘキサメチレンジアミン供給寸断
  8. 連鎖と逐次重合が同時に起こる?
  9. F. S. Kipping賞―受賞者一覧
  10. 液体キセノン検出器

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

実験条件検討・最適化特化サービス miHubのメジャーアップデートのご紹介 -実験点検討と試行錯誤プラットフォーム-

開催日:2023/12/13 申し込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の…

カルボン酸β位のC–Hをベターに臭素化できる配位子さん!

カルボン酸のb位C(sp3)–H結合を直接臭素化できるイソキノリン配位子が開発された。イソキノリンに…

【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発

第584回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)

NARDでの業務は、「研究すること」。入社から、30代・40代・50代……

書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人

人事担当者は面接に進む人、進まない人をどう判断しているのか?転職活動中の方から、…

期待度⭘!サンドイッチ化合物の新顔「シクロセン」

π共役系配位子と金属が交互に配位しながら環を形成したサンドイッチ化合物の合成が達成された。嵩高い置換…

塩基が肝!シクロヘキセンのcis-1,3-カルボホウ素化反応

ニッケル触媒を用いたシクロヘキセンの位置および立体選択的なカルボホウ素化反応が開発された。用いる塩基…

中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで…

アゾ重合開始剤の特徴と選び方

ラジカル重合はビニルモノマーなどの重合に用いられる方法で、開始反応、成長反応、停止反応を素反応とする…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP