[スポンサーリンク]

archives

トリフルオロ酢酸パラジウム(II) : Palladium(II) Trifluoroacetate

[スポンサーリンク]

P1870.gif

パラジウム触媒によるアセトアニリドのC‐H結合の直接活性化とアルデヒドを用いたオルトアシル化反応

WangとLiらは,パラジウム触媒によるC‐H結合の直接活性化を経由する,アルデヒドを用いたアセトアニリドのオルトアシル化反応を報告しています。本報告によれば,tert-ブチルヒドロペルオキシドの存在下,Pd触媒としてPd(OCOCF3)2を使用したときに最も良い結果が得られています。この理由として,Pd(OCOCF3)2はPd(OAc)2に比べてPd(II)カチオンとCF3CO2-アニオンに容易に解離することで高いカチオン性Pd(II)中間体を与えると考えられています。さらに,本反応の中間体と予想されるパラダサイクル形成に有効に働くものと推定されています。

C. Li, L. Wang, P. Li, W. Zhou, Chem. Eur. J. 2011, 17, 10208.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. アルミニウム-ポルフィリン錯体を用いる重合の分子量制御
  2. カルノシン酸 : Carnosic Acid
  3. 亜鉛トリフラート触媒:Zinc Triflate
  4. メルクがケムステVシンポに協賛しました
  5. 色素増感太陽電池の 実用化に向けたモジュール製造/セル作製技術【…
  6. イソプロポキシボロン酸ピナコール:Isopropoxyboron…
  7. 1-フルオロ-2,4,6-トリメチルピリジニウムトリフルオロメタ…
  8. tert-ブチルメルカプタン:tert-Butyl Mercap…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ブレデレック ピリミジン合成 Bredereck Pyrimidine Synthesis
  2. 昇華の反対は?
  3. チャップマン転位 Chapman Rearrangement
  4. 化学・バイオつくば財団賞:2研究が受賞 /茨城
  5. 光照射によって結晶と液体を行き来する蓄熱分子
  6. Nature Chemistry:Research Highlight
  7. 創造化学研究所、環境負荷の少ない実証ベンチプラント稼動へ
  8. Heterocyclic Chemistry
  9. 第109回―「サステイナブルな高分子材料の創製」Andrew Dove教授
  10. リン酸アルミニウムを飲んだら爆発?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

アメリカ大学院留学:卒業後の進路とインダストリー就活(3)

前回・前々回の記事では、アメリカのPhD取得後の進路について、一般的な進路やインダストリー就活の流れ…

リンだ!リンだ!ホスフィン触媒を用いたメチルアミノ化だ!

有機リン触媒とアリールボロン酸を用いたニトロメタンの還元的C–Nカップリング反応が報告された。本手法…

化学者のためのエレクトロニクス講座~次世代の通信技術編~

このシリーズでは、化学者のためのエレクトロニクス講座では半導体やその配線技術、フォトレジストやOLE…

第132回―「遷移金属触媒における超分子的アプローチ」Joost Reek教授

第132回の海外化学者インタビューはジュースト・リーク教授です。アムステルダム大学ファント・ホッフ分…

位置多様性・脱水素型クロスカップリング

第281回のスポットライトリサーチは、菅原真純 博士にお願いしました。菅原さんは理化学研究所…

エノールエーテルからα-三級ジアルキルエーテルをつくる

α-オキシラジカルを経るエノールエーテルのa位官能基化が開発された。種々のアルキルエノールエーテルと…

アメリカ大学院留学:卒業後の進路とインダストリー就活(2)

前回の記事では、アメリカのPhD取得後の進路について、一般的な進路や就活を始める時期について紹介しま…

【第11回Vシンポ特別企画】講師紹介③:大内 誠 先生

今回の記事では、第11回バーチャルシンポジウム「最先端精密高分子合成」をより楽しむべく講師の一人であ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP