[スポンサーリンク]

一般的な話題

えれめんトランプをやってみた

[スポンサーリンク]

「えれめ~んとっ!」

いえいえ。気が狂ったわけではありません(笑)。これは、4月5日に化学同人から発売予定の元素を題材にしたカードゲーム「えれめんトランプアガる直前に宣言する言葉なのです。

先日、これを研究室のメンバーとやってみたので、ここで報告致します!

[amazonjs asin=”B004TOMLUU” locale=”JP” title=”えれめんトランプ”]

elementrump1.png

そもそも、えれめんトランプって何??って思われた方もいらっしゃると思いますので、その紹介から。

えれめんトランプとは、

elementrump2.png
元素(エレメント)カード112枚と,素粒子カード28枚からなる,140枚のカードセット.トランプやUNOのようなルールで楽しく遊ぶことができます. 京都で誕生したえれめんトランプは,カードの表面に「一家に1枚周期表」のきれいな写真と解説が載っています。(化学同人 HPより抜粋)

 

紹介文にもあるように、基本的なルールはUNOと一緒です。UNOで重要になってくるのは色と数字ですが、えれめんトランプでは原子番号、同族、同周期といった我々化学者にとって馴染みの数字がポイントになってきます。詳しいルールについては動画での解説があります。

 

実際にやってみた感想としては・・・思った以上に楽しい♪

  •  うむ。場にあるカードは常温で気体のヘリウムだから、次は窒素が出せるはず!
  •  よしっ、炭素、窒素、酸素の同時出しで、三枚減った?♪
  •  むむっ。これはハロゲン切りの流れ?次のターンで塩素をきって上がりだ!

 

ルールを覚えることで、どの元素がどの仲間なのかや、各々の性質などを化学者でなくとも楽しく覚えることができると思います。不思議な記号でしかなかった元素(記号)を、より身近に感じることができるゲームなんじゃないかなと感じました。

なお、えれめんトランプは一種類のゲームだけでなく「えれめんじゃん」(麻雀のようなゲーム)や「周期表ならべ」などの複数のゲームが楽しめるようです。化学屋としてはもう少し元素の説明が詳しかった方がよいですが、これはこれでよいでしょう。それぞれの研究室でなじみのある化学トークで独自ルールを開発してもいいのではないでしょうか。

皆さんも研究室旅行や飲み会中のゲームに、このえれめんトランプを導入してみてはどうですか??もちろん子供も楽しめます(*対象年齢12歳以上)

elementrump4.png

結構はまってしまう学生たち。

 

関連商品

[amazonjs asin=”B00689O2ZG” locale=”JP” title=”ケミストリークエスト”][amazonjs asin=”B004TOMLUU” locale=”JP” title=”えれめんトランプ”]

 

外部リンク

Avatar photo

carbene

投稿者の記事一覧

博士見習い。専門は分子触媒化学。化学史や反応や現象の成り立ちに興味がある。夢は化学を熱く語ることができるサイエンスライター。

関連記事

  1. 僕がケムステスタッフになった三つの理由
  2. PdとTiがVECsの反応性をひっくり返す?!
  3. 化学と権力の不健全なカンケイ
  4. 三中心四電子結合とは?
  5. 電気化学の力で有機色素を自在に塗布する!
  6. 化学者の単語登録テクニック
  7. 放線菌が生産するアベナルミ酸生合成において、ジアゾ化とヒドリド転…
  8. オルガネラ選択的な薬物送達法:①細胞膜・核・ミトコンドリアへの送…

注目情報

ピックアップ記事

  1. えれめんトランプをやってみた
  2. 米FDA、塩野義の高脂血症薬で副作用警告
  3. フルオロシランを用いたカップリング反応~ケイ素材料のリサイクルに向けて~
  4. 製品開発職を検討する上でおさえたい3つのポイント
  5. 肝はメチル基!? ロルカセリン
  6. 元素戦略 Element Strategy
  7. スナップタグ SNAP-tag
  8. 性フェロモン感じる遺伝子、ガで初発見…京大グループ
  9. 化学のためのPythonによるデータ解析・機械学習入門
  10. 「文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり」シリーズ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年3月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP