[スポンサーリンク]

一般的な話題

Googleマイマップを持って学会に出かけよう!

すでに今年も6分の1が終わってしまいましたね・・・そしてやってきました3月は学会シーズンです!

日本化学会の年会も京都にて予定されております。今年もケムステイブニングミキサーの企画もありますので、ぜひ皆様ご参加下さい。薬学会は横浜、農芸化学会は札幌でほぼ同じような時期に大会が開催されますね。

さて、地方に行く機会も増えるこのシーズンですが、最近はスマホを持って行けば地図も、乗り換え案内も楽々なので、ろくに下調べもしないで突撃する方も多いかと思います。そこで、今回はケムステ大人気コンテンツの化学地球儀をスマホでスマートに使う方法を伝授したいと思います。知ってる方は知っているやり方ですが、Google Mapのマイマップを活用する方法です。化学地球儀を眺めながら、学会の休憩時間に化学にまつわる場所を訪れて、ひと味違った旅はいかがでしょうか?

 

実を申しますと筆者はスマホをつい最近まで持っておらず、その代わりタブレットとガラケーを持ち歩いていました。しかし、世の流れには勝てずスマホを購入してみると、なんとケムステ大人気コンテンツの化学地球儀の表示に難儀するではありませんか!

今の今まで気づきませんでした。さぞ皆様にはご不便をおかけしたことと思います。申し訳ございませんでした。

GM_11

 

なぜ気付かなかったかというと、タブレットでは快適だったからです。iPadをお持ちの方はこちらで化学地球儀(Google My Maps)にアクセスしてみましょう。すると上のような画面になりますね。そこには化学地球儀の各ポイントがびっしりと表示されておりますが、ここからお目当てを探すのは困難です。そこで、下の方にある「化学地球儀-Chem-Station-」というところをタップすると、地図のリストが表示されます。「他ほにゃらら個」のところをタップすれば全てのリストが展開されますので、お目当てのスポットをタップしましょう。すると、地図、説明、画像(登録があれば)が表示されます。画像はサムネイルですので、サムネイルをタップすればフルの画像が表示されます。

GM_12

iPadでは横向きでの使用がgood!

説明文中のリンクも使えるぞ!

ということでiPadのようなタブレットの場合はSafariで全ての操作ができてしまい大変便利です。筆者はこれを使っておりましたが、iPhoneのSafariやAndroidのChromeではそうはいかないようですね。

GM_10

iPhoneのSafariによる化学地球儀の画面

白い四角をクリックすると化学地球儀全体が表示されます

では実際にスマホで試してみましょう。まずはどれでも結構ですので、化学地球儀の記事を表示してみます。そして中頃にあるGoogle Mapの埋め込みの右上にある白い四角のようなところをタップします。するとiPadとは動作が異なり、Google Mapアプリに遷移してしまいます。

実は以前のGoogle Mapアプリは化学地球儀のようなマイマップを表示できませんでした。昨年のアップデートでようやく対応してくれましたので、スマホでもマイマップが使えるようになったのです。というわけで、まあこれでも近くにあるスポットを探すぶんにはなんの問題もなくなったわけです。しかし、スマホ版Google Mapアプリによるマイマップ表示にはいくつかの制約があります。

まず、地図の凡例を表示してスポットのリストは出せますが、そのスポットをタップしても地図上のスポットに移動してくれません。スポットの情報を得るためには実際に地図上のアイコンをタップする必要があります。これではびっしり埋まった化学地球儀のスポットをかきわけてお目当てを探るしかありません。不便です。

というわけで、なんとかスマホで化学地球儀をヌルヌル使う方法がないかを調べてみまして、一応の解決法が見つかりました。皆様もまずは下準備として、パソコンGoogleアカウントをご準備下さい。

 

PCでの操作ーマイマップのインポートまで

この方法は化学地球儀だけではなく、その他のマイマップにも適用可能ですので、何か観光地やツーリングマップなどを持ち出すのにも使えます。色々なサイトで既出の方法ですので、オリジナルのマイマップもお試しください。

まず、化学地球儀をPCのブラウザで表示しましょう。

GM_1

表示される赤い帯にある上の図の白丸三点をクリックします。

GM_2

出てきたメニューから「KMLにエクスポート」を選択すると、上のようなダイアログが現れます。ここでは左側のリストで保存したいマップ(のレイヤー)を選択することができます(上では化学地球儀のみを選択)。二つのチェック項目がありますが、いずれもチェックせずOK」をクリックして下さい。すると「化学地球儀.kmz」というファイルを保存するか聞かれますので保存しましょう。ここでKMLファイルとしてエクスポートすると、化学地球儀で使用しているようなカスタムアイコンの情報は消えてしまいます。たいして容量は変わりませんのでKMZ形式をお勧めいたします。

 

次にGoogleのアカウントにログインしておき、こちらのリンクからGoogleマイマップにアクセスしてください。するとマイマップへようこそという表示が出てきますので、「新しい地図を作成」をクリックしましょう。

GM_3

左上の「無題の地図」をクリックすれば名称を変更可能ですので、「化学地球儀」に変更します(当然他の名称でも構いません)。次に、「インポート」をクリックし、先ほど保存した「化学地球儀.kmz」ファイルをウインドウにドラッグアンドドロップもしくは、パスを指定して読み込ませます。少し時間はかかりますが、ブラウザに化学地球儀が表示されれば準備は終了です。

 

iPhoneでの操作-GMapToolsを使ってみる

 

ここからはスマホでの操作になります。機種により多少異なるかもしれませんがご容赦下さい。

スマホでGoogleマイマップを表示したり、編集したりするアプリはいくつかあるようです。Androidは持っていないので申し訳ございませんが、Googleマイマップというアプリがあるそうで、そちらで恐らく同じようなことができるのだと思います。しかし筆者のがiPhoneなので、ここではiPhoneのアプリとして無料のGMapToolsを使ってみたいと思います。というわけで最初にApp StoreでGMapToolsをダウンロードしておいて下さい。

GM_13

次にGoogle Mapアプリを起動し、上の方の検索窓の左側にある「横三本線」をタップします。

GM_4

すると上のようなリボンが左から出てきますので、「マイプレイス」をタップします。

GM_5

そこには先ほどPCでインポートした地図が表示されるはずですので、そのマップをタップします。これでGoogle Mapで化学地球儀をいつでも見れるようになりました。

GM_6

アイコンをタップすれば説明が読めます

 

地図を拡大してアイコンをタップすれば、その説明を見ることができます。アイコンの説明を下からスワイプすれば写真なども見ることができますのでご利用下さい。化学地球儀を終了したい時は地図をタップしたあとに表示される右下のスライドボタンか、凡例を表示させた後に「×閉じる」をタップすることで通常のGoogle Mapに戻ります。

 

次に、いよいよGMapToolsの出番です。

GM_7

GMapToolsを初めて起動するとGoogleマイマップと同期するか聞かれますので、「インポートする」を選びましょう。

GM_8ここでインポートしたいマップ(ここでは化学地球儀)をチェックして「インポート開始」をタップします。以上で終了になります。

図は全てiPhoneを横向きにしたものですが、縦でも当然使えます(ちょっと表示が厳しいかも)。右側にあるリストをスワイプして送ることもできますし、一番右の「i」をタップすればその地点の説明や写真なども見ることができます。

GM_9

リストをパラパラと流してお目当てのスポットを探そう!

 

ただ一つ不満があるとすれば、説明文の中にあるハイパーリンクが無効になってますので、そのポイントのサイトなどへ直接ジャンプできないことです。iPad版Safariによるマイマップでは実現しておりますので、このへんの機能が将来的に実装されると嬉しいですね。また、化学地球儀自体はちょくちょく更新されて行きますが、インポートしたデータは自動では更新されないというのも欠点でしょうか。逆に一度インポートした化学地球儀は皆さんのデータとなりますので、いくらでもカスタマイズしていただけます。ご自身のスポットを追加するもよし、興味のないスポットを削除するも自由です!

 

いずれにしましても、マイマップを活用して素敵な学会出張ライフをお楽しみ下さい!

 

関連書籍

The following two tabs change content below.
ペリプラノン

ペリプラノン

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。
ペリプラノン

最新記事 by ペリプラノン (全て見る)

関連記事

  1. 尿はハチ刺されに効くか 学研シリーズの回顧
  2. メリークリスマス☆
  3. 有機反応を俯瞰する ー縮合反応
  4. 研究者版マイナンバー「ORCID」を取得しよう!
  5. ケムステ新コンテンツ「化学地球儀」
  6. 異分野交流のススメ:ヨーロッパ若手研究者交流会参加体験より
  7. ボリルメタン~メタンの触媒的ホウ素化反応
  8. アンモニアがふたたび世界を変える ~第2次世界大戦中のとある出来…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. モヴァッサージ脱酸素化 Movassaghi Deoxigenation
  2. 亜鉛クロロフィル zinc chlorophyll
  3. 博士課程の夢:また私はなぜ心配するのを止めて進学を選んだか
  4. 微生物細胞に優しいバイオマス溶媒 –カルボン酸系双性イオン液体の開発–
  5. 小林製薬、「神薬」2種類を今春刷新
  6. as well asの使い方
  7. スイス医薬大手のロシュ、「タミフル」の生産能力を増強へ
  8. 第二回触媒科学国際シンポジウム
  9. ご注文は海外大学院ですか?〜選考編〜
  10. スルホキシド/セレノキシドのsyn-β脱離 Syn-β-elimination of Sulfoxide/Selenoxide

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

二重可変領域抗体 Dual Variable Domain Immunoglobulin

抗体医薬はリウマチやガンなどの難治性疾患治療に有効であり、現在までに活発に開発が進められてきた。…

サイエンスイングリッシュキャンプin東京工科大学

産業のグローバル化が進み、エンジニアにも国際的なセンスや語学力が求められているなか、東京工科大学(東…

特定の場所の遺伝子を活性化できる新しい分子の開発

ついにスポットライトリサーチも150回。第150回目は理化学研究所 博士研究員の谷口 純一 (たにぐ…

出光・昭和シェル、統合を発表

石油元売り2位の出光興産と4位の昭和シェル石油は10日、2019年4月に経営統合すると正式に発表した…

天然物の全合成研究ーChemical Times特集より

関東化学が発行する化学情報誌「ケミカルタイムズ」。年4回発行のこの無料雑誌の紹介をしています。…

「アジア発メジャー」狙う大陽日酸、欧州市場に参入

大陽日酸は北米に次ぐ成長が見込める欧州市場に参入を果たす。同業の米プラクスエアが欧州で展開する産業ガ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP