[スポンサーリンク]

ケムステニュース

ナフサ、25年ぶり高値・4―6月国産価格

naptha.jpg
?

プラスチックなど石油化学製品の基礎原料であるナフサ(粗製ガソリン)の4―6月期の国内取引価格が30日決まり、1―3月期に比べ9000円(18%)高い1キロリットル5万7800円(速報値)と25年ぶりの高水準となった。アジアでの需要拡大を背景に、需給の引き締まり感が強まった(引用:日本経済新聞)。

ナフサの価格がなんと5万7800円と急騰いたしました。25年間で最高の水準です。とはいっても物価が上がっているので正確には最高の水準ではないかもしれませんが、原油の高騰により、ナフサの高騰も再び始りました。

 例えばトイレットペーパーや洗剤などが起こった第一次石油危機付近(1975年前後)のナフサ価格は30000円弱、さらに第二次石油危機が起こった1979年前後が6万円付近であり、1980年の第二四半期に60,000円を付けてからそれ以後5万円台すら記録したことがありませんでした。その後1998年に12000円台と最安値をつけたのち、2004年から中国での石油需要増加予測や地政学的リスクを背景にした原油先物市場における思惑買いに端を発した、原油の高騰により、ナフサも高騰しています。

 物価が1970年代の1.8倍~2.0倍前後に上がっているため、なんとも比較はできないですが、簡単にいえば、あともう少し価格が上昇すると第一次石油危機並になるようです。一大事ですね。

  • 関連リンク

ナフサ価格

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 化学グランプリ 参加者を募集
  2. 名大・山本名誉教授に 「テトラへドロン賞」 有機化学分野で業績
  3. 住友化学、液晶関連事業に100億円投資・台湾に新工場
  4. 駅トイレ光触媒で消臭
  5. 化学者のランキング指標「h-index」 廃止へ
  6. リピトールの特許が切れました
  7. 170年前のワインの味を化学する
  8. パーキンソン病治療の薬によりギャンブル依存に

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. サン・タン San H. Thang
  2. 医薬各社、アルツハイマー病薬の開発進まず
  3. 日本酸素記念館
  4. ぼくらを苦しめる「MUST (NOT)」の呪縛
  5. 研究活動の御用達!PDF加工のためのクラウドサービス
  6. 東レ、ナノ構造制御技術を駆使した半導体実装用接着シートを開発
  7. 炭酸ビス(ペンタフルオロフェニル) : Bis(pentafluorophenyl) Carbonate
  8. なぜ青色LEDがノーベル賞なのか?ー性能向上・量産化編
  9. 透明なカニ・透明な紙:バイオナノファイバーの世界
  10. 【速報】2015年ノーベル生理学・医学賞ー医薬品につながる天然物化学研究へ

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

太陽ホールディングスってどんな会社?

私たち太陽ホールディングスグループは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器やデジタル家電、車載用電…

「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ

「環境省・経済産業省の指示により、エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ」と偽り、地球環…

効率的に新薬を生み出すLate-Stage誘導体化反応の開発

今回紹介する論文は、Late-Stage-Functionalizationの手法を開発し、新規薬剤…

「次世代医療を目指した細胞間コミュニケーションのエンジニアリング」ETH Zurich、Martin Fussenegger研より

海外留学記第22回目はETH ZurichのDepartment of Biosystems Sci…

チャン転位(Chan Rearrangement)

概要アシロキシエステルに対して塩基を作用させることで、転位を伴い2–ヒドロキシケトエステルを与え…

卓上NMR

卓上NMR (Benchtop NMR)とは、通常のNMRよりも小型で、専用の部屋を必要としないNM…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP