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ケムステしごと

サステナブル社会の実現に貢献する新製品開発

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味の素ファインテクノ社が開発し、これから事業に発展して、社会に大きく貢献する製品開発を2つ紹介します。

1つ目は導電性接着剤です。

10年前は多くの人が手にしていなかったスマートフォン。今では1人で複数台持つこともあり、私生活でも仕事でも重要な機能を持った端末となりました。カメラも複数台搭載し、一眼レフかと思うような画像を私たちに届けてくれます。そのカメラのキーとなる部分に広く使われているのが、当社が開発した導電性接着剤です。導電粒子をメディアとなる樹脂に如何に多く充填・分散するかが1つ目のハードルで、粒子表面のChemistryを徹底的に突き詰め、そして、プラスチックが変形しない低温で硬化させる反応機構を開発し、それら2つを融合することでこの開発を成功させました。

2つ目は磁性材料です。

半導体に電力を供給・制御する部品に使用される材料です。高速、大容量となっていく半導体は、消費電力の増加が著しく、半導体の性能を維持しつつ消費電力を如何に下げるかが大きな社会課題となっています。この課題解決に大きく貢献していくのがこの磁性材料です。開発のキーは、導電性接着剤によく似ており、磁性粒子を如何に多くメディアに充填・分散するか、次に特性を維持しつつ、如何にお客様の生産プロセスで使い易い性状に仕上げるかでした。

これら2つの開発の成功に共通することは、お客様に深く寄り添い、お客様の要求に高速に応え、課題を解決していったことです。我々は、この開発の仕組みを「高速開発システム」と称し、研究開発、技術開発に携わる1人1人が日々の業務で実践しています。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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