[スポンサーリンク]

ケムステニュース

東芝:新型リチウムイオン電池を開発 60倍の速さで充電

[スポンサーリンク]

東芝は、1分間で容量の80%まで充電できる新型リチウムイオン電池を開発した。従来のリチウム電池に比べて60倍以上のスピードで充電が可能で、フル充電まででも数分でOK。電気自動車やハイブリッド車、情報家電などへの応用を目指し、06年中の製品化を目指している。

 リチウム電池は小型で大容量だが、一般的に電極に使われている炭素系の材料では、急速充電すると劣化してしまう。新型電池は炭素系材料の代わりに金属系の超微粒子を使い、高い充電性能を初めて実現した。


 充放電を1000回繰り返しても、容量が1%しか低下しないなど、寿命が長い利点もあるという。(引用:毎日新聞)


関連書籍



リチウムイオン二次電池の話―ポピュラー・サイエンス


ノートパソコンや携帯電話、ビデオカメラの普及に一役買い、さらに電気自動車の動力源としても注目されているリチウムイオン電池。これからの世界の電気エネルギー源の一端を担う「夢の電池」の詳細を解説。


関連リンク


ソニー、新型リチウムイオン充電池「Nexelion」発売


ソニーは15日、同社従来品よりも単位体積当たり約3割の高容量化を実現したというハイブリッドリチウムイオン充電池「Nexelion」(ネクセリオン)を開発。2005年春にハンディカム向けバッテリパックとして発売すると発表した。


「携帯」の電池で電車走る・福井大などが実験に成功


福井大学などが作るグループは29日までに、携帯電話やノートパソコンに使われているリチウムイオン電池を改良し大型化、路面電車を走らせる実験に成功した。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. サリドマイドが骨髄腫治療薬として米国で承認
  2. 京のX線分析装置、国際標準に  島津製・堀場、EU環境規制で好調…
  3. サクラの酵母で作った赤い日本酒を商品化に成功
  4. 分子の動きを電子顕微鏡で観察
  5. 米国の博士研究員の最低賃金変更
  6. 九大発、化学アウトリーチのクラウドファンディング「光化学の面白さ…
  7. ソウル大教授Nature Materials論文捏造か?
  8. 塩野義製薬/米クレストール訴訟、控訴審でも勝訴

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第162回―「天然物の合成から作用機序の解明まで」Karl Gademann教授
  2. 元素手帳2022
  3. 大型リチウムイオン電池の基礎知識【終了】
  4. 森田浩介 Kosuke Morita
  5. 巨大ポリエーテル天然物「ギムノシン-A」の全合成
  6. レビュー多すぎじゃね??
  7. [(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリデン]ジメチルアンモニウムテトラフルオロボラート:[(Oxido)phenyl(trifluoromethyl)-lambda4-sulfanylidene]dimethylammonium Tetrafluoroborate
  8. タンパク質の構造ゆらぎに注目することでタンパク質と薬の結合親和性を評価する新手法
  9. 化学大手4社は増収 4-6月期連結決算
  10. ガンマ線によるpHイメージングに成功 -スピンを用いて化学状態を非侵襲で観測-

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年4月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP