[スポンサーリンク]

M

マルコ・ラム脱酸素化 Marko-Lam Deoxygenation

[スポンサーリンク]

 

概要

p-トルイル酸エステルを経てラジカル還元条件でアルコールを脱酸素化する手法。

Barton-McCombie反応に比べ、安定な前駆体を使う事ができ、反応完結も速く条件も温和、また毒性が高く除去が難しい有機スズを使わなくてもよいというメリットが有る。

基本文献

 

反応機構

アルキルラジカル中間体は環化などさらなる化学変換へと伏すことも可能。
marko_lam_2.gif

反応例

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ブーボー/ボドロー・チチバビン アルデヒド合成 Bouveaul…
  2. ハネシアン・ヒュラー反応 Hanessian-Hullar Re…
  3. 脱水素型クロスカップリング Cross Dehydrogenat…
  4. コープ脱離 Cope Elimination
  5. システイン選択的タンパク質修飾反応 Cys-Selective …
  6. 脱酸素的フッ素化 Deoxofluorination
  7. トラウベ プリン合成 Traube Purin Synthesi…
  8. 求電子的トリフルオロメチル化 Electrophilic Tri…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 有機・高分子合成における脱”レアメタル”触媒の開発動向
  2. 【基礎からわかる/マイクロ波化学(株)ウェビナー】 マイクロ波の使い方セミナー 〜実験動画、実証設備、安全対策を公開〜
  3. リロイ・フッド Leroy E. Hood
  4. こんなサービスが欲しかった! 「Chemistry Reference Resolver」
  5. 第4回ICReDD国際シンポジウム開催のお知らせ
  6. キラルな八員環合成におすすめのアイロン
  7. 新車の香りは「発がん性物質」の香り、1日20分嗅ぐだけで発がんリスクが高まる可能性
  8. NMRの基礎知識【原理編】
  9. 第23回 医療、工業、軍事、広がるスマートマテリアル活躍の場ーPavel Anzenbacher教授
  10. 活性酸素種はどれでしょう? 〜三重項酸素と一重項酸素、そのほか〜

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年6月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP