[スポンサーリンク]

archives

4-メルカプト安息香酸:4-Mercaptobenzoic Acid

[スポンサーリンク]

4-Mercaptobenzoic Acid



無臭の芳香族チオールを用いたニトロベンゼンスルホニル基の脱保護反応

野出らはアミノ基の保護基あるいは活性基として利用されているノシル基の新しい脱保護法を報告しています。それによれば,無臭の芳香族チオールである4-メルカプト安息香酸を用いることによりノシル基が選択的に脱保護されています。この脱ノシル化反応は,温和な条件で進行しかつ副生成物の除去が容易な有用な脱保護法です。
M. Matoba, T. Kajimoto, M. Node,?Synth. Communm.,?2008,?38, 1194.

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. サレン-Mn錯体
  2. エノキサシン:Enoxacin
  3. ブロモジメチルスルホニウムブロミド:Bromodimethyls…
  4. ラボからのスケールアップ再現性手法【終了】
  5. バトフェナントロリン:Bathophenanthroline
  6. 4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサホスホラン2-…
  7. ジルコノセン触媒による第一級アミドとアミンのトランスアミド化反応…
  8. 【9月開催】マイクロ波化学のQ&A付きセミナー

注目情報

ピックアップ記事

  1. マテリアルズ・インフォマティクスにおけるデータの前処理-データ整理・把握や化学構造のSMILES変換のやり方を解説-
  2. 島津製作所がケムステVシンポに協賛しました
  3. 研究室で役立つ有機実験のナビゲーター―実験ノートのとり方からクロマトグラフィーまで
  4. 超微細な「ナノ粒子」、健康や毒性の調査に着手…文科省
  5. 【書籍】有機スペクトル解析入門
  6. 第116回―「新たな分子磁性材料の研究」Eugenio Coronado教授
  7. ジョン・スティル John K. Stille
  8. 尿から薬?! ~意外な由来の医薬品~ その1
  9. 研究者のためのCG作成術③(設定編)
  10. イレッサ /iressa (gefitinib)

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

アザボリンはニ度異性化するっ!

1,2-アザボリンの光異性化により、ホウ素・窒素原子を含むベンズバレンの合成が達成された。本異性化は…

マティアス・クリストマン Mathias Christmann

マティアス・クリストマン(Mathias Christmann, 1972年10…

ケムステイブニングミキサー2025に参加しよう!

化学の研究者が1年に一度、一斉に集まる日本化学会春季年会。第105回となる今年は、3月26日(水…

有機合成化学協会誌2025年1月号:完全キャップ化メッセンジャーRNA・COVID-19経口治療薬・発光機能分子・感圧化学センサー・キュバンScaffold Editing

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年1月号がオンライン公開されています。…

配位子が酸化??触媒サイクルに参加!!

C(sp3)–Hヒドロキシ化に効果的に働く、ヘテロレプティックなルテニウム(II)触媒が報告された。…

精密質量計算の盲点:不正確なデータ提出を防ぐために

ご存じの通り、近年では化学の世界でもデータ駆動アプローチが重要視されています。高精度質量分析(HRM…

第71回「分子制御で楽しく固体化学を開拓する」林正太郎教授

第71回目の研究者インタビューです! 今回は第51回ケムステVシンポ「光化学最前線2025」の講演者…

第70回「ケイ素はなぜ生体組織に必要なのか?」城﨑由紀准教授

第70回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第69回「見えないものを見えるようにする」野々山貴行准教授

第69回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第68回「表面・界面の科学からバイオセラミックスの未来に輝きを」多賀谷 基博 准教授

第68回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP