[スポンサーリンク]

archives

フルオラス向山試薬 (Fluorous Mukaiyama reagent)

f_mukaiyama_reagent.gif

●CAS

●用途
1) 脱水縮合剤
・JP_2010208974A
f_mukaiyama_1.gif

●特徴
含フッ素化合物は、水や殆どの有機溶媒と親和性が低いが、含フッ素化合物同士は親和性が非常に高いという特徴を持つ。そのため、フッ素ラベル(フルオラスタグ)を導入することで、反応の副生成物である2-ピロリドン誘導体の回収が容易なり、且つ目的物との分離が容易になっている。

フッ素が占める分子量の割合によって、ライト(~40重量%)、ミディアム(40~60重量%)、ヘビー(60重量%~)と分類されている。ライトフルオラス向山試薬の場合、副生成物のフッ素量がさほど大きくならないため有機溶媒に可溶であり、フッ素化シリカゲルによって効率良く分離される。一方、ミディアムフルオラス向山試薬の場合、副生成物のフッ素量が60重量%を超えるため溶媒に溶けにくくなるため、有機溶媒に水を加えることで沈殿すしてろ過で分離可能となる。

●合成方法
・T.L. 2010,51,133
f_mukaiyama_2.gif
●データ

●参考文献
JOC 1997, 62, 6714
T.L. 2008, 49, 6573
T.L. 2007, 48, 4147
Wako Organic Square No.29, p.20

The following two tabs change content below.
合成は試薬の助けなしに成り立たない をモットーに試薬の開発に情熱を燃やしています。試薬がどの様に使われ、どの様な特徴を持っているのか?そんな試薬に関する情報を中心に、皆さんに有益な情報を提供できるように努力致します。

最新記事 by 縦マフラー (全て見る)

関連記事

  1. 有用なりん化合物
  2. DABを用いた一級アミノ基の選択的保護および脱保護反応
  3. 1-メチル-1-[4-(ジフェニルホスフィノ)ベンジル]ピロリジ…
  4. 記事評価&コメントウィジェットを導入
  5. キラルオキサゾリジノン
  6. 不斉配位子
  7. AZADOLR ~ 高活性なアルコール酸化触媒
  8. 角田試薬

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 活性マグネシウム
  2. そこまでやるか?ー不正論文驚愕の手口
  3. 有機レドックスフロー電池 (ORFB)の新展開:高分子を活物質に使う
  4. 理研、119番以降の「新元素」実験開始へ 露と再び対決 ニホニウムに続く「連勝」狙う
  5. 日本酸素記念館
  6. ポケットにいれて持ち運べる高分子型水素キャリアの開発
  7. このホウ素、まるで窒素ー酸を塩基に変えるー
  8. 第2回慶應有機合成化学若手シンポジウム
  9. 稲垣伸二 Shinji Inagaki
  10. ダウ・ケミカル化学プラントで爆発死亡事故(米・マサチューセッツ)

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

工程フローからみた「どんな会社が?」~タイヤ編 その1

Tshozoです。今回の主役はゴムで出来ている車両用タイヤ。通勤時に道路で毎日目にするわりに…

感染制御ー薬剤耐性(AMR)ーChemical Times特集より

関東化学が発行する化学情報誌「ケミカルタイムズ」。年4回発行のこの無料雑誌の紹介をしています。…

有機合成化学協会誌2019年1月号:大環状芳香族分子・多環性芳香族ポリケチド天然物・りん光性デンドリマー・キャビタンド・金属カルベノイド・水素化ジイソブチルアルミニウム

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年1月号がオンライン公開されました。今…

リチウムイオンバッテリーの容量を最大70%まで向上させる技術が開発されている

スマートフォンや電気自動車の普及によって、エネルギー密度が高く充電効率も良いリチウムイオンバッテリー…

学部4年間の教育を振り返る

皆様、いかがお過ごしでしょうか。学部4年生の筆者は院試験も終わり、卒論作成が本格的に始まるまでの束の…

ダイセルが開発した新しいカラム: DCpak PTZ

ダイセルといえば「キラルカラムの雄」として知られており、光学活性化合物を分離するキラルカラム「CHI…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP