[スポンサーリンク]

archives

よう化サマリウム(II):Samarium(II) Iodide

[スポンサーリンク]

SmI2で誘導される新しいタンデムβ脱離/アルドール型反応

E. Racine とS. Py は,SmI2(0.1 mol/L THF溶液)存在下,β位にベンジルオキシ基を有するニトロンと求電子体シクロヘキサンカルボアルデヒドの反応により付加体が生成する,ニトロンのβ脱離とアルドール反応の新しいタンデム反応を報告しています。このタンデム反応によりC-O 結合がC-C 結合へ変換されています。

“Tandem SmI2-induced nitrone β-elimination/aldol-type reaction”

E. Racine, S. Py, Org. Biomol. Chem. 2009, 7, 3385. DOI: 10.1039/B910486K

GA

Upon treatment with SmI2, the carbohydrate-derived nitrones 1a,b undergo a β-elimination of thebenzyloxy group at C-1, forming original samarium(III) oxy-enamine intermediates. The latter can be reacted with carbonyl compounds to produce aldol-type adducts. The tandem process results in the transformation of a C–O bond into a C–C bond.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 【マイクロ波化学(株)環境/化学分野向けウェビナー】 #CO2削…
  2. 潤滑油、グリースおよび添加剤の実践的分離【終了】
  3. 材料開発における生成AIの活用方法
  4. Utilization of Spectral Data for…
  5. マイクロリアクターで新時代!先取りセミナー 【終了】
  6. カルベン触媒によるα-ハロ-α,β-不飽和アルデヒドのエステル化…
  7. 最先端バイオエコノミー社会を実現する合成生物学【対面講座】
  8. [(オキシド)フェニル(トリフルオロメチル)-λ4-スルファニリ…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 事故を未然に防ごう~確認しておきたい心構えと対策~
  2. 米デュポンの7-9月期、ハリケーン被害などで最終赤字
  3. 2009年10月人気化学書籍ランキング
  4. エヴァンスアルドール反応 Evans Aldol Reaction
  5. 第155回―「化学結合と反応性を理論化学で理解する」Sason Shaik教授
  6. 化学の成果で脚光を浴びた小・中・高校生たち
  7. 活性マグネシウム
  8. アジズ・サンジャル Aziz Sancar
  9. ヒドロホルミル化反応 Hydroformylation
  10. ペプチドの草原にDNAの花を咲かせて、水中でナノスケールの花畑をつくる!?

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2011年5月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

注目情報

最新記事

十全化学株式会社ってどんな会社?

私たち十全化学は、医薬品の有効成分である原薬及び重要中間体の製造受託を担っている…

化学者と不妊治療

これは理系の夫視点で書いた、私たち夫婦の不妊治療の体験談です。ケムステ読者で不妊に悩まれている方の参…

リボフラビンを活用した光触媒製品の開発

ビタミン系光触媒ジェンタミン®は、リボフラビン(ビタミンB2)を活用した光触媒で…

紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ

健康食品 (機能性表示食品) に関する重大ニュースが報じられました。血中コレステ…

ユシロ化学工業ってどんな会社?

1944年の創業から培った技術力と信頼で、こっそりセカイを変える化学屋さん。ユシロ化学の事業内容…

日本薬学会第144年会付設展示会ケムステキャンペーン

日本化学会の年会も終わりましたね。付設展示会キャンペーンもケムステイブニングミキ…

ペプチドのN末端でのピンポイント二重修飾反応を開発!

第 605回のスポットライトリサーチは、中央大学大学院 理工学研究科 応用化学専…

材料・製品開発組織における科学的考察の風土のつくりかた ー マテリアルズ・インフォマティクスを活用し最大限の成果を得るための筋の良いテーマとは ー

開催日:2024/03/27 申込みはこちら■開催概要材料開発を取り巻く競争や環境が激し…

石谷教授最終講義「人工光合成を目指して」を聴講してみた

bergです。この度は2024年3月9日(土)に東京工業大学 大岡山キャンパスにて開催された石谷教授…

リガンド効率 Ligand Efficiency

リガンド効率 (Ligand Efficacy: LE) またはリガンド効率指数…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP