[スポンサーリンク]

archives

イミダゾリニウムトリフラート塩の合成に有用なビニルスルホニウム塩前駆体

[スポンサーリンク]

B3958.gif


(2-ブロモエチル)ジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホナート(1)は,ビニルスルホニウムトリフラート(2)の前駆体であり,塩基による処理で容易に調製が可能です。高い求電子性を示す2は,様々な求核種1)との反応に用いることが可能であり,ホルムアミジン誘導体との反応ではイミダゾリニウムトリフラート塩が生成します2)。この反応の特徴として,かさ高い置換基を有する基質を用いた場合にも速やかに反応が進行し,高収率で目的物を与えることが挙げられます。その為,本反応はNHC配位子を合成する手法として非常に有用であるといえます。

S. P. Fritz, Synlett 2012, 23, 480.
E. M. McGarrigle, S. P. Fritz, L. Favereau, M. Yar, V. K. Aggarwal, Org. Lett. 2011, 13, 3060.

関連記事

  1. 4,7-ジブロモ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール:4,7-Di…
  2. フルオラス向山試薬 (Fluorous Mukaiyama re…
  3. ラボでのスケールアップ検討と晶析・攪拌でのトラブル対応策【終了】…
  4. ケムステ国際版・中国語版始動!
  5. オルトチタン酸テトライソプロピル:Tetraisopropyl …
  6. 高分子材料中の微小異物分析技術の実際【終了】
  7. 太陽電池バックシートの開発と評価【終了】
  8. ヘキサメチレンテトラミン

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 有機合成のための触媒反応103
  2. 超微細な「ナノ粒子」、健康や毒性の調査に着手…文科省
  3. 宮沢賢治の元素図鑑
  4. 「超分子重合によるp-nヘテロ接合の構築」― インド国立学際科学技術研究所・Ajayaghosh研より
  5. シラフルオフェン (silafluofen)
  6. ヘテロアレーンカルボニル化キナアルカロイド触媒を用いたアジリジンの亜リン酸によるエナンチオ選択的非対称化反応
  7. アルミニウム Aluminium 最も多い金属元素であり、一円玉やアルミホイルの原料
  8. 「シカゴとオースティンの6年間」 山本研/Krische研より
  9. ハンチュ ジヒドロピリジン合成  Hantzsch Dihydropyridine Synthesis
  10. 花粉症 花粉飛散量、過去最悪? 妙案なく、つらい春

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

免疫の生化学 (1) 2018年ノーベル医学賞解説

私事ですが4月より大学院生になり、最近は生物学を勉強しています。学部1、…

構造化学の研究を先導する100万件のビッグデータ

Cambridge Structural Databaseに収録された結晶構造が100万件に到達し,…

高校教科書に研究が載ったはなし

高校高学年向け化学の教科書が2019年度から新しくなりました。その作成の一部に関わる貴重な体験ができ…

発見が困難なガンを放射性医薬品で可視化することに成功

A novel class of radiopharmaceuticals has proven…

化学探偵Mr.キュリー8

化学小説家喜多喜久さん。すでに多くの化学(科学)小説を執筆されている人気作家です。特に化学探偵シリー…

旭化成の吉野彰氏 リチウムイオン電池技術の発明・改良で 2019 年欧州発明家賞を受賞

日本から4 年ぶり、史上2 度目の「非ヨーロッパ諸国部門」獲得【ウィーン/ミュンヘン(ドイツ) …

Chem-Station Twitter

PAGE TOP