[スポンサーリンク]

ケムステニュース

死海付近で臭素が漏洩

[スポンサーリンク]

イスラエル警察は死海付近の向上から臭素が漏れだしたことを明らかにし、付近住民に自宅にとどまるよう呼びかけている。(タイムズ・オブ・イスラエル6月15日)

臭素は18トンの移送用タンクから漏れ出たそうで、周辺の住民は屋内待機を命ぜられ、高速道路も一次閉鎖されたそうです。臭素は蒸気圧が低くく拡散しやすいため、工場周辺を撮影した写真により漏洩エリア周辺が茶色になっています。また、消防隊が撮影したビデオは、タンク下部からどんどん漏れ出している衝撃的な映像になっています。臭素は腐食性が高いため、取り扱いに注意しなくてはなりませんが、残念ながら日本でも臭素の漏洩事故はたびたび起きています。

死海付近では、臭素の含有量が高い鉱水が産出されるため、イスラエルはアメリカに次いで第二位の臭素生産量があります。そのため、この工場も臭素を製造していると予想されます。

消防隊では、この漏洩に対して穴をシールして更なる漏洩を防いだとしています。

関連書籍

[amazonjs asin=”4621301233″ locale=”JP” title=”臭素およびヨウ素化合物の有機合成試薬と合成法”] [amazonjs asin=”4781312225″ locale=”JP” title=”ヨウ素の化学と最新応用技術 (ファインケミカルシリーズ)”]

関連リンク

 

Avatar photo

Zeolinite

投稿者の記事一覧

ただの会社員です。某企業で化学製品の商品開発に携わっています。社内でのデータサイエンスの普及とDX促進が個人的な野望です。

関連記事

  1. 光で分子の結合状態を変えることに成功
  2. 化学 2005年7月号
  3. 米で処方せん不要の「やせ薬」発売、売り切れ続出
  4. 自動車のスリ傷を高熱で自己修復する塗料
  5. 名大・山本名誉教授に 「テトラへドロン賞」 有機化学分野で業績
  6. 一家に1枚周期表を 理科離れ防止狙い文科省
  7. 独メルク、医薬品事業の日本法人を統合
  8. 114番元素生成の追試に成功

注目情報

ピックアップ記事

  1. ヒドロホルミル化反応 Hydroformylation
  2. 抗アレルギー薬「アレジオン」の販売、BIに一本化
  3. ニール・K・ガーグ Neil K. Garg
  4. 有望な若手研究者を発掘ー研究者探索サービス「JDream Expert Finder」
  5. 2012年イグノーベル賞発表!
  6. 四酸化オスミウム Osmium Tetroxide (OsO4)
  7. 第29回光学活性化合物シンポジウム
  8. 「化学と工業」読み放題になったの知ってますか?+特別キャンペーン
  9. 第27回 国際複素環化学会議 (27th ISHC)
  10. 第97回日本化学会春季年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part III

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2018年6月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP