[スポンサーリンク]

一般的な話題

Pixiv発!秀作化学イラスト集【Part 1】

[スポンサーリンク]

 

 

ピクシブ(Pixiv)というサイトをご存知でしょうか?

一言でいえば「イラストレーター・お絵描きさんのための、ソーシャルネットワークサイト(SNS)」です。自分の作品をPixiv内で公開し、お互いに文章・絵を介したコメントをしつつ、イラスト友達(マイピク)の輪を広げる場にする・・・といったコンセプトで運営されています。

公開されて3年未満の若いサイトながら、既に投稿作品数500万・月間7億ページビューを超えるという、日本最大のイラストレーター御用達SNSになっています。今ではプロから同人まで、あらゆるレベルの人達が集っていると言う話ですが・・・確かにランキング上位陣の作品なんか見てるとレベル高い!(少なくとも素人目には) 。

さて、そんなPixivにはありとあらゆるジャンルのイラストが存在しています。公開作品毎にタグ付け可能となっており、どんなモチーフか、何をモデルにしてるかなどの情報が検索可能になってます。

そんなとき筆者は、真っ先に「化学」で検索をかけるわけですが(笑)・・・なんと、ここには優れた化学イラストが沢山あるじゃないか!

・・・しかし化学のディープイメージゆえ、皆に知られてないのだとすれば勿体なさ過ぎる!

ということで化学系ブログたる「つぶやき」では、Pixivにて一般公開されている「秀作化学イラスト」を、独断と偏見に基づき紹介してみようと思います。

ベンゼン環マンとナフタレンマン (ぼぼさん作)

なんだこの可愛いらしいゆるキャラは!でも危険物!!(笑)

 

化学の偉人たち (凛さん作)

アヴォガドロ、ゲイ=リュサック、ドルトンなど古典化学の偉人たちをCGでお届け。各人の特徴が上手くつかめてて◎ですね。

 

ブタノール!(shikaさん作)

そうです、ブタノールはビームだって出しちゃうんですよ、知ってました? それが化学物質というものだから!!(←嘘) ポップテイストな色調・レイアウトは好みですね ^_^

 

ブルバレン (Definedさん作)

現在各所で大流行中(?)、無生物モノの擬人化。 ご存知「元素周期  萌えて覚える化学の基本」を始めとして、いろいろなプロダクトが販売されてますが、その波はとうとう分子レベルにまで到達! しかしブルバレン分子とは、なんともマニアックなチョイスですな・・・。他にもヒドラジンや、フルオロスルホン酸、プリン分子なんかも擬人化されておられるようです。
この擬人化文化、行き着くトコまで行ってしまった模様で、調味料擬人化なんてものまであるらしく・・・
まったく世界はどんな方向に向かっているんだ(笑)

 

ところで俺のタンパク質を(ry (モモサトさん作)

手元の模型はリゾチーム。ビミョーに生物のようですが、これだってれっきとした化学(生化学)です。ふつーにグッド!

 

となりのニトロ (K☆Gマックさん作)

めちゃくちゃくだらないのですが、不覚にも笑ってしまった・・・・

 

おわりに

筆者は「化学はビジュアルな学問である」と思っています。

化学の発展に多大な寄与を及ぼしたものの一つに、分子模型があることは化学者ならば誰もが認めるところでしょう。
しかしそもそも化学現象は、目では到底見えないスケールで起きてる出来事。
分子そのものを直接見た人は誰一人おらず、ごく最近まで分子模型はあくまで想像の産物でした。そんなものを使って、あたかも分子が目前に見えているかのごとく議論を行い、化学を発展させてきたわけですから、よくよく考えると凄いことです。
そしてそんな経緯を経たあとに、分子の形化学反応がそのとおりに観測されるに至ったわけですから、まったくもって凄い。目に見えないものまでをも捕まえてくる人間の想像力の凄まじさを、改めて思い知らされました。

そういった「見えないものを見ようとしている」化学的営みなわけですから、その凄さ・楽しさ・面白さをダイレクトに伝えうるのは、やはり200行の論文よりは一枚の絵なのかな・・・なんてことをしばしば思ったりもするのです。

だから筆者自身、ビジュアルセンス・イラストアビリティは、化学を理解・説明するためにも昔から欲しかったものの一つでした。とはいえ、残念ながらそこまで恵まれずじまい・・・絵描ける人たちをまったく羨ましく思います。

絵師さん達には、これからも独自の着眼点で「化学ラヴ」な作品を提供し続けていただければと! 微力ながら応援しております!

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4047299383″ locale=”JP” title=”pixiv年鑑2014 オフィシャルブック”][amazonjs asin=”4569808700″ locale=”JP” title=”ELEMENT GIRLS 元素周期 COLOR MIX 萌えて覚える化学の基本”][amazonjs asin=”4759811672″ locale=”JP” title=”元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS”][amazonjs asin=”4062573342″ locale=”JP” title=”マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー (ブルーバックス)”][amazonjs asin=”B00JGEYLB0″ locale=”JP” title=”マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで (サイエンス・アイ新書)”]

 

関連リンク

  • 6研のつみれちゃん (どきどきジャイレース): Web化学界ではもはやおなじみ? gyraseさんによる有機合成マンガ。おすすめです。
  • Saomix Element 元素擬人化計画 : 元素擬人化はこちらのサイトが実は先駆といえるでしょう。うむうむ。
  • 化学な人々(Tetrahedron):化学系実験室の「あるある」をつづった4コママンガを多数公開しておられます。
  •  サイエンス・イラストレーター 菊谷詩子さん (理系なお姉さんはアリですか?)  : 科学絵専門のイラストレーター。世の中にはここまでやってしまう優れた方もいらっしゃいます。サイエンスというのは、本来自由度の高い活動なんですよね。
Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. メトキシ基で転位をコントロール!Niduterpenoid Bの…
  2. 鉄触媒での鈴木-宮浦クロスカップリングが実現!
  3. 化学者のためのエレクトロニクス講座~電解パラジウムめっき編~
  4. AIBNに代わるアゾ開始剤!優れた特長や金属管理グレート品、研究…
  5. アブラナ科植物の自家不和合性をタンパク質複合体の観点から解明:天…
  6. 植物毒素の全合成と細胞死におけるオルガネラの現象発見
  7. 有機合成化学協会誌2022年5月号:特集号 金属錯体が拓く有機合…
  8. 合成化学者十訓

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学の資格もってますか?
  2. Callipeltosideの全合成と構造訂正
  3. 第43回ケムステVシンポ「光化学最前線2024」を開催します!
  4. 第161回―「C-H官能基化と脱芳香族化を鍵反応とする天然物合成」Shu-Li You教授
  5. フッ素が実現する高効率なレアメタルフリー水電解酸素生成触媒
  6. ロバート・メリフィールド Robert B. Merrifield
  7. 一度に沢山の医薬分子を放出できるプロドラッグ
  8. 盗難かと思ったら紛失 千葉の病院で毒薬ずさん管理
  9. デニス・ホール Dennis G. Hall
  10. ブラウンヒドロホウ素化反応 Brown Hydroboration

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年2月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728

注目情報

最新記事

ケムステ人気新着記事 トップ 5【2026年7月版】

2026年7月にケムステでは26本の新しい記事を公開しました。この記事では、その新着記事の中から、ペ…

MEDCHEM NEWS 35-1 号「創薬の未来を担う若き研究者へのメッセージ」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、オープンアクセスと…

そのピーク、本当に原料ですか?【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

収率予測モデルが反応機構を語る!

第716回のスポットライトリサーチは、京都大学化学研究所(中村研究室)道場貴大 助教にお願いしました…

電気化学の勘どころ 対話でつかむホントの姿

概要対話形式で本質に迫る,電気化学の入門書.勘どころを押さえれば,複雑に見える現象の要点…

ペプチド合成におけるエピメリ化 Epimerization in Peptide Synthesis

概要ペプチド合成におけるエピメリ化(epimerization)とは、アミノ酸残基のα炭素の立体…

第63回Vシンポ「フォトキネティシズム:励起現象のマルチスケール速度論と革新的光機能」を開催します!

今年も夏本番の季節になってきましたね! さて、本記事は、第63回ケムステVシンポジウムの開催告知です…

アビディ アルキン合成/Abidi Alkyne Synthesis

概要アビディ アルキン合成(Abidi Alkyne Synthesis)は、米国魚類野生生物局…

第43回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

テーマ「創薬化学の新たな潮流 多彩なアプローチで未来を創る」 日時2026年11月11日…

圧力は「設定値」だけで決まらない【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP