[スポンサーリンク]

archives

カルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)ヒドリド:Carbonyltris(triphenylphosphine)rhodium(I) Hydride

[スポンサーリンク]

 

C1383.gif

Rh(I)触媒を用いるN‐プロパギルアニリンのアミノ‐Claisen転位を経由するインドール合成


齋藤らは,RhH(CO)(Ph3P)3触媒を用いるN-プロパギルアニリンから2‐置換または2,3‐二置換インドールの合成を報告しています。その報告によると,Rh(I)触媒によりN-プロパルギルアニリンの芳香族アミノ‐Claisen転位が進行し,生じたo‐アレニルアニリン中間体を経由してインドールが生成するとNMR解析結果から結論付けています。さらに,RhH(CO)(Ph3P)3と1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノールからin situで生じる[Rh(CO)(Ph3P)2]OCH(CF3)2が活性触媒種であることを単結晶X線結晶解析で証明しています。

 

 A. Saito, S. Oda, H. Fukaya, Y. Hanzawa, J. Org. Chem. 2009, 74 , 1517.

 

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 【マイクロ波化学(株)ウェビナー】 #環境 #SDGs マイクロ…
  2. TEMPOよりも高活性なアルコール酸化触媒
  3. 創薬・医療系ベンチャー支援プログラム”BlockbusterTO…
  4. 3-ベンジル-5-(2-ヒドロキシエチル)-4-メチルチアゾリウ…
  5. イミダゾリニウムトリフラート塩の合成に有用なビニルスルホニウム塩…
  6. マテリアルズ・インフォマティクスを実践するためのベイズ最適化入門…
  7. 「ソーシャルメディアを活用したスタートアップの価値向上」 Blo…
  8. マイクロ波による事業創出やケミカルリサイクルについて/マイクロ波…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 進撃のタイプウェル
  2. 結晶スポンジ法から始まったミヤコシンの立体化学問題は意外な結末
  3. 第90回―「金属錯体の超分子化学と機能開拓」Paul Kruger教授
  4. Zoomオンライン革命!
  5. ルテニウム触媒を用いたcis選択的開環メタセシス重合
  6. −(マイナス)と協力して+(プラス)を強くする触媒
  7. 構造式から選ぶ花粉症のOTC医薬品
  8. トリメチルロック trimethyl lock
  9. ケムステニュース 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2020年版】
  10. 高反応性かつ取扱い容易な一酸化炭素の代用試薬,N-ホルミルサッカリン

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2010年2月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP