[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

論文チェックと文献管理にお困りの方へ:私が実際に行っている方法を教えます!

[スポンサーリンク]

レオです。突然ですが、皆さんどのように文献管理をしていますか?

私は以前は、Web of ScienceSciFinderといった学術文献データベースで論文を検索し、pdfデータをダウンロード、といった方法で論文を管理していました。

しかし検索時に見逃してしまったり、以前にダウンロードしたことを忘れてうっかり二重にファイルを保存してしまったり、といったことが多々ありました。皆様も経験あると思います。保存してもどこにいったのか、どれが欲しい論文なのか、結局わからなくなるんですよね。

そこで今回は現在、私が行っている新着論文のチェック方法や論文管理法についてご紹介します。

 

新着論文のチェックはRSSリーダー「Feedly」で

feedly_logo

 

新着論文のチェックはいくら大学院生といえども欠かせません。私はRSSリーダーの「Feedly」を使って新着論文の確認を行っています。NatureやScienceなどといった科学雑誌のRSSをFeedlyに登録し、時間があるときにiPhoneやPCで確認しています。なおFeedlyの導入方法やFeedlyをつかった最新情報のチェック方法はこちらの記事に詳しく書いてありますので御覧ください。

 

新着論文の情報はEvernoteに貯める

evernoteLogo

Feedlyで新着論文を確認。さてその後、この情報をどうやって処理するか。これが大事になってきます。大学ではその場で論文のpdfファイルをダウンロードできるので読んだり保存できたりもしますが、自宅や外出先では論文まで読むことは出来ません。そこで私はFeedlyで得られたデータをEvernoteに移しています。

 

【データの移し方】

(今回はiPhoneを使った場合で説明します。)

まずFeedlyを開きます。そして読みたい論文を開きます。

その後上にある”evernoteマーク”をタップ(ない場合は「・・・」をタップ。するとEvernoteマークがあります。)

スクリーンショット 2015-01-26 17.17.18

するとevernoteと連携し、以下のようにノートブックを選ぶことができるので、保存したい場所を選びEvernoteに保存します。

スクリーンショット 2015-01-26 20.33.30

このような感じでEvernoteに論文を移して、外出先でも読めるようになります。 この方法は簡単である反面、Evernoteの使用料が毎月5$(約600円)かかってしまうのが問題点です。現在無料でデータを移せる方法を模索中です。

 

論文は文献管理ソフト「Papers」に保存

papers3

Mac愛好者の方はこちらの文献管理ソフト「Papers」が断然おすすめです。

新着情報の論文のpdfファイルをゲットしたら、それをpapersに保管しています。ケムステでは以前こちらの記事でpapersを紹介してましたが、まだ登場したばかりだったため問題点が多かったようです。しかし現在では、これらの問題がほぼすべて解決されております。

papersはEndnoteと同じ文献管理ツールですが、Endnoteとの大きな違いはやはり価格だと思います。

papersでは学生割引で49$(約6000円)に対して、Endnoteではアカデミックパックでも30000円ほどします。そういった点ではpapersの方がいいでしょう。

加えてこちらの記事で述べられていた問題点である「引用文献フォーマット」問題ですが、こちらはご覧のとおりNature、Science、Willey、ACSといった大手科学雑誌の引用文献フォーマットに既に対応しています。
スクリーンショット 2015-01-26 19.19.27

 このような感じでちゃんと雑誌別の引用文献のフォーマットがあります

また、論文に直接ハイライトや文章にコメントすることもできるようになっており、大きく改善されています。

スクリーンショット 2015-01-26 19.42.05

ただしMy reviewを除き日本語でコメントができないことや、My reviewで日本語を打ち込む際、漢字の変換がやりづらいので、まだまだ改善する余地はあると思います。

 

終わりに

いかかでしたでしょうか。今回は私が実際に行っている論文の収集方法についてでした。参考にしていただけたらと思います。

 

関連書籍

レオ

レオ

投稿者の記事一覧

Ph.D取得を目指す大学院生。有機太陽電池の高効率を目指して日々研究中。趣味は一人で目的もなく電車に乗って旅行をすること。最近は研究以外の分野にも興味を持ち日々勉強中。

関連記事

  1. メタンハイドレートの化学
  2. 長期海外出張のお役立ちアイテム
  3. Ph.D. Comics – Piled Highe…
  4. CRISPRの謎
  5. 拡張Pummerer反応による簡便な直接ビアリール合成法
  6. 2007年度ノーベル化学賞を予想!(4)
  7. 学振申請書を磨き上げるポイント ~自己評価欄 編(後編)~
  8. スズ化合物除去のニュースタンダード:炭酸カリウム/シリカゲル

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. カルベンで炭素ー炭素単結合を切る
  2. Junfeng Zhao
  3. 5配位ケイ素間の結合
  4. 甘草は虫歯を予防する?!
  5. フラーレン /Fullerene
  6. エチルマグネシウムクロリド(活性化剤:塩化亜鉛):Ethylmagnesium Chloride activated with Zinc Chloride
  7. トリニトロトルエン / Trinitrotoluene (TNT)
  8. 遺伝子工学ーゲノム編集と最新技術ーChemical Times特集より
  9. 東京化成、1万8千品目のMSDS公開サービス
  10. 香月 勗 Tsutomu Katsuki

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

第103回―「機能性分子をつくる有機金属合成化学」Nicholas Long教授

第103回の海外化学者インタビューは、ニック・ロング教授です。インペリアル・カレッジ・ロンドンの化学…

松原 亮介 Ryosuke Matsubara

松原亮介(まつばら りょうすけ MATSUBARA Ryosuke、1978-)は、日本の化学者であ…

CEMS Topical Meeting Online 超分子ポリマーの進化形

7月31日に理研CEMS主催で超分子ポリマーに関するオンライン講演会が行われるようです。奇しくも第7…

有機合成化学協会誌2020年7月号:APEX反応・テトラアザ[8]サーキュレン・8族金属錯体・フッ素化アミノ酸・フォトアフィニティーラベル

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2020年7月号がオンライン公開されました。コ…

第102回―「有機薄膜エレクトロニクスと太陽電池の研究」Lynn Loo教授

第102回の海外化学者インタビューは、Lynn Loo教授です。プリンストン大学 化学工学科に所属し…

化学系必見!お土産・グッズ・アイテム特集

bergです。今回は化学系や材料系の学生さんや研究者の方々がつい手に取りたくなりそうなグッズなどを筆…

危険物取扱者:記事まとめ

世の中には様々な化学系の資格があり、化学系企業で働いていると資格を取る必要に迫られる機会があります。…

化学者のためのエレクトロニクス入門③ ~半導体業界で活躍する化学メーカー編~

bergです。化学者のためのエレクトロニクス入門のシリーズも3回目を迎えました。前回は電子回路を大き…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP