[スポンサーリンク]

化学地球儀

多摩霊園

[スポンサーリンク]

さあ皆様おまっとさんでした!化学者密着系お墓紹介コーナ しゅつぼ

いや、今回の目指せ”化学者墓マイラー”シリーズの第三回目は国内最大規模の多磨霊園です。前回はこちら

 

 

マップ

その他の化学地球儀はこちらからどうぞ

マップ上部の白い四角の部分をクリックしても大きな化学地球儀が表示されます。

 

解説

多磨霊園は、東京都の府中市と小金井市にまたがる日本初の公園墓地です。都立霊園の中で最大の128万平方メートルを誇り、埋葬者数も多く偉大な化学者達が沢山眠っておられます。主にアカデミアで活躍された化学者を以下にご紹介いたします。墓所は多摩霊園内の位置を示します。多摩霊園のマップについてはこちらをご参照下さい。

 

化学者 主な分野 生没年 墓所
飯高洋一 X線結晶構造解析 1927.10.15~2006.4.1 19区1種27側
太秦康光 分析化学 1899.3.30~1978.5.31 3区2種1側5番
内田壮 油脂化学 1888.5.30~1973.3.6 3区1種1側16番
亀高徳平 有機化学 1872.1.12~1935.6.1 4区1種30側8番
亀山直人 応用化学 1890.5.19~1963.3.28 10区1種15側23番
川合真一 有機化学 1895.9.22~1969.2.4 2区1種13側8番
河喜多能達 有機化学工業 1853.8.2~1924.4.3 3区1種1側13番
貴志雪太郎 農芸化学 1903.1.6~1992.8.2 25区1種1側
清水多栄 生化学 1889.5.1~1958.1.30 25区1種24側
鈴木梅太郎 農芸化学 1874.4.7~1943.9.20 10区1種7側8番
鈴木文助 農芸化学 1887.1~1949.11.8 10区1種7側8番
祖父江寛 高分子化学 1904.1.9~1979.2.1 10区2種11側
田原良純 薬化学 1855.8.18~1935.6.3 2区1種6側2番
角田隆弘 高分子化学 1917~2007.10.3 3区1種26側
星野敏雄 有機化学 1899.12.10~1979.2.11 13区1種10側
堀内寿郎 理論化学 1901.9.17~1979.6.27 14区1種6側
牧野堅 生化学 1907.4.19~1990.9.1 15区1種13側
三浦伊八郎 植物化学 1885.4.13~1971.10.11 22区1種50側
水島三一郎 物理化学 1899.3.21~1983.8.3 11区1種24側
水島昭二 生化学 1932.4.25~1996.3.8 11区1種24側
宮本璋 生化学 1897~1973.7.20 22区1種37側3番
向坊隆 工業物理化学 1917.3.24~2002.7.4 16区2種1側
宗像桂 農薬化学 1919.8.25~1988.12.3 20区1種22側

 

前回まではドイツでなかなか制覇は難しかったと思いますが、多磨霊園なら結構近い方も多いでしょう。ぜひお参り制覇して先人のパワーを頂きましょう。

 

今回は歴史が眠る多磨霊園様、死去ネット様の情報を使用させていただきました。リストに漏れや誤りがある場合が多数あろうかと思いますので、コメントなどでご指摘いただければ幸いに存じます。

 

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4434193449″ locale=”JP” title=”著名人の墓所―東京・神奈川とその近県”] [amazonjs asin=”4594606253″ locale=”JP” title=”完全ガイド有名人の墓巡礼 (扶桑社ムック SPA!ドキュメント)”] [amazonjs asin=”4750338990″ locale=”JP” title=”東京多磨霊園物語 時代を彩ったあの人びとに出会う”] [amazonjs asin=”B009M8T9PI” locale=”JP” title=”ヴィタミン研究の回顧”]

 

 

関連リンク

 

歴史が眠る多摩霊園: 化学者に限らず、多摩霊園に関する膨大なデータベースがあります。
死去ネット:国内外のデータベースが充実しております。

 

Avatar photo

ペリプラノン

投稿者の記事一覧

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. マッチ博物館
  2. 道修町ミュージアムストリート
  3. やまと根岸通り
  4. 合同資源上瀑工場
  5. バーゼル Basel:製薬・農薬・化学が集まる街
  6. 東京大学理学部 化学教室
  7. 月岡温泉で硫黄泉の pH の影響について考えてみた 【化学者が行…
  8. 「カルピス」みらいのミュージアム

注目情報

ピックアップ記事

  1. レドックスフロー電池 Redox-Flow Battery, RFB
  2. 若手研究者vsノーベル賞受賞者 【基礎編】
  3. アメリカ化学留学 ”大まかな流れ 編”
  4. 本多 健一 Kenichi Honda
  5. ノーベル賞・田中さん愛大で講義
  6. 青いセレンディピティー
  7. フラスコ内でタンパクが連続的に進化する
  8. アニオン重合 Anionic Polymerization
  9. マイゼンハイマー転位 Meisenheimer Rearrangement
  10. 岸 義人 Yoshito Kishi

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2015年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ ―新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成―

第 687回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 有機合成化学教室 (金井…

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP