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中国へ講演旅行へいってきました②

 

さて、少し間があきましたが、前回に引き続き第二回目の中国講演旅行記。最近物忘れが激しいので早く書かないと忘れていってしまいます。前回は到着から武漢で2つの講演、そして武漢を離れるため高速鉄道の駅に向かうところまでお話しました。2回目は武漢から長沙市、そして広州市への移動まで記します。

 

中国の高速鉄道

前回も記載しましたが、本講演旅行において国内の移動はすべて高速鉄道を利用しました。2007年から中国でも300km/hを走る日本の新幹線と同様の高速鉄道が各地に張り巡らされ、国内の移動手段として大変便利なものになっています。高速鉄道の武漢駅も2009年から営業を開始しており、空港のように巨大できれいな駅でした。日本と異なるのは、入り口でセキュリティチェックがあること。IDとチケットを見せた後、荷物検査があります。ホームは15ほど(しっかり覚えていないですが)あり、それぞれの行き先によって異なります。

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図1. 武漢駅。駅はとてつもなく大きい。

チケットはこんな感じ(図2)。日本の新幹線チケットに似ていますね。価格は意外と安く、距離を考えると日本の新幹線の1/2から1/3程度。座席も日本の新幹線と同様に快適で、一等席(日本の新幹線のグリーン車)であると、飲み物までくれました。おしぼりしかくれない日本よりもそういった点では快適かもしれません。

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図2. 高速鉄道のチケット例

 

さて、この高速鉄道にのって1時間20分ほど(350kmほど)南に下ったところ、長沙市が第二の目的地でした。

 

3日目午後:長沙市到着

高速鉄道の長沙南駅に到着しました。学生二人と専属ドライバー?が迎えに来てくれて、そこから車で40分ほど、湖南大学(Hunan University)へと向いました(図3)。駅からは湘江という川を超えたところが、大学になります。長沙(「チャンシャ」と呼びます)市は人口700万人ほどの都市で、面積は武漢よりも大きく11,000km2ほど。大体秋田県と同じぐらいの大きさがあります。武漢が湖北省の省都であるのに対して、長沙は湖南省の省都です。古い歴史をもち、武漢に比べて、中国の雰囲気がしました。

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図3. 長沙の一部

 

大学の裏には岳麓山という山があり、到着後の教授陣とのディナー(ここでも大量のバイチュウをいただく)の後、学生2人と酔覚ましも兼ねて散歩しました。夜中でも多くの人が散歩していていますが、真っ暗であんまりなにもみえませんでした。

 

4日目:湖南大学って?

湖南大学は中国で30番ぐらいの中堅大学。中堅といっても中国は大学が1100校ほどあるので、比較的良い大学に入ると思います。1926年に大学となりましたが、実は非常に長い歴史があります。「書院」と呼ばれた、全近代の学校を引き継いでいる大学なのです。なんと1000年以上前の976年、湖南大学の前身である岳麓書院が設立されました。これは白鹿洞書院(江西廬山)・応天府書院(河南商丘)・嵩陽書院(河南太室山)とあわせて、中国古代四大書院と呼ばれています。

図4.

図4. 岳麓書院 (出典:wikipedia)

さて、朝ご飯に久しぶりの軽い麺類を食べた後、そのまま講演室に向かいました。講演室は200人ほど入る立派な部屋。今回のホストはJin-Heng Li教授。遷移金属触媒を用いた合成反応開発を行っています。あまり英語は得意ではなさそうですが、とっても良い方でした。ちなみに、武漢、長沙ではかなり中国語リッチで、会食の際も、ほとんど中国語でした。若干ストレスを感じたため、日本で外国人が来たときは日本語を話さないようにしようと反面教師的に思いました。講演は無事終了し、上述した岳麓書院を見学させていただいて、昼食後、長沙南駅まで送っていただきました。次の目的地は広州市。

 

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図5. 講演終了後(左から2番目がLi教授)

 

くさすぎる臭豆腐

広州に行く前に、昼食後に学生に連れて行ってもらった、屋台街で中国名物「臭豆腐(チョウドウフ)」にトライ(図6)。というか買ってくれたので、強制的にトライ。臭豆腐は中国だけでなく台湾名物でもあります。名前の通り、とにかく臭い。臭いはまるで生ゴミ。ですが、躊躇せず食べました。感想は。。。いやムリです。学生によると、中国人でも5人に1人程度しか好きじゃないとのこと。昔は嫌いだったけど、今は好きという学生もいました。日本でいう納豆みたいなものかなと思い、もう一個チャレンジしましたが、これは好きになるのは時間がかかりそうです….

刺激が欲しい貴方に、臭豆腐

図6. 刺激が欲しい貴方に、臭豆腐

 

広州市へ移動

さて、次の目的地、広州(グアンヂョウ:Guangzhou)市ですが、かなり南になります。地図で言えばほとんど香港の近く。高速鉄道で2時間程度で広州南駅に到着しました。広州市は、人口1260万人の大都市。中国では北京、上海についでいろいろな意味で大きな都市であるそうです(図7)。

異常に大きな駅で迎えに来てくれたのは◯◯副教授(名前忘れました)。とっても良さそうな方でしたが、英語が苦手。車で、1時間近く高速を走って、早速ディナー。ここが最も夕食会への参加人数が多く20人ほどで歓迎してくれました。女性の方が多く、子供もいたので家族で来られているのかなと思いきや、自己紹介をきいてみるとみなFacultyメンバー。日本の大学でもこれだけ女性の割合は多くないのいのでびっくりしました。そんなこともお構いなしに、バイチューの嵐。半分以上が向こうはお茶でカンペイ。2本のバイチューをあけ夕食会終了後、明日の講演場所である華南理工科大学内のホテルへ。

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図7. 広州市の一部

 

5日目:華南理工大学

4番目の講演地である華南理工大学は中国国内で 25番目ぐらいの大学。名前が理工大学といいながらも法学部などもありキャンパスは広い。ホストはHuanfeng Jiang教授。遷移金属触媒を使った反応開発で酸素や二酸化炭素などを使うのが得意な先生です。朝一で講演後、Jiang教授と、2人の准教授と学内を案内してもらった後、カフェテリアで昼食。久々に、ターンテーブルなしの、普通の昼食を食べました。

 

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図7. 華南理工大学の教授・准教授陣と、左から4番目がJiang教授

 

昼食後、教授・副教授全員で、車で片道40分ほどある新幹線の駅まで送っていただきました。いやいや研究はいいの?と思いながら、謝謝。さて、広州から、最終目的地である深セン市へと向かいます。到着後、午後はゆっくりとホテルでお仕事…のはずでした。

続きはいつになるかわからない次回に。

 

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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