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サイエンスライティング超入門

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サイエンスライティング超入門

サイエンスライティング超入門

石浦 章一
¥1,980(as of 09/15 12:35)
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hodaです。今回は2022年4月に発売された書籍をご紹介します。

概要

科学を正しく、いかにうまく伝えるか
長年,大学で「サイエンスライティング」の講義を担当してきた著者が,
学生や研究者に必要なライティングのコツを紹介.

★★★著者のことばから
「科学を正しく伝えたい」と考えている人が多いのは事実です.
しかし,正しく伝えてもそのとおりに伝わらないのがこの世界の難しいところです.
(中略)
書くことは誰でもできます.
しかし,研究経験と指導経験がある者にしかわからない重要なことがらも多々あります.
本書では,特にそれを紹介します.
将来そのような職に就きたいと考えている若い人たちのお役に立つことができれば幸いです.

引用:東京化学同人より(リンク

対象者

  • 大学生以上
  • サイエンスコミュニケーションに興味がある方
  • 文章がうまく書けずに困っている理系学生
  • 発表資料作成に困っている理系学生

内容・感想

タイトルはサイエンスライティングですが、ライティングだけでなく発表スライド作成時のポイントやプレゼンのコツといった内容も記載されています。科学の文章の書き方から発表資料作成、口頭発表時の意識すべきポイントまで、一通り体系的に学ぶことができる書籍であると思います。本書籍を読んで自分の文章や発表について反省しました。

目次:

第1章  サイエンスライティングで身につくこと
第2章 誰を対象に何を書くか
第3章 文章の構造と型
第4章 各項目の書き方のコツ
第5章 マップを使って内容を練る
第6章 タイトルのつけ方
第7章 文章の要約
第8章 データの信頼性を読み取る
第9章 スライドのつくり方(初級編)
第10章 スライドのつくり方(上級編)
第11章 話し方は大切
付録 研究発表や申請書類における要旨のまとめ方

全11章、137 ページからなる本書籍は口語調で大変読みやすいです。文章例や演習もあり、実践的な内容であると思います。

第1章の「サイエンスライティングで身につくこと」ではサイエンスライティングの意義などが書かれており、第2章の「誰を対象に何を書くか」では読者層に分けて作成された、似た内容の文例3つを実際に比較しながら勉強できます。
第3章の「文章の構造と型」では基本的な文章構造が一から説明されています。多くの方が起承転結といった、基本的な文章構造を既に意識されていると思いますが、本書籍では実際に書かれた複数の文例と、詳しい解説があり、自分の書いた文章を見直す機会になるかもしれません。
第4章の「各項目の書き方のコツ」では冒頭文や文中の日本語の使い方に焦点を当てて説明されています。
第5章の「マップを使って内容を練る」では、内容をいかにまとめるか「マップ」というものの使い方について、マップの例を挙げながら説明されています。
第6章の「タイトルのつけ方」は特に印象に残りました。キャッチーなタイトルをつけることはとても難しくないですか?少なくとも私は、いつもタイトル決めに困っています。スライド作成時の抑えるべきポイントなどは、いろいろな方の方式が紹介されているのを拝見したことがありますが、タイトルのつけ方について学ぶ機会は多くないと思います。タイトルは特に意識して作成することはありませんでしたが、確かに面白そうな、興味を引くタイトルをつけることは発表を聞いてもらうこと、内容を読んでもらうためには重要な要素だと感じました。
第7章の「文章の要約」は、演習も含めた内容になっています。ネタバレになってしまうと思うのでここでは詳しく書きませんが、演習の題材も面白かったです。
第8章の「データの信頼性を読み取る」では、学術論文といった一次情報から情報を取得する重要性について述べられています。また研究においてどのようなデータが信頼できるのか、生命科学の例を用いて信頼度順が説明されており、大変わかりやすいと思いました。

第9章以降の各章ではライティングにとどまらず、口頭発表を意識した内容になっています。第9章の「スライドのつくり方(初級編)」では発表スライド中の文章や文字について、第10章の「スライドのつくり方(上級編)」では発表スライド中のグラフや画像、デザインといった内容にそれぞれフォーカスされています。第10章の第9章、第10章共に多くのスライド例を比較しながらブラッシュアップしていく構成になっており、スライド作成時に普段から意識していることであっても、改めて勉強する機会になると思います。第10章最後にあるコラムではオンライン会議で意識すべきことなどが盛り込まれており、最近多い発表スタイルにも完全に対応していると感じました。
第11章の「話し方は大切」では、口頭発表時に意識すべき点や魅力的なスピーチをアイコンタクトといったよく聞くようなことから、面白いスピーチ内容にするために意識すべき点まで含まれていると思いました。

本書籍の最後には付録として「研究発表や申請書類における要旨のまとめ方」が付いているのですが、しっかり文例もついており、また修正すべき点など細かく指摘されていて、付録まで内容が濃いです。

各章それぞれの内容も凝縮されており勉強になるのですが、どの章にも最後にコラムが付いており、細部まで面白いと書籍だと思いました。

本書籍の紹介動画

本書籍の著者の石浦先生による本書籍の紹介動画が公開されています。

関連書籍

サイエンスライティング超入門

サイエンスライティング超入門

石浦 章一
¥1,980(as of 09/15 12:35)
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書籍の表紙画像は東京化学同人ホームページから引用しました。

関連リンク

「サイエンスライティング超入門」の立ち読みサイト(東京化学同人ホームページより)

第1章まで公開されていました。

 

hoda

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大学院生です。ケモインフォマティクス→触媒

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