チャールズ・T・クリスギ (Charles T. Kresge、1954年5月9日-)は、米国の無機化学者である。サウジ・アラムコ社最高技術責任者(CTO)。
経歴
1975 Swarthmore College卒業
1979 カリフォルニア大学サンタバーバラ校 博士号取得(R.G.Pearson教授)
1979-1985 モービル社 研究員
1985-1987 W.R.Grace社 グループ長
1987-1999 モービル社グループ長、技術主任、主席研究員を歴任
1999-2013 ダウケミカルカンパニー ディレクター、R&D副所長を歴任
2013- サウジ・アラムコ社 最高技術責任者
受賞歴
1994 Donald W. Breck award
xxxx R&D 100 award for innovation
2008 Thomas Alva Edison patent award
2014 トムソン・ロイター引用栄誉賞
研究業績
分子鋳型法を用いるメソポーラスシリカ材料の創製
モービル社の研究員であった1992年に界面活性剤を鋳型とした分子鋳型法を用い、多孔性材料の一つであるメソポーラスシリカの一般製造法を開発。中でももっとも有名な材料であるMCM-41[1]の開発者として知られています。
MCM-41の鋳型合成法[2]
関連文献
[1] (a) Kresge, C. T.; Leonowicz, M. E.; Roth, W. J.; Vartuli, J. C.; Beck, J. S. Nature 1992, 359, 710. DOI: 10.1038/359710a0 (b) Beck, J. S.; Vartuli, J. C.; Roth, W. J.; Leonowicz, M. E.; Kresge, C. T.; Schmitt, K. D.; Chu, C. T. W.; Olson, D. H.; Sheppard, E. W. J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 10834. doi:10.1021/ja00053a020[2] Gibson, L. T. Chem. Soc. Rev. 2014, 43, 5163. DOI: 10.1039/C3CS60096C
関連書籍
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