[スポンサーリンク]

ケムステニュース

室温で液状のフラーレン

液状フラーレン

 独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:岸 輝雄)ナノ有機センター(センター長:一ノ瀬 泉)超分子グループの中西 尚志研究員(若手国際研究拠点兼任)は、同グループの道信 剛志特別研究員、有賀 克彦ディレクターらと共に、炭素系ナノ材料であるフラーレンに化学修飾を施すことによって、室温において溶媒を含まない液状のカーボン素材の開発に成功した。(引用:物質・材料研究機構)?

 フラーレンは電子材料等の応用のため多くの研究がされています。例えば、フラーレンをパカッと空けて中に金属や水素を入れた貯蔵フラーレンやDiels-Alder反応等により化学修飾することで他の分子と結合させ、フラーレンの性質を変え新たな物性を探索するなどです。

 今回は、フラーレンにこのような置換基を化学修飾することで、溶媒がなくとも室温でも液体であるフラーレンが完成したということです。導入するアルキル鎖を変えることで、粘性が変化するようです。?二次電池の炭素電極や、高いホール輸送性を活かした電気化学キャパシタなどに用いることが期待できるらしいです。

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 製薬特許売買市場、ネットに創設へ…大商とUFJ信託
  2. クラレ 新たに水溶性「ミントバール」
  3. 国際化学オリンピック2016でもメダルラッシュ!
  4. メタボ薬開発に道、脂肪合成妨げる化合物発見 京大など
  5. 肥満防止の「ワクチン」を開発 米研究チーム
  6. 塩野義 抗インフルエンザ薬を承認申請
  7. マクドナルドなど9社を提訴、発がん性物質の警告表示求め=カリフォ…
  8. つり革に つかまりアセる ワキ汗の夏

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 製薬外資、日本へ攻勢 高齢化で膨らむ市場
  2. エステルからエーテルをつくる脱一酸化炭素金属触媒
  3. タングトリンの触媒的不斉全合成
  4. フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある
  5. ヒドロホルミル化反応 Hydroformylation
  6. 来年は世界化学年:2011年は”化学の年”!
  7. カガン・モランダーカップリング Kagan-Molander Coupling
  8. ポメランツ・フリッチュ イソキノリン合成 Pomeranz-Fritsch Isoquinoline Synthesis
  9. フラーレン:発見から30年
  10. 総合化学4社、最高益を更新 製造業の需要高く

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

宮沢賢治の元素図鑑

概要本書は宮沢賢治の作品に登場する元素を取り上げ、作品を入り口として各元素について解説した書…

電子豊富芳香環に対する触媒的芳香族求核置換反応

2017年、ノースカロライナ大学チャペルヒル校・David Nicewiczらは、可視光レドックス触…

毛染めでのアレルギー大幅低減へ ~日華化学がヘアカラー用染料開発~

日華化学(本社福井県福井市、江守康昌社長)は、髪へのダメージや頭皮への刺激がなく、アレルギーのリスク…

スナップタグ SNAP-tag

スナップタグ(SNAP-tag)は、特定のタンパク質だけを化学標識したいときに、目印として融合発現さ…

フラッシュ自動精製装置に新たな対抗馬!?: Reveleris(リベラリス)

シリカゲルクロマトグラフィーを機械にやっていただき時間や場所、溶媒などを削減できるフラッシュ自動精製…

“結び目”をストッパーに使ったロタキサンの形成

分子ノットの嵩高さを利用した新規ロタキサンを合成した。末端に分子ノットをストッパーとして形成すること…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP