[スポンサーリンク]

ケムステニュース

室温で液状のフラーレン

液状フラーレン

 独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:岸 輝雄)ナノ有機センター(センター長:一ノ瀬 泉)超分子グループの中西 尚志研究員(若手国際研究拠点兼任)は、同グループの道信 剛志特別研究員、有賀 克彦ディレクターらと共に、炭素系ナノ材料であるフラーレンに化学修飾を施すことによって、室温において溶媒を含まない液状のカーボン素材の開発に成功した。(引用:物質・材料研究機構)?

 フラーレンは電子材料等の応用のため多くの研究がされています。例えば、フラーレンをパカッと空けて中に金属や水素を入れた貯蔵フラーレンやDiels-Alder反応等により化学修飾することで他の分子と結合させ、フラーレンの性質を変え新たな物性を探索するなどです。

 今回は、フラーレンにこのような置換基を化学修飾することで、溶媒がなくとも室温でも液体であるフラーレンが完成したということです。導入するアルキル鎖を変えることで、粘性が変化するようです。?二次電池の炭素電極や、高いホール輸送性を活かした電気化学キャパシタなどに用いることが期待できるらしいです。

The following two tabs change content below.
webmaster
Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. メスゴキブリのフェロモン合成、駆除に活用・日米チーム
  2. スイス連邦工科大ジーベーガー教授2007年ケーバー賞を受賞
  3. 阪大で2億7千万円超の研究費不正経理が発覚
  4. ノーベル化学賞、米・イスラエルの3氏に授与
  5. 白血病治療新薬の候補物質 京大研究グループと日本新薬が開発
  6. 新規糖尿病治療薬「DPPIV阻害剤」‐熾烈な開発競争
  7. 「水素水」健康効果うたう表示は問題 国民生活センターが業者に改善…
  8. 114番元素と116番元素の名称が間もなく決定!

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 文献検索サイトをもっと便利に:X-MOLをレビュー
  2. 毒劇アップデート
  3. ノーベル医学生理学賞、米の2氏に
  4. BTQBT : BTQBT
  5. 2016年1月の注目化学書籍
  6. 植物の受精効率を高める糖鎖「アモール」の発見
  7. 金属カルベノイドを用いるシクロプロパン化 Cyclopropanation with Metal Carbenoid
  8. パクリタキセル(タキソール) paclitaxel(TAXOL)
  9. 有機化合物のスペクトルデータベース SpectraBase
  10. サレット・コリンズ酸化 Sarett-Collins Oxidation

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

イミニウム励起触媒系による炭素ラジカルの不斉1,4-付加

2017年、カタルーニャ化学研究所・Paolo Melchiorreらは、イミニウム有機触媒系を可視…

ケムステ版・ノーベル化学賞候補者リスト【2018年版】

各媒体からかき集めた情報を元に、「未来にノーベル化学賞の受賞確率がある化学者」をリストアップしていま…

巨大複雑天然物ポリセオナミドBの細胞死誘導メカニズムの解明

第161回目のスポットライトリサーチは、早田敦 (はやた あつし)さんにお願いしました。早田…

イグノーベル化学賞2018「汚れ洗浄剤としてヒトの唾液はどれほど有効か?」

Tshozoです。今年もIg Nobel賞、発表されましたね。色々と興味深い発表が続く中、NHKで放…

最近のwebから〜固体の水素水?・化合物名の商標登録〜

皆様夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。大学はそろそろ後学期が始まってきたところです。小…

化学の力で複雑なタンパク質メチル化反応を制御する

第160回目のスポットライトリサーチは、連名での登場です。理化学研究所の五月女 宜裕 さん・島津 忠…

PAGE TOP