[スポンサーリンク]

archives

トシルヒドラゾンを経由するカルボニル化合物の脱酸素ヒドロフッ素化反応によるフルオロアルカンの合成

[スポンサーリンク]

T2022.gif

T0286.gif


Yadavらは,トシルヒドラゾンを経由するカルボニル化合物の脱酸素ヒドロフッ素化反応について報告しています。それによれば,種々のアルデヒドやケトンをトシルヒドラジドと反応させてトシルヒドラゾンを生成し,次いでこれをトリエチルアミン三ふっ化水素酸塩と反応させることにより,対応するモノフルオロアルカンを高収率,高純度で得ています。この反応は幅広い基質に適用可能で,簡便な操作によりワンポットでフルオロアルカン類に変換できることから,有用な方法として注目されています。

A. K. Yadav, V. P. Srivastava, L. D. S. Yadav, Chem. Commun. 2013, 49, 2154.

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. 2,9-ジブチル-1,10-フェナントロリン:2,9-Dibut…
  2. マテリアルズ・インフォマティクスの手法:条件最適化に用いられるベ…
  3. 人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには
  4. マテリアルズ・インフォマティクスの推進成功事例 -なぜあの企業は…
  5. トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリル : Triethy…
  6. 【10月開催】第2回 マツモトファインケミカル技術セミナー 有機…
  7. N,N,N’,N’-テトラメチルエチレン…
  8. 病理学的知見にもとづく化学物質の有害性評価

注目情報

ピックアップ記事

  1. ペタシス反応 Petasis Reaction
  2. 第六回ケムステVシンポ「高機能性金属錯体が拓く触媒科学」
  3. 「イカ」 と合成高分子の複合により耐破壊性ハイドロゲルを開発!
  4. SunRiSE 第2期募集中
  5. 硫黄 Sulfurーニンニク、タマネギから加硫剤まで
  6. Z-選択的オレフィンメタセシス
  7. β,β-ジフルオロホモアリルアルコールの合成
  8. Dihydropyridazinone環構造を有する初の天然物 Actinopyridazinoneを発見 ~微生物の持つヒドラジン生合成経路の多様性を解明~
  9. アイディア創出のインセンティブ~KAKENデータベースの利用法
  10. 動画でわかる! 「575化学実験」実践ガイド

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2013年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

7th Compound Challengeが開催されます!【エントリー〆切:2026年03月02日】 集え、”腕に覚えあり”の合成化学者!!

メルク株式会社より全世界の合成化学者と競い合うイベント、7th Compound Challenge…

乙卯研究所【急募】 有機合成化学分野(研究テーマは自由)の研究員募集

乙卯研究所とは乙卯研究所は、1915年の設立以来、広く薬学の研究を行うことを主要事業とし、その研…

大森 建 Ken OHMORI

大森 建(おおもり けん, 1969年 02月 12日–)は、日本の有機合成化学者。東京科学大学(I…

西川俊夫 Toshio NISHIKAWA

西川俊夫(にしかわ としお、1962年6月1日-)は、日本の有機化学者である。名古屋大学大学院生命農…

市川聡 Satoshi ICHIKAWA

市川 聡(Satoshi Ichikawa, 1971年9月28日-)は、日本の有機化学者・創薬化学…

非侵襲で使えるpH計で水溶液中のpHを測ってみた!

今回は、知っているようで知らない、なんとなく分かっているようで実は測定が難しい pH計(pHセンサー…

有馬温泉で鉄イオン水溶液について学んできた【化学者が行く温泉巡りの旅】

有馬温泉の金泉は、塩化物濃度と鉄濃度が日本の温泉の中で最も高い温泉で、黄褐色を呈する温泉です。この記…

HPLCをPATツールに変換!オンラインHPLCシステム:DirectInject-LC

これまでの自動サンプリング技術多くの製薬・化学メーカーはその生産性向上のため、有…

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

圧力に依存して還元反応が進行!~シクロファン構造を活用した新機能~

第686回のスポットライトリサーチは、北海道大学大学院理学研究院化学部門 有機化学第一研究室(鈴木孝…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP