[スポンサーリンク]

archives

ヘテロアレーンカルボニル化キナアルカロイド触媒を用いたアジリジンの亜リン酸によるエナンチオ選択的非対称化反応

[スポンサーリンク]

D4305.gif
D4306.gif


中村らはヘテロアレーンカルボニル化キナアルカロイド触媒,N-(9-デオキシ-epi-シンコニン-9-イル)ピコリンアミド (1a)およびN-(9-デオキシ-epi-シンコニジン-9-イル)ピコリンアミド (1b)を開発し,それを用いたアジリジンの亜リン酸によるエナンチオ選択的非対称化反応について報告しています。それによれば,1およびジエチル亜鉛を触媒として用いることにより,種々のアジリジンから光学活性β-アミノホスホン酸が高収率,高エナンチオ選択的に得られます。1aおよび1bを使い分けることにより,両方のエナンチオマーを直接的に合成することが可能です。得られた光学活性β-アミノホスホン酸は,生理活性物質やキラル配位子としての利用が期待されます。

Cinchona alkaloid amides/dialkylzinc catalyzed enantioselective desymmetrization of aziridines with phosphites
M. Hayashi, N. Shiomi, Y. Funahashi, S. Nakamura, J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 19366.

シンコナアルカロイド類およびその部分化学修飾体は,不斉有機合成におけるキラル配位子として広く用いられています。弊社ではこれら化合物を多数取り揃えております。詳細は下記リンクより参照ください。

シンコナアルカロイド関連化合物

関連記事

  1. ビス(トリ-o-トリルホスフィン)パラジウム(II) ジクロリド…
  2. セリ科植物に含まれる生理活性成分
  3. フィルム製造プロセスのスキルアップ【終了】
  4. ヘキサメチレンテトラミン
  5. ピセン:Picene
  6. 1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン:1,3-Diio…
  7. クロロ[(1,3-ジメシチルイミダゾール-2-イリデン)(N,N…
  8. 1,3-ビス(2,4,6-トリメチルフェニル)イミダゾリニウムク…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 有機アジド(4)ー芳香族アジド化合物の合成
  2. レーン 超分子化学
  3. サントリー、ビールの「エグミ物質」解明に成功
  4. DNAのもとは隕石とともに
  5. 2010年ノーベル化学賞予想―トムソン・ロイター版
  6. 2005年6月分の気になる化学関連ニュース投票結果
  7. アーサー・L・ホーウィッチ Arthur L. Horwich
  8. ニトログリセリン / nitroglycerin
  9. あなたの合成ルートは理想的?
  10. アルミに関する一騒動 ~約20年前の出来事~

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

安定なケトンのケイ素類縁体“シラノン”の合成 ケイ素—酸素2重結合の構造と性質

第214回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院理学研究科化学専攻(岩本研究室)・小林 良さんに…

99.7%の精度で偽造ウイスキーを見抜ける「人工舌」が開発される

 まるで人間の舌のように偽造ウイスキーを見抜くことができる小型のセンサーが開発されました。このセンサ…

天然のナノチューブ「微小管」の中にタンパク質を入れると何が起こる?

第213回のスポットライトリサーチは、鳥取大学大学院 工学研究科・稲葉 央 助教にお願いしました。…

有機合成化学協会誌2019年8月号:パラジウム-フェナントロリン触媒系・環状カーボネート・素粒子・分子ジャイロコマ・テトラベンゾフルオレン・海洋マクロリド

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2019年8月号がオンライン公開されました。ひ…

アスピリンから生まれた循環型ビニルポリマー

第212回のスポットライトリサーチは、信州大学線維学部 化学・材料学科 ・風間 茜さん にお願いしま…

熱を効率的に光に変換するデバイスを研究者が開発、太陽光発電の効率上昇に役立つ可能性

Scientists at Rice University in Texas have develo…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP