[スポンサーリンク]

一般的な話題

孫悟飯のお仕事は?

[スポンサーリンク]

 

「お父さん、ボク、本当にえらい学者さんになれるかな?」

 

 

これは、ドラゴンボールの孫悟飯の子供の頃の名言ですが、孫悟飯はその後、どの分野かは不明ですが、はれて学者になれたようです。筆者は残念ながらスーパーサイヤ人にはなれませんでしたが、偉くはないですが孫悟飯と同業者になっていました。彼ならばどんなスポーツでも確実に世界一になれたと思いますが、あえて学者になったことはかなり好感がもてます。

ご飯.gif

ところで学生さんの中にも、「学者になりたい」と思ったことがある人は比較的多いのではないでしょうか。しかしながら、学者になるには一般的には博士後期課程に進学する必要があると思いますが、実際に博士後期課程に進学する学生は少数です。特に、優秀な学生は修士課程(博士前期課程)で就職活動をしてもすぐに内定をもらってしまうため、残念ながら研究室から去ってしまうことが多々あります。もちろん博士後期課程には進んで行くものですし、行きたくない学生が行く必要はないのですが、博士後期課程に進学せずに就職することは筆者にとっては少々勿体無いと思えます。

おそらく博士後期課程に進学しないことを決めた学生は、時に教授にその旨をなんとなく恐る恐る告げるのではないかと思うのですが、その時に持ち出す理由には次のようなものがあるのではないかと思います。

「父親、母親が反対しているので・・・」

「進学するお金がないので・・・」

「企業で研究したいので・・・」

また、心の中では次のようなことを考えている人もなかにはいるのではないでしょうか。

「彼女(彼氏)と離れたくない」

「やっていく自信がないし、不安」

「自分にはそんな才能はない」

「一部のすごい人が行くんでしょ」

「一生がんばるなんて無理」

 

これらの言い訳は基本的に本当のこと(良い意味でも悪い意味でも)が含まれているため仕方がない面もありますが、これらの人の成長を邪魔する力は“レジスタンス”と総称されています(やりとげる力 より)。

 

“レジスタンス”は恐れ、誘惑、説得などに分類されますが、恐れが主要なものであり、恐れにより誘惑や説得が重くのしかかることになります。まあ結局、恐れに負けて博士後期課程を諦めてしまうことになるわけです。しかしながら皆さんは、そのような恐れを感じてしまうことを重大なことと考える必要はありません。なぜなら“レジスタンス”は成長しようと考える全ての人が感じる力であり、また成長する資質のある人にのみ感じられるものだからです(はなから不可能なことにはレジスタンスは感じられない)。もちろん一見恐れを知らない化物or怪獣かと思う教授も恐れは感じていると思われます。

 

また、この“レジスタンス”に負けてしまった人は必ず後悔し、自分自身をその程度の人間であったと正当化してしまうとのことです。というわけでこのような言い訳をしてしまっている学生さんはぜひ決心(改心?)して博士後期課程に進学して下さいね。歩いても、立ち止まっても、ダラダラしても、引き返してもいいですが、先に進むことを諦めないことが、後悔しない、楽しい人生を歩むには重要かと思います。

 

「私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのことと付き合ってきただけです」

アインシュタイン

アインシュタイン.gif

博士後期課程に進学したあかつきにはこんな駄文を掲載してくれる懐の大きいケムステで記事を書いてみてはどうでしょう。ケムステスタッフは意識の高い研究者が多いので、若いうちにそのような研究者と接することは将来の宝になるのではないかと思います。

最後に、今回の記事は読了した書籍“やりとげる力”にインスパイアされて作成させていただきましたが、おそらく筆者の勝手な解釈が混じっていますのであしからず。また、学士、修士で企業に就職される方の道が間違っているなんて微塵にも思いませんので、その点ご了承いただければと思います。

 

ナカシマ

ナカシマ

投稿者の記事一覧

化学と英語に関心があります。

関連記事

  1. ピーナッツ型分子の合成に成功!
  2. Macユーザに朗報?ChemDrawバージョンアップ
  3. プロドラッグの活性化をジグリシンが助ける
  4. 「脱芳香族的二重官能基修飾化反応の研究」ーイリノイ大学David…
  5. 私が思う化学史上最大の成果-2
  6. 溶媒としてアルコールを検討しました(笑)
  7. タミフルの新規合成法・その3
  8. 新しい太陽電池ーペロブスカイト太陽電池とは

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 中外製薬が工場を集約へ 宇都宮など2カ所に
  2. 米国へ講演旅行へ行ってきました:Part IV
  3. アミン存在下にエステル交換を進行させる触媒
  4. メントール /menthol
  5. 抗生物質の誘導体が神経難病に有効 名大グループ確認
  6. 富大工学部実験研究棟で火事
  7. 計算化学者は見下されているのか? Part 1
  8. 大阪大学インタラクティブ合宿セミナーに参加しました
  9. ここまで進んだ次世代医薬品―ちょっと未来の薬の科学
  10. アイディア創出のインセンティブ~KAKENデータベースの利用法

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

電気化学ことはじめ(1) 何が必要なの??

化学の中で酸化還元反応というのは非常によく出てくるトピックであり、高校でも水の電気分解から電気化学系…

【書籍】電気化学インピーダンス 数式と計算で理解する基礎理論

(↓kindle版)概要インピーダンス測定の結果をいかに解釈すべきか.その理…

国際化学オリンピック、日本の高校生4名「銀」獲得

文部科学省は2020年7月31日、オンラインで開催された「第52回国際化学オリンピック」に参加した高…

有機合成化学協会誌2020年8月号:E2212製法・ヘリセン・炭素架橋オリゴフェニレンビニレン・ジケトホスファニル・水素結合性分子集合体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2020年8月号がオンライン公開されました。今回は担当…

第八回ケムステVシンポジウム「有機無機ハイブリッド」を開催します!

夏真っ盛りですね。某ウイルスのもろもろに目を奪われがちですが、この季節は熱中症にも気をつけましょう。…

巧みに設計されたホウ素化合物と可視光からアルキルラジカルを発生させる

第268回のスポットライトリサーチは、金沢大学医薬保健研究域薬学系(大宮研究室)の佐藤 由季也(さと…

第111回―「予防・診断に有効なナノバイオセンサーと太陽電池の開発」Ted Sargent教授

第111回の海外化学者インタビューは、Ted Sargent教授です。トロント大学電気・計算機工学科…

アレノフィルを用いるアレーンオキシドとオキセピンの合成

脱芳香族化を伴う直接的な酸化により芳香族化合物からアレーンオキシドとオキセピンを合成する手法が開発さ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP