[スポンサーリンク]

一般的な話題

ケムステイブニングミキサー2015を終えて

[スポンサーリンク]

 

桜も散り、気温も上がり春本番を迎えています。先の日本化学会年会では毎年恒例のケムステ付設展示会キャンペーン(Part I, Part II, Part III)ならびに2年目となった若手研究者のためのケムステイブニングミキサーを行いました(ミキサー詳細はこちら)。初回(2014年)は現代化学に記事を寄稿させていただいたため、報告をウェブでは行いませんでしたが、2回目の今回はここで当日の様子を写真を振り返りながら紹介させていただきたいと思います。

 

申し込みは92人。当日は200人弱の参加

Facebookでの登録をお願いしましたが、やはり飛び込みが多く今年も2倍以上の200人弱の参加者がありました。昨年は約260人の参加者があり、人数が減った感はありましたが、今年の会場のスペースの問題でこれ以上は入ることができなかったことを考慮すると今年も多くの若手研究者に参加していただきました。

 

友人をつくってから出て行くこと

本ミキサーにご協賛いただいた企業様(下記記載)の紹介をさせて頂いた後、簡単な挨拶をしました。基本的には化学で繋がる友人をつくることを目的をしているため、「必ず本会で友人を1人でつくること」ということを話して、乾杯で会を開始しました。

2015-04-17_21-08-58

参加者はさまざま

参加者の統計をまとめましたので、下記に示します。参加者の所属も学年も様々で多くの若手研究者が集まっていることがわかります(その他は名簿からは判断できなかった人、もしくは所属が1人もしくは2人の大学からの参加)。博士課程の学生が多いことが特徴的です。中にはこの会を0次会として待ち合わせして、楽しんでから1次会に向かっていた人もいるようです。そんな参加方法も良いと思います。学部生や修士課程の学生がまだまだ少ないので、是非とも参加していただければと考えています。所属に関しては大学のみグラフにしてみましたが、年会に参加している人数の比率を比較的反映し、旧帝大系から国立大学が多く見られました。

 

職業別(左)と大学別(右)分布

職業別(左)と大学別(右)分布

 

 

参加者の顔

会が始まると、皆よく食べよく騒ぎという感じで交流はできているようでした。食事を少し用意しすぎたのかかなり余ってしまったのが少し残念ですが、総じて楽しい会になったと思います。

 

2015-04-17_21-10-18

2015-04-17_21-10-06

特別付設展示会も

協賛いただいた企業の一部に特別付設展示会を企画していただきました。製品紹介に加え、様々な特典がありました。

高輝度光科学研究センター(JASRI)、東京化成工業化学情報協会(写真無)、パーキンエルマージャパンアントンパールジャパン和光純薬の皆様ご協力ありがとうございました。

 

2015-04-17_21-10-33

玉尾先生も訪問

本企画は、1年半前、当時日本化学会の会長であった玉尾皓平先生との会談中の、玉尾先生発案をきっかけにして開催したものです。前回もお忙しいところ訪問してくれましたが、今回も急遽訪問頂きました。本当にありがとうございました。

 

2015-04-17_21-35-17

 次回もやります!

大成功に終わった、ケムステイブニングミキサー。色々と改良すべきところもありますが、基本的にはほぼ無料で今後も行っていきたいと考えていますので、日本化学会年会にお越しの若手科学者の方々はぜひ参加し、同じ化学を楽しむ一生の友人を見つけていただければと思います。

最後に、日本化学会のサポート、協賛していただいた各企業・団体( 高輝度光科学研究センター(JASRI)、東京化成工業化学情報協会(写真無)、パーキンエルマージャパンアントンパールジャパン和光純薬バイオタージジャパン)にこの場を借りて再度暑く御礼申し上げます。

 

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 内部アルケンのアリル位の選択的官能基化反応
  2. 研究者のためのCG作成術①(イントロダクション)
  3. 立体選択的なスピロ環の合成
  4. 抽出精製型AJIPHASE法の開発
  5. 2012年ノーベル化学賞は誰の手に?
  6. “試薬の安全な取り扱い”講習動画 のご紹…
  7. 【解ければ化学者】ビタミン C はどれ?
  8. 配座制御が鍵!(–)-Rauvomine Bの全合成

注目情報

ピックアップ記事

  1. 顕微鏡で化学反応を見る!?
  2. カーボンナノペーパー開発 信州大、ナノテク新素材
  3. フリーデル・クラフツ アシル化 Friedel-Crafts Acylation
  4. 含『鉛』芳香族化合物ジリチオプルンボールの合成に成功!①
  5. エチオ・リザード Ezio Rizzardo
  6. 【太陽HD】”世界一の技術”アルカリ現像型ソルダーレジストの開発
  7. ビンゲル反応 Bingel Reaction
  8. 有機合成化学協会誌2018年5月号:天然物化学特集号
  9. 接着系材料におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用 -条件最適化編-
  10. SciFinder Future Leaders in Chemistry参加のススメ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2015年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

注目情報

最新記事

有機合成化学協会誌2025年1月号:完全キャップ化メッセンジャーRNA・COVID-19経口治療薬・発光機能分子・感圧化学センサー・キュバンScaffold Editing

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年1月号がオンライン公開されています。…

配位子が酸化??触媒サイクルに参加!!

C(sp3)–Hヒドロキシ化に効果的に働く、ヘテロレプティックなルテニウム(II)触媒が報告された。…

精密質量計算の盲点:不正確なデータ提出を防ぐために

ご存じの通り、近年では化学の世界でもデータ駆動アプローチが重要視されています。高精度質量分析(HRM…

第71回「分子制御で楽しく固体化学を開拓する」林正太郎教授

第71回目の研究者インタビューです! 今回は第51回ケムステVシンポ「光化学最前線2025」の講演者…

第70回「ケイ素はなぜ生体組織に必要なのか?」城﨑由紀准教授

第70回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第69回「見えないものを見えるようにする」野々山貴行准教授

第69回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

第68回「表面・界面の科学からバイオセラミックスの未来に輝きを」多賀谷 基博 准教授

第68回目の研究者インタビューです! 今回は第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り…

配座制御が鍵!(–)-Rauvomine Bの全合成

シクロプロパン環をもつインドールアルカロイド(–)-rauvomine Bの初の全合成が達成された。…

岩田浩明 Hiroaki IWATA

岩田浩明(いわたひろあき)は、日本のデータサイエンティスト・計算科学者である。鳥取大学医学部 教授。…

人羅勇気 Yuki HITORA

人羅 勇気(ひとら ゆうき, 1987年5月3日-)は、日本の化学者である。熊本大学大学院生命科学研…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP