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ご注文は海外大学院ですか?〜出願編〜

GWはC13NMRの測定が捗りました.前回(準備編)の続きです.前記事では海外大学院への出願でどのようなものが必要か,気をつけるべきことはなにかについて書きました.今回は出願前にまつわるやっておいたほうがいいことや気をつけるべきことなど,一連の流れを時系列にて説明します.

 

4月

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はじめに出願する大学を決めましょう.大学選びが済まないと奨学金の申請もGRE, TOEFLの目標点設定もできないのでさっさと決めてしまいます.準備編でも述べましたがエッセイの中で行きたい2, 3個に言及しなくてはなりませんので,行きたい研究室が2, 3個以上ある大学を選びましょう.合格はしたけれど第一志望の研究室が人気で入れなかったということは往々にしてあります .また,大学である程度選ぶのもアリですが,研究室で選ぶ方を圧倒的にお勧めします.

次に大切なのが教授に相談しに行くことです.ここで自分が留学する意義を教授に説けるかが後にもらう推薦状の出来にもかかわってくるはずです.留学についてのアドバイスをもらったり,できれば推薦状を誰にもらうかの相談もしましょう.また,教授に留学を許可されないということも稀にあります.教授とバトるか,研究室にとって重要な戦力だと思われてると納得して諦めるかは自分次第です.

4月の締めは奨学金の確認です.〜準備編〜で述べたように奨学金は金額以上の働きをしてくれます.春のうちに下調べをしておき,書類請求の開始時期と応募締め切りを確認しましょう.

 

5月

面倒なのがTOEFLとGREです.筆者のようにTOEFLをほったらかしにしていると出願前に憂き目をみます.夏はGREの勉強や奨学金の出願などで(人によっては国内の大学院併願の勉強も)忙しくなってきます.そのためTOEFLは短期集中して春のうちに片付けてしまった方が得策です.理想的なことを言えば,学部4年になる前(or 修士2年になる前)に100点を確保しておけるとベストです.というのもTOEFLの点数をもっているとサマープログラムやReserch Internに参加できるからです.特にReserch Internは〜準備編〜で述べたような利点がたくさんありますので是非参加を検討してください.ちなみにTOEFLは受験日から10日後にネット上でスコアの確認が可能に,2週間程度の時間がかかりますスコア提出の際は時期に気をつけてください.

GRE generalについてもパラパラと問題を眺めて,どんなものか知っておくくらいはすると良いと思います.GRE generalは年に何度も開催され,Writing以外はテスト終了即時,Writingは受験日から15日後にネットで得点が確認に,スコア送付は1週間半かかります

GRE chemistryは範囲が膨大なのでこの時期から少しづつ学部時代の復習をしておきましょう.GRE chemistryは4, 9, 10月の3回(年度によって開催月の変動がありますがだいたい同じです.開催回数の変更はありません)しかありません.しかも多くの人にとっては4月はすでに終了,11月のテストは結果が出る前に出願締め切りなので,実質一発勝負になる場合があります.絶対予約に出遅れるわけにはいきません.まだ情報が出ていないかもしれませんが,定期的にGREのサイトをチェックする癖をつけておくと安全です.予約が解禁になったらGRE chemistryは秋の2回分どちらも予約しておくことをお勧めします.ただし,受験後約1ヶ月後に得点がわかるので後半の試験の得点が出願期限に間に合うかどうか怪しい場合があります.

 

6, 7月

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研究室にも慣れた頃,必要な書類を準備し始めましょう.早めであるにこしたことはありません.以下のような優先順位で準備するといいと思います.

奨学金の申請書類 > 推薦状 > エッセイ

奨学金の申請に当たって留学志望動機,自分の今の研究,留学したらやりたいことなどを書かされるのですが,これがエッセイに転用できるからです.(書き方の方向性も分量も異なるので完全コピペはまずいです).ということで願書を是非英語で書きましょう.奨学金の財団側も英語で書かれた方が”こいつやる気あんな”感を多少感じるという噂もあります(日本語指定の場合は泣きながら訳します).書いている中で自分が本当にやりたいことが具体的に見えてくることあります.申請書の書き方もエッセイの書き方指南書を参考に書くといいと思います.

推薦状も早めにお伺いをたてるべきです.特に自分のボスでない教授はあなたのことをよく知らないので,そもそも書くのを断られる,下書きを書くように求められる,教授の元へ出向いて自分をアピールするチャンスをもらえるなどなど,頼むだけかと思いきや以外と時間を取られたりします.面倒臭いと思うかもしれませんが,自分のことを知ってもらえた方が推薦状は強力になります.むしろチャンスだと思って取り組みましょう.また,奨学金への出願も教授からの推薦状(多くの場合は1通)が必要です.直前になってドタバタしないよう,出願期限から逆算して計画を立てましょう.

 

8, 9月

研究室によっては国内大学院進学の人と足並みを揃えて院試休みがもらえるところもあるようです.遅くとも夏のうちにTOEFLはケリをつけましょう.筆者の場合GRE chemistryが9月末にあったので,夏の間に過去問を解いて形式慣れをしました.GRE chemistryはこの秋1回しか受験するチャンスがない人も多いかもしれませんので気を引き締めていきましょう.GRE generalについてはあまり勉強しても意味がない舐め腐っているとQuantitativeでもWritingでも点数が取れなかったという事故になりかねないので,ある程度は勉強しましょう.

お金に余裕があるのなら,夏休みを利用して研究室訪問するのも効果絶大です.メールで教授にアポイントメントをとり,研究室の見学と自分の売り込みをしましょう.ただし,この時期は全世界から大量の学生が同様の目的で研究室を訪れます.半端な知識と英語力ではむしろ悪印象を与えかねません.下調べと勉強はしっかりしていきましょう.また,有名研究室だと学生を受け入れきれない,めんどくさいということでそもそも見学を許可されない,メールの返事が返ってこないということも往々にしてあります.そういったときはアポ取りメールを送る前に自分のボスに口を聞いてくれるようお願いすると返信率がグンと上がります.

見学に出向けないのならばせめて”興味ありますメール”を送りましょう.HPや論文をみて「この論文のここに非常に興味があります.こうしたらどうなるのでしょう?」「こういう研究はできますか?」「仮に新人が来たらどのような研究テーマをあてがう予定ですか?」「今年は新人をとる予定ですか?」などなど,興味ありますアッピールをしましょう.特に有名研究室に出す時は最後の質問が大事になってくる場合があります.去年学生をとりすぎた,もうポスドクしかいらない,などといわれかねないのでしっかり確認しておくことをお勧めします.

また,奨学金の出願締め切りはこの時期からラッシュが来ていたように記憶しています.夏以降は本出願や卒論でどんどん忙しくなっていくので,たとえ期限に余裕があってもこの時期には一通りの必要書類を揃えておくと後が楽だと思います.

 

10月

これまでにうけたGREとTOEFLの点数がETSで見れるようになっていると思います.これらを大学院に送らなくてはならないのですが,前述の通り送付プロセスに時間がかかります.GREは1週間半,TOEFLは2週間程度の時間がかかります.万が一届かなかった場合,問い合わせや送り直しをする可能性を考えて(実際には起こりませんでした)このくらいの時期に送りました.また,送付にはお金がかかり,結構ばかにならない額になります.支払いにはクレジットカードが必要なのでもっていない場合は作っておくとよいでしょう.

以前言及しましたが,大学によっては郵送でも成績表を求めてくることもありますのであわせて送りましょう.

 

11月

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大学への出願を開始しましょう.ここを乗り越えればぐっと楽になります.締め切りはだいたいどこも11月末から1月頭ですが,11月中に一気に出願を完了させるべきです.どこの大学も入力する情報は似たようなものなので一思いにやったほうが手早く終わらせることができます.また,一度に終わらせることは推薦状を出してくれる教授側の手間を減らすことにもなります.

多くの大学は必要書類の提出状況をwebで確認できるようにしてくれていますが,郵送したの成績表やテストのスコアは反映が遅いこともしばしばあります.きちんと自分が出願プロセスをクリアしているか不安な時は事務にメールで問い合わせましょう.時間がない時は電話するのも躊躇してはいけません.研究室の電話でかければ国際電話も楽勝(長電話は怒られます).ここで「あの書類がない」何て緊急事態に対応できるよう,成績表郵送の伝票とテストのスコア提出の確認メールはきちんと保存しておきましょう.あちらに非があれば提出の遅れをみとめてもらえるかもしれません.

 

以上出願がおわってめでたしめでたしです.最終回は(望むらく)合格をもらうところから話をはじめ,渡航までのプロセスを紹介します.

 

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