[スポンサーリンク]

一般的な話題

ケムステチャンネルをチャンネル登録しませんか?

[スポンサーリンク]

5月11日で化学の情報サイトケムステは開設21周年を迎えます。これまで記事中心の活動を行ってきましたが、遅まきながら昨年満を持して動画ベースの活動を開始しました。

初めての新型コロナによる緊急事態宣言を受けて、シンポジウム開催が絶望的になった際に、いち早くウェブベースの無料シンポジウムケムステVシンポを開催したのがきっかけです。

それが昨年(2020年)の5月1日であり、そのとき専用Youtubeチャンネル、ケムステチャンネルを立ち上げました。つまり、ちょうど1周年といったところです。ケムステ自体の20年以上の歴史の中で1年はまだまだはじめたばかりですが、皆が動画コンテンツになれた今後は積極的に様々な化学動画コンテンツを公開していきたいと考えています。

本記事では、どんな化学動画があるのか知らないユーザーのために、現在のケムステチャンネルコンテンツを紹介したいと思います(記事にある動画は、それぞれの再生リストを紹介しています)。

ケムステVシンポ

上述しましたが、ケムステVシンポは化学のオンラインシンポジウムです。様々な科学分野の第一線で活躍する化学者に講演してもらっています。ケムステチャンネルでは、本シンポジウムのライブ配信と、アーカイブ動画の公開を行っています。ライブ配信は終了後、数日は公開していますが、その後、継続的に公開できる内容を編集してアーカイブとして公開しています。

下の動画は最近行われた、第15回ケムステVシンポ「複合アニオン」の動画です。

ケムステVプレレク

ケムステVシンポと並列してバーチャルプレミアレクチャー(以下Vプレレク)という講演会形式の動画配信も行っています。講師に1-2時間ばっちりその分野の化学について講演してくれます。本動画は収録し、編集後プレミア公開として配信しており、その当日にはその分野のトップランナーである講師がチャットに参加して質問に応えてくれるというユニークな形式をとっています。現在第3回まで配信されており、今後も2,3ヶ月に1回ほどのペースで配信していければと思っています。

他のウェブシンポの動画配信

ケムステ主宰のシンポジウムシリーズでなく他の団体のシンポジウムもご提供いただいて公開しています。現在は、ケムステスタッフが中心となって主催しているものだけですが、光”機到来!QコロキウムABCInfoです。両者とも、Zoomベースのウェブ講演会を開催していますが、その後講演者の許可を得た後に、アーカイブ化、ケムステに公開しています。

実験器具・用品を試してみた

シンポジウムや講演会のような堅いコンテンツだけでなく、もう少し手軽にみれるような動画も最近配信しています。例えば、この「実験器具・用品を試してみた」シリーズ。現在第5弾まで公開していますが、アズワン株式会社にお願いして、同社の扱う様々な実験小物や器具を紹介しています。登場人物は代表の研究室の大学院生ですが、結構楽しんで毎回撮影しています。ぜひ化学系のyoutuberを目指してほしいところです(笑)

スポットライトリサーチムービー

鳴り物入りではじめたスポットライトリサーチムービー。素敵な研究をした若手研究者を紹介する大人気スポットライトリサーチの動画版で、スポットライトリサーチ依頼の際にこちらも毎回お願いしているのですが、なかなか希望者がでませんでした。最近、以下のムービーが公開されたことで、依頼先に興味をもってもらうことができています。すべてケムステ側で編集をしているので、毎回のスポットライトリサーチでは無理ですが、月に1回ほどはなんとか配信していたいと思っています。

その他にも、ケムステVシンポの講演者に化学動画を頂いたして、動画コンテンツの拡充を目指しています。また、現在企画段階ですが賞金付きの化学動画コンテストを考えていますので、お楽しみに。

ぜひチャンネル登録お願いいたします!

一般的な人気チャンネルには登録数が遠く及びませんが、ニッチな学問動画チャンネルとして継続的に活動していきたいと思いますので、ご支援(ご登録)お願いいたします。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 酸と塩基のつとめを個別に完遂した反応触媒
  2. 環拡大で八員環をバッチリ攻略! pleuromutilinの全合…
  3. 荒木飛呂彦のイラストがCell誌の表紙を飾る
  4. ゲルセジン型アルカロイドの網羅的全合成
  5. ケムステが文部科学大臣表彰 科学技術賞を受賞しました
  6. スイスの博士課程ってどうなの?3〜面接と入学手続き〜
  7. 君はホンモノの潤滑油を知っているか?:自己PRで潤滑油であること…
  8. DOWとはどんな会社?-1

注目情報

ピックアップ記事

  1. 新たなクリックケミストリーを拓く”SuFEx反応”
  2. Rではじめるケモ・マテリアルズ・インフォマティクスープログラミング・ノックで基礎を完全習得ー
  3. ポリメラーゼ連鎖反応 polymerase chain reaction(PCR)
  4. NMRの基礎知識【測定・解析編】
  5. Branch選択的不斉アリル位C(Sp3)–Hアルキル化反応
  6. 発展が続く触媒研究~京大より触媒研究の成果が相次いで発表される~
  7. データ駆動型R&D組織の実現に向けた、MIを組織的に定着させる3ステップ
  8. 科学予算はイギリスでも「仕分け対象」
  9. 日本薬学会第125年会
  10. パラジウム価格上昇中

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2021年5月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

河村奈緒子 Naoko Komura

河村 奈緒子(こうむら なおこ, 19xx年xx月xx日-)は、日本の有機化学者である。専門は糖鎖合…

分極したBe–Be結合で広がるベリリウムの化学

Be–Be結合をもつ安定な錯体であるジベリロセンの配位子交換により、分極したBe–Be結合形成を初め…

小松 徹 Tohru Komatsu

小松 徹(こまつ とおる、19xx年xx月xx日-)は、日本の化学者である。東京大学大学院薬学系研究…

化学CMアップデート

いろいろ忙しくてケムステからほぼ一年離れておりましたが、少しだけ復活しました。その復活第一弾は化学企…

固有のキラリティーを生むカリックス[4]アレーン合成法の開発

不斉有機触媒を利用した分子間反応により、カリックスアレーンを構築することが可能である。固有キラリ…

服部 倫弘 Tomohiro Hattori

服部 倫弘 (Tomohiro Hattori) は、日本の有機化学者。中部大学…

ぱたぱた組み替わるブルバレン誘導体を高度に置換する

容易に合成可能なビシクロノナン骨格を利用した、簡潔でエナンチオ選択的に多様な官能基をもつバルバラロン…

今年は Carl Bosch 生誕 150周年です

Tshozoです。タイトルの件、本国で特に大きなイベントはないようなのですが、筆者が書かずに誰が…

ペンタフルベンが環構築の立役者!Bipolarolide D の全合成

4つの五員環が連結するユニークな構造をもつ天然物bipolarolide Dの全合成を達成した。エナ…

植物由来アルカロイドライブラリーから新たな不斉有機触媒の発見

第632回のスポットライトリサーチは、千葉大学大学院医学薬学府(中分子化学研究室)博士課程後期3年の…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP