[スポンサーリンク]

B

ブルック転位 Brook Rearrangement

[スポンサーリンク]

 

概要

C-シリル→O-シリルのアニオン性転位反応。強いO-シリル結合の生成が駆動力。

基本文献

  • Brook, A. G. J. Am. Chem. Soc. 1958, 80, 1886. doi:10.1021/ja01541a026
  • Brook, A. G.; Warner, C. M.; McGriskin, M. E. J. Am. Chem. Soc. 1959, 81, 981. DOI: 10.1021/ja01513a056
  • Brook, A. G.; Schwartz, N. V. J. Am. Chem. Soc. 196082, 2435. DOI: 10.1021/ja01495a011
  • Brook, A. G.; Lachia, B. J. Am. Chem. Soc. 196183, 827. DOI: 10.1021/ja01465a021
  • Brook, A. G. Acc. Chem. Res. 1974, 7, 77. doi:10.1021/ar50075a003
  • Fleming,I.; Barbero, A.; Walter, D. Chem. Rev. 199797, 2063. DOI: 10.1021/cr941074u
  • Moser, W. H. Tetrahedron 2001, 57, 2065. doi:10.1016/S0040-4020(00)01089-9
  •  Smith A. B. III  Adams,  C. M. Acc. Chem. Res. 2004, 37, 365.
  •  Schaumann E.;  Kirschning, A. Synlett, 2007, 177.

 

開発の歴史

1958年カナダの化学者Brookらによって報告された。

Adrian Gibbs Brook

Adrian Gibbs Brook

反応機構

Si-O結合とSi-C結合の差(269kJ/mol)に起因する、 熱力学的支配の産物とされる。5配位型シリケート中間体を経由する。通常触媒量の塩基で良い。
brook_2.gif

反応例

 

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

  • Song, Z. L.: Kui, L. Z.; Sun X. W.;  Li, L. J. Org. Lett. 2011, 13, 1440.
  • Hayashi, M.; Nakamura S. Angew. Chem., Int. Ed. 2011, 50, 2249.
  • Li, H.; Liu, L. T.;  Wang, Z. T.; Zhao, F.; Zhang, S. G. Zhang, W. X.   Xi, Z. F. Chem.–Eur. J. 2011, 17, 7399.
  • Sasaki, M.; Kondo, Y.; Kawahata, M.; Yamaguchi, K.; Takeda, K Angew. Chem.,Int. Ed., 2011, 50, 6375.
  • Martin, D. B. C. Vanderwal, C. D. Chem. Sci., 2011, 2, 649.
  • Matsuya, Y.; Koiwai, A.; Minato, D.; Sugimoto, K.; Toyooka, N. Tetrahedron Lett. 2012, 53, 5955.
  • Rouf, A. M.;  Jahn, B. O.; Ottosson, H. Organometallics, 2013, 32, 16.

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. シュワルツ試薬 Schwartz’s Reagent…
  2. ダフ反応 Duff Reaction
  3. 1,3-ジチアン 1,3-Dithiane
  4. ボイランド・シムズ酸化 Boyland-Sims Oxidati…
  5. DABSOを用いるSO2導入反応 SO2 incorporati…
  6. ハンチュ ジヒドロピリジン合成  Hantzsch Dihydr…
  7. ネニチェスク インドール合成 Nenitzescu Indole…
  8. ローゼンムント・フォンブラウン反応 Rosenmund-von …

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 若手研究者に朗報!? Reaxys Prizeに応募しよう
  2. マックス・プランク Max Planck
  3. ADC薬 応用編:捨てられたきた天然物は宝の山?・タンパクも有機化学の領域に!
  4. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」④(解答編)
  5. 大麻から作られる医薬品がアメリカでオーファンドラッグとして認証へ
  6. 第42回―「ナノスケールの自己集積化学」David K. Smith教授
  7. 仕事の進め方を見直してみませんか?-SEの実例から
  8. U≡N結合、合成さる
  9. ノーベル化学賞は化学者の手に
  10. 長谷川 靖哉 Yasuchika Hasegawa

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

注目情報

注目情報

最新記事

2021年化学企業トップの年頭所感を読み解く

2021年が本格始動し始めている中、化学企業のトップが年の初めに抱負や目標を述べる年頭所感を続々と発…

転職を成功させる「人たらし」から学ぶ3つのポイント

転職活動を始めた場合、まずは自身が希望する職種、勤務地、年収などの条件を元にインターネットで求人を検…

mRNAワクチン(メッセンジャーRNAワクチン)

病原体のタンパクをコードしたmRNAをベースとしたワクチン。従来のワクチンは、弱毒化・不活化した病原…

第139回―「超高速レーザを用いる光化学機構の解明」Greg Scholes教授

第139回の海外化学者インタビューはグレッグ・ショールズ教授です。トロント大学化学科(訳注:現在はプ…

分子の対称性が高いってどういうこと ?【化学者だって数学するっつーの!: 対称操作】

群論を学んでいない人でも「ある分子の対称性が高い」と直感的に言うことはできるかと思います。しかし分子…

非古典的カルボカチオンを手懐ける

キラルなブレンステッド酸触媒による非古典的カルボカチオンのエナンチオ選択的反応が開発された。低分子触…

CEMS Topical Meeting Online 機能性材料の励起状態化学

1月28日に毎年行われている理研の無料シンポジウムが開催されるようです。事前参加登録が必要なので興味…

カルボン酸に気をつけろ! グルクロン酸抱合の驚異

 カルボン酸は、カルボキシ基 (–COOH) を有する有機化合物の一群です。カルボン…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP