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天才プログラマー タンメイが教えるJulia超入門

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概要

使いやすさと実行速度を兼ね備えた注目のプログラミング言語Julia.
世界の天才プログラマーが教えるJuliaのやさしい入門書.プログラミング未経験者にも最適な一冊.(東京化学同人ホームページより引用)

目次

Julia環境の導入と構築/変数と外部入力/条件分岐と繰返し/配列と辞書/関数/エラーと例外の処理/パッケージ管理/ファイルの読み書き/機械はどのように学習するのか/次のステップと情報源

書評

Juliaは書きやすい簡単な文法と速い実行速度を両立しているのが特徴のプログラミング言語で、後発でありながら科学計算や機械学習の界隈で急速に普及している言語です。同じような用途の言語ではPythonが有名ですが、Pythonは実行速度にやや難がありました。その問題点を克服したJuliaは大きな注目を浴びています。

本書はJuliaの文法の説明は簡潔にまとまっており、初心者でもすいすい読み進めながら学習することができます。また、Juliaが科学計算・機械学習の分野で利用されていることを踏まえて、分散コンピューティング やPythonのコードを呼び出しといった、その分野でJuliaを使っていくなら遅かれ早かれ直面する発展的な内容にも簡単に触れているのもポイントです。最後には一章使って機械学習の簡単なプロジェクトを体験できるようになっているので、この一冊を一通り学習することで、Juliaの 文法をさらっと勉強しつつ、Juliaの良さを活かした科学計算や機械学習での応用の入り口に立つことができるようになります。

 

一読したところこの本が特に向いているのは次のような人です。

  • 科学計算や機械学習につかうためにプログラミングを勉強してみたいがなにから始めればいいのかわからない人
  • CFotranなどのプログラミングに挑戦したけど挫折した人
  • 他のプログラミング言語の学習経験があってJuliaに関心がある人

説明は丁寧なのですが簡潔にまとまっているという印象があり、漠然とこれからプログラミングを始める真っ新な初心者だとこの本の簡潔さが逆に仇となってやや道に迷うということはあるかもしれません。それでも手を動かしながら読んでいけば理解できるようには書かれていますが、明確に科学計算・機械学習の目的意識があったり、C言語などを挫折した人により強く推したいと考えています。またプログラミングを勉強したいという動機としてウェブアプリやスマホ向けアプリを開発したいと思っているかたには、Julia以外により向いているプログラミング言語があり、この本でもそういった方面に役立つ情報は多くないのでこの本はお勧めできません。

 

簡潔かつ丁寧なこの本でJuliaの文法を一通り学習しつつ後々必要になるであろう分散コンピューティングなどのキーワードのイメージを仕入れておけば、あとはJuliaでより専門的な分散コンピューティングやシミュレーション・統計処理などの科学計算や機械学習の話題を扱う本に簡単にステップアップすることができるでしょう。

[当記事は香港科技大学Computer Science専攻の筆者友人による寄稿記事です。]

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学生。高分子合成専門。低分子・高分子を問わず、分子レベルでの創作が好きです。構造が格好よければ全て良し。生物学的・材料学的応用に繋がれば尚良し。Maitotoxinの全合成を待ち望んでいます。

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