[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

デヴィッド・ミルステイン David Milstein

[スポンサーリンク]

 

デヴィッド・ミルステイン(David Milstein, 1947年6月4日-)は、イスラエルの化学者。ワイツマン科学研究所 教授(写真:http://www.hayadan.org.il/)。

経歴

1968 ヘブライ大学 卒業
1969 ヘブライ大学 修士号取得(J. Blum教授)
1976 ヘブライ大学 博士号取得

1977-8 コロラド州立大学 博士研究員(J. K. Stille教授)
1979-1982 DuPont社 Senior Research Chemist
1983-1986 DuPont社 Group Leader
1987-1992 ワイツマン科学研究所 准教授
1993-現在 ワイツマン科学研究所 教授

兼任
1996-2005 ワイツマン科学研究所 有機化学部門長
2000-現在 ワイツマン科学研究所 The Kimmel Center for Molecular Design 所長

 

受賞歴

2020 American Chemical Society Gabor Somorjai Award for Creative Research in Catalysis
2019 the Blaise Pascal Medal for Chemistry of the European Academy of Sciences
2019 the Weizmann-Moles Award from the Spanish Royal Society of Chemistry
2017 the European Prize for Organometallic Chemistry
2017 the Israel Chemical Society Gold Medal
2016 the Eni Protection of the Environment Prize (2016, presented by the President of Italy)
2012 Israel Prize in Chemistry and Physics
2011 The Humboldt Research Award
2010 Fellow of the Royal Society of Chemistry
2010 RSC Sir Geoffrey Wilkinson Award
2007 ACS Award in Organometallic Chemistry
2006 Israel Chemical Society Prize
2002 I.M. Kolthoff Prize in Chemistry
1999 The Paolo Chini Memorial Award
1982, 1983, 1984, 1985 DuPont Company Excellence Awards

 

研究概要

Stilleクロスカップリング反応の開発

博士研究員として師事したJohn K. Stille教授のもと、現在Stilleクロスカップリングとして知られる人名反応を開発した[1]。

x-ene-25.gif

ピンサー型脱水素触媒の開発

新規ピンサー型ルテニウム錯体を開発、様々な触媒的脱水素変換反応を実現した。
とりわけアルコールとアミンから脱水素反応によってアミドを直接合成する手法[2]は、環境調和性の高い先進的変換として知られる。リン隣接位の脱プロトン化を伴う金属-配位子協働型機構が提唱されている。

David_Milstein_2.jpg

(画像:onlinelibrary.wiley.com?)?

コメント&その他

220以上の原著論文を執筆。

 

名言集

 

関連動画

関連文献

[1] Milstein, D.; Stille, J. K. J. Am. Chem. Soc. 1978, 100, 3636. doi:10.1021/ja00479a077
[2] Gunanathan, C.;Ben-David, Y.; Milstein, D. Science 2007, 317, 790. DOI: 10.1126/science.1145295

  • Balaraman, E; Khaskin, E; Leitus, G; Milstein, D. Catalytic Transformation of Alcohols to Carboxylic Acid Salts and H2 Using Water as the Oxygen Atom Source.  Nature Chem. 2013, 5, 122-125.
  • Balaraman, E; Gunanathan, C; Zhang, J; Shimon, Ljw; Milstein, D (2011). Efficient Hydrogenation of Organic Carbonates, Carbamates and Formates Indicates Alternative Routes to Methanol Based on Co2 and co.  Nature Chemistry. 3:(8)609-614.

関連書籍

ケムステ関連記事

外部リンク

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. ロジャー・チェン Roger Y. Tsien
  2. アンソニー・スペック Anthony L. Spek
  3. トム・マイモニ Thomas J. Maimone
  4. マーティン・オストライヒ Martin Oestreich
  5. チャド・マーキン Chad A. Mirkin
  6. エリック・ベッツィグ Eric Betzig
  7. 佐藤 一彦 Kazuhiko Sato
  8. 楊井 伸浩 Nobuhiro Yanai

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 第82回―「金属を活用する超分子化学」Michaele Hardie教授
  2. 化学探偵Mr.キュリー9
  3. 進む分析機器の開発
  4. マイケル付加 Michael Addition
  5. デイヴィット・ベイカー David Baker
  6. 根岸試薬(Cp2Zr) Negishi Reagent
  7. 【緊急】化学分野における博士進学の意識調査
  8. 世界で初めて一重項分裂光反応の静水圧制御を達成
  9. 第94回―「化学ジャーナルの編集長として」Hilary Crichton博士
  10. 学術変革領域研究(A) 「デジタル有機合成」発足とキックオフシンポジウムのお知らせ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

注目情報

最新記事

ナノ学会 第22回大会 付設展示会ケムステキャンペーン

ナノ学会の第22回大会が東北大学青葉山新キャンパスにて開催されます。協賛団体であるACS(ア…

【酵素模倣】酸素ガスを用いた MOF 内での高スピン鉄(IV)オキソの発生

Long らは酸素分子を酸化剤に用いて酵素を模倣した反応活性種を金属-有機構造体中に発生させ、C-H…

【書評】奇跡の薬 16 の物語 ペニシリンからリアップ、バイアグラ、新型コロナワクチンまで

ペニシリンはたまたま混入したアオカビから発見された──だけではない.薬の…

MEDCHEM NEWS 33-2 号「2022年度医薬化学部会賞」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープン…

マテリアルズ・インフォマティクスにおける分子生成の基礎と応用

開催日:2024/05/22 申込みはこちら■開催概要「分子生成」という技術は様々な問題…

AlphaFold3の登場!!再びブレイクスルーとなりうるのか~実際にβ版を使用してみた~

2021年にタンパク質の立体構造予測ツールであるAlphaFold2 (AF2) が登場し、様々な分…

【5月開催】 【第二期 マツモトファインケミカル技術セミナー開催】 有機金属化合物 オルガチックスによる「密着性向上効果の発現(プライマー)」

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

マテリアルズ・インフォマティクスにおける回帰手法の基礎

開催日:2024/05/15 申込みはこちら■開催概要マテリアルズ・インフォマティクスを…

分子は基板表面で「寝返り」をうつ!「一時停止」蒸着法で自発分極の制御自在

第613回のスポットライトリサーチは、千葉大学 石井久夫研究室の大原 正裕(おおはら まさひろ)さん…

GoodNotesに化学構造が書きやすいノートが新登場!その使用感はいかに?

みなさんは現在どのようなもので授業ノートを取っていますでしょうか。私が学生だったときには電子…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP