[スポンサーリンク]

世界の化学者データベース

上村 大輔 Daisuke Uemura

上村 大輔 (うえむら だいすけ、1945年xx月xx日-)は、日本の有機化学者、天然物化学者である。神奈川大学特別招聘教授、名古屋大学名誉教授。

経歴

1968 名古屋大学理学部化学科 卒業
1973 名古屋大学理学部 助手
1975 名古屋大学大学院 博士号取得(理学)
1979 静岡大学教養部 助教授
1991 静岡大学教養部 教授
1995 静岡大学理学部 教授
1997 名古屋大学大学院理学研究科 教授
2008 慶應義塾大学理工学部生命情報学科教授
2011 神奈川大学理学部化学科教授
2016 神奈川大学特別招聘教授

 

受賞歴

1977 日本化学会進歩賞
2006 日本化学会賞
2007 中日文化賞
2009 紫綬褒章
2012 ナカニシプライズ

 

研究概要

海洋産天然物の構造決定

パリトキシン[1]・ハリコンドリンB[2]・ピンナトキシン[3]などの構造決定は有名な業績。最近では共生渦鞭毛藻由来の新規ポリオール化合物シンビオジノライドの単離、構造決定に成功し、現在その合成を行い、その確かな構造を明らかにするために研究を行っている。

 

halicondrinB.gifpalytoxin.gif

 コメント&その他

平田義正研究室の末っ子として知られており、非常に豪快な性格でまさに天然物化学者という感じの先生です。その豪快さからは考えられないような、超微量の複雑な化合物の単離、構造決定という非常に繊細な仕事を行っています。日本の天然物化学の第一人者であり、存在感たっぷりのユニークな先生です。

関連文献

  1. J. K. Cha, W. J. Christ, J. M. Finan, H. Fujioka, Y. Kishi, L. L. Klein, S. S. Ko, J. Leder, W. W. McWhorter, Jr., K. -P. Pfaff, M. Yonaga, D. Uemura, and Y. Hirata, J. Am. Chem. Soc., 104, 7369-7371 (1982).
  2. Y. Hirata and D. Uemura. Pure Appl. Chem. 1986, 58 , 701.
  3. D. Uemura, T. Chou, T. Haino, A. Nagatsu, S. Fukuzawa, S-Z. Zheng, and H-S. Chen, J. Am. Chem. Soc117, 1155-1156 (1995).

関連動画

関連書籍

関連リンク

 

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. アーサー・L・ホーウィッチ Arthur L. Horwich
  2. アビー・ドイル Abigail G. Doyle
  3. クラウス・ビーマン Klaus Biemann
  4. ジョアン・スタビー JoAnne Stubbe
  5. ロバート・クラブトリー Robert H. Crabtree
  6. パット・ブラウン Patrick O. Brown
  7. アーノルド・レインゴールド Arnold L. Rheingol…
  8. 遠藤章 Akira Endo

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学者の卵、就職サイトを使い始める
  2. 還元された酸化グラフェン(その1)
  3. フィルム製造プロセスのスキルアップ【終了】
  4. ニセクロハツの強毒原因物質を解明 “謎の毒キノコ” 京薬大准教授ら
  5. プラナーボラン - 有機エレクトロニクス界に期待の新化合物
  6. レスベラトロール /resveratrol
  7. 創薬化学―有機合成からのアプローチ
  8. グラクソ、パーキンソン病治療薬「レキップ錠」を販売開始
  9. サリンを検出可能な有機化合物
  10. 芳香族化合物のスルホン化 Sulfonylation of Aromatic Compound

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

「人工金属酵素によるSystems Catalysisと細胞内触媒反応」University of Basel, T. R. Ward研より

海外留学記第23回目は、前回22回目の研究記を掲載させていただいた小嶋良輔さんからの紹介で、Base…

太陽ホールディングスインターシップ

経営理念に共感し、自ら考え行動できる自律した人材と働きたい私たちは、楽しい社会を実現するという経…

抽出精製型AJIPHASE法の開発

2017年、味の素社の高橋大輔らは、ペプチド液相合成法であるAJIPHASE法にさらなる改良を加え、…

【太陽HD】”世界一の技術”アルカリ現像型ソルダーレジストの開発

ソルダーレジストは、プリント配線板や半導体パッケージ用基板の表層部分に使用されはんだ付け作業時、不要…

太陽ホールディングスってどんな会社?

私たち太陽ホールディングスグループは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器やデジタル家電、車載用電…

「自然冷媒」に爆発・炎上の恐れ

「環境省・経済産業省の指示により、エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ」と偽り、地球環…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP