[スポンサーリンク]

ケムステニュース

科学的発見を加速する新研究ツール「SciFinder n」を発表

[スポンサーリンク]

 米国化学会(American Chemical Society=ACS)の情報部門で、化学情報の世界的権威であるケミカル・アブストラクツ・サービス(Chemical Abstracts Service=CAS、米国オハイオ州コロンバス)は本日、「SciFindern(読み方:サイファインダー・エヌ)」を2017年春に公開すると発表しました。独自の権威あるコンテンツと卓越した機能を備え、ワークフロー機能を強化したSciFindernの強力なソリューションによって、研究者の生産性が飛躍的に向上します(引用:化学情報協会 2016年9月6日)。

 

皆さんおなじみの化学情報検索サービス「SciFinder」が新しくなるようです。其の名も「SciFindern(読み方:サイファインダー・エヌ)」。具体的な情報は全く記載されていないのでなにがなにやらよくわかりませんが、既に、先日行われたACS meetingの展示会で発表されたのこと。誰か触った人いますか?

このプレスリリース(PDFファイル)の副題がまたすごい、

「〜グローバルな革新を推進する飛躍的な洞察が可能に〜」

うーむ。科研費などの申請書だったら一発で落ちてしまうような具体性のなさですね。それだけ楽しみにしていてねということなのでしょうか。プレスリリースによると、ある著名な研究者にこの「SciFindern」を試してもらったところ、

これだけの情報がこんなに簡単に得られるなんて…本来はもっと努力をするべきだし、なんだか申し訳ない気分だ

といっていたそうです。

動画もウェブにありました。

結局内容はさっぱりわかりませんが(苦笑)。

というわけで、ハードルめっちゃ上げた、新生SciFinderの詳細情報は、今後数ヶ月以内に、CASのウェブサイトに掲載され、2017年春に公開とのこと。注意深く見守っていましょう。

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. ビールに使われている炭水化物を特定する方法が発見される
  2. 芝浦工業大学 化学エネルギーのみで駆動するゲルポンプの機能を実証…
  3. 富士フイルムのインフルエンザ治療薬、エボラ治療に
  4. 200MHzのNMRが持ち歩けるって本当!?
  5. タンニンでさび防ぐ効果 八王子の会社
  6. 香りで女性のイライラ解消 長崎大が発見、製品化も
  7. 新世代鎮痛剤の販売継続を 米政府諮問委が勧告
  8. 秋の褒章2009 -化学-

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 【読者特典】第92回日本化学会付設展示会を楽しもう!
  2. パラジウム価格上昇中
  3. 日本薬学会  第143年会 付設展示会ケムステキャンペーン Part 1
  4. 安定な環状ケトンのC–C結合を組み替える
  5. ルドルフ・クラウジウスのこと① エントロピー150周年を祝って
  6. マンガン触媒による飽和炭化水素の直接アジド化
  7. 大学入試のあれこれ ①
  8. フロンよりもオゾン層を破壊しているガスがある
  9. チェーンウォーキングを活用し、ホウ素2つを離れた位置へ導入する!
  10. レビュー多すぎじゃね??

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2016年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

注目情報

最新記事

5/15(水)Zoom開催 【旭化成 人事担当者が語る!】2026年卒 化学系学生向け就活スタート講座

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。化学業界・研究職でのキャリ…

フローマイクロリアクターを活用した多置換アルケンの効率的な合成

第610回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院理学研究科(依光研究室)に在籍されていた江 迤源…

マリンス有機化学(上)-学び手の視点から-

概要親しみやすい会話形式を用いた現代的な教育スタイルで有機化学の重要概念を学べる標準教科書.…

【大正製薬】キャリア採用情報(正社員)

<求める人物像>・自ら考えて行動できる・高い専門性を身につけている・…

国内初のナノボディ®製剤オゾラリズマブ

ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ(一般名:オゾラリズマブ(遺伝子組換え))は、A…

大正製薬ってどんな会社?

大正製薬は病気の予防から治療まで、皆さまの健康に寄り添う事業を展開しています。こ…

一致団結ケトンでアレン合成!1,3-エンインのヒドロアルキル化

ケトンと1,3-エンインのヒドロアルキル化反応が開発された。独自の配位子とパラジウム/ホウ素/アミン…

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP