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ケムステニュース

サンギ、バイオマス由来のエタノールを原料にガソリン代替燃料


サンギは、化石資源ではなく稲藁やさとうきびといったバイオマス由来のエタノールを原料に、無機化合物ハイドロキシアパタイト(HAP)を触媒として1-ブタノールや1,3-ブタジエンといった化学工業原料やガソリン代替燃料(バイオガソリン)を合成する技術を開発した。現在、世界各国で特許取得を推進すると同時に、新たなエタノール化学産業の創造を目指している。(引用:nikkeibp)


エタノールは石油から取れたエチレンにリン酸を触媒として水を付加させることによって合成できます。これは高校で習うものですね。エタノール


 


しかし、酒ですから酒がつくれるものからはエタノールが取れるんです。そのエタノール使って石油化学工業で収益性の高い1-ブタノールなどに変換するということです。


1-ブタノールはアセトアルデヒドを脱水縮合してクロトンアルデヒドをつくり、水素化し製造しています。


1-ブタノール


それを、エタノールに約300℃、常圧で高活性化ハイドロキシアパタイト触媒を用いることで合成できるそうです。


関連書籍



図解 光触媒とアパタイト


アパタイトと二酸化チタン光触媒の複合化について、最新の研究成果を中心に、その製法や環境保全技術への応用事例を図や写真を使って紹介する。


ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite)は、化学式Ca10(PO4)6(OH)2で表されるリン酸カルシウムの一種で、骨や歯の主要成分です。

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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