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一般的な話題

個性あふれるTOC大集合!

 

論文の内容をひと目でわかるようにしている画像、それがTable of Contents(TOC)もしくはグラフィカルアブストラクトと呼ばれるものです(画像:Acc. Chem. Res. 201043, 1216. より)。

以前にも何度かこの「つぶやき」で紹介してきましたが(記事①表紙①、表紙②)、衆目を集めるキャッチなーTOCやジャーナル表紙が昨今増殖しつつあります。中にははっちゃけ過ぎとしかとれないものもあるのですが、そんな変なTOCをコレクションしているTumblerが存在していることは、皆さんご存知でしょうか?

Table of Contents, Rolling on the Floor Laughing(TOC ROFL)というサイトです。今回はこのTOC ROFLとその他から選りすぐった、爆笑ものだったりアートだったりなTOCを皆さんにご紹介しましょう。

 

アート編

TOC_special_4.gif自己組織化によって組みあがるヘリケート超分子。Eiffel Towerにしか見えないだろお前ら?とのことですが無理です(笑) (J. Am. Chem. Soc. 2011, 133, 10764.
TOC_special_8.gif

 

「歩く分子」に関するレビュー。TOCはキモイのですが、化学自体はかなり面白いです。(Chem. Soc. Rev. 2011, 40, 3656. )
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最近ちょくちょく見かけるZ型配位子に関するPerspective文。(Dalton Trans. 2011, 40, 549.)

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FAD分子のエネルギー移動に関する論文です。こういうセンスが個人的に欲しい。(Phys. Chem. Chem. Phys. 2011, 13, 12058.)

TOC_special_21.jpg

捏造じゃないとすればこれは都合の良いセンスが溢れまくりです。(Chem. Phys. 2011, 379, 33.)

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肝心の伝えたい内容は「One-pot Synthesis」なのだとか。(Angew. Chem. Int. Ed. 2011, 50, 3605.)

 

コミカル編

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むちゃくちゃリラックスしとりますがな~。(J. Phys. Chem. B 2010, 114, 14689.)

TOC_special_18.gif象が踏んでも壊れません。(Phys. Chem. Chem. Phys. 2011, 13, 2167.)

 

直球編

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サイト管理者の“Informative.”というセンスあふれるコメントには吹かざるを得ないわけで。(J. Phys. Chem. B 2011, 115, 1579.)
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ミノキシジル(リアップ)に関するお仕事。こーなりたくはないものだ(笑) (Org. Biomol. Chem. 2011, Advance Article)
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爆薬になりうる高エネルギー化合物に関する研究ですが、全くどんだけ壮絶な現場なのかと・・・。(Inorg. Chem. 2011, 50, 2732.)
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こうまで直球なアピールされてしまっては応援せざるをえないわけで(笑) (CrystEngComm, 2010, 12, 2903.)

 

下ネタ編

TOC_special_14.gifTOC_special_11.gifTOC_special_12.gifTOC_special_21.gif
こいつら、レッキとしたTOCですからね!本来、それ以外の何でも無いハズなんです!もし何か別のものに見えたとしても、べ、別に読者のバイアスに過ぎないんだからね!たとえAuthorたちが狙ってたとしても、です!(笑)  (Nano Lett. 2009, 9, 2961. Anal. Chem. 2010, 82, 7527. Inorg. Chem. 2004, 43, 3521. Chem. Commun. 2010, 46, 7349.)

 

理解不能 編

TOC_special_16.gifTOC_special_16.jpgこのTOCだけみてどんな論文か分かる人は、世界に何人いるというのでしょうか・・・。(Soft Matter 2011, 7, 332. Chem. Phys. Lett. 2010, 499, 257.)

 

他にも紹介しきれないほどの変なTOCがあります。圧巻の一覧はこちらから。世界は自由そのものですなぁ。少なくとも確実に言えることは、「TOCを見ただけで論文の内容がわかる」のは全く嘘ということですね(笑)

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cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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