[スポンサーリンク]

archives

テトラキス(トリフェニルアセタート)ジロジウム(II):Tetrakis(triphenylacetato)dirhodium(II)

[スポンサーリンク]

 

ロジウム触媒を用いたC-Hアミノ化反応

 

Lebelらは、ロジウム触媒を用いたN-トシルオキシカルバマートによるアミノ化反応について報告しています。それによれば、N-トシルオキシカルバマートはテトラキス(トリフェニルアセタート)ジロジウム(II)と反応し、金属ニトレンを生成します。このニトレンがC-H挿入反応を行い、Troc保護アミンやオキサゾリジノン誘導体を高収率で与えます。この反応は温和な条件下で進行し、メマンチン塩酸塩やベンズヒドリルアミン類のような重要な生理活性化合物の合成にも応用できます。

K. Huard, H. Lebel, Chem. Eur. J., 2008, 14, 6222DOI: 10.1002/chem.200702027

TCI

TCI

投稿者の記事一覧

有機試薬メーカーです。

関連記事

  1. A-Phosパラジウム錯体
  2. シアヌル酸クロリド:2,4,6-Trichloro-1,3,5-…
  3. ピバロイルクロリド:Pivaloyl Chloride
  4. ニュースタッフ参加
  5. ボロントリフルオリド – エチルエーテル コンプレッ…
  6. PdCl2(dppf)
  7. 大型リチウムイオン電池及び関連商品・構成材料の開発【終了】
  8. マテリアルズ・インフォマティクス活用検討・テーマ発掘の進め方 -…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 2007年10大化学ニュース
  2. DFMS:ビス(ジフルオロメチルスルホニル)亜鉛
  3. サントリー、ビールの「エグミ物質」解明に成功
  4. アントンパール 「Monowave300」: マイクロ波有機合成の新武器
  5. ペッカ・ピューッコ Pekka Pyykkö
  6. ラジカル種の反応性を精密に制御する-プベルリンCの世界初全合成
  7. Semiconductor Photocatalysis: Principles and Applications
  8. 抗生物質
  9. 2016年9月の注目化学書籍
  10. Pythonで学ぶ実験計画法入門 ベイズ最適化によるデータ解析

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

注目情報

最新記事

ベテラン研究者 vs マテリアルズ・インフォマティクス!?~ 研究者としてMIとの正しい向き合い方

開催日 2024/04/24 : 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足…

第11回 慶應有機化学若手シンポジウム

シンポジウム概要主催:慶應有機化学若手シンポジウム実行委員会共催:慶應義塾大…

薬学部ってどんなところ?

自己紹介Chemstationの新入りスタッフのねこたまと申します。現在は学部の4年生(薬学部)…

光と水で還元的環化反応をリノベーション

第609回のスポットライトリサーチは、北海道大学 大学院薬学研究院(精密合成化学研究室)の中村顕斗 …

ブーゲ-ランベルト-ベールの法則(Bouguer-Lambert-Beer’s law)

概要分子が溶けた溶液に光を通したとき,そこから出てくる光の強さは,入る前の強さと比べて小さくなる…

活性酸素種はどれでしょう? 〜三重項酸素と一重項酸素、そのほか〜

第109回薬剤師国家試験 (2024年実施) にて、以下のような問題が出題されま…

産総研がすごい!〜修士卒研究職の新育成制度を開始〜

2023年より全研究領域で修士卒研究職の採用を開始した産業技術総合研究所(以下 産総研)ですが、20…

有機合成化学協会誌2024年4月号:ミロガバリン・クロロププケアナニン・メロテルペノイド・サリチル酸誘導体・光励起ホウ素アート錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2024年4月号がオンライン公開されています。…

日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました

3月28日から31日にかけて開催された,日本薬学会第144年会 (横浜) に参加してきました.筆者自…

キシリトールのはなし

Tshozoです。 35年くらい前、ある食品メーカが「虫歯になりにくい糖分」を使ったお菓子を…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP