[スポンサーリンク]

ナノ化学

チャド・マーキン Chad A. Mirkin

[スポンサーリンク]

チャド・A・マーキン (Chad A. Mirkin、1963年11月23日-)は、アメリカの化学者である(写真:Speakerpedia)。米国ノースウェスタン大学教授。

経歴

1986 ディッキンソン大学 学士号取得
1989 ペンシルバニア大学 博士号取得
1989 マサチューセッツ工科大学 博士研究員
1991 ノースウェスタン大学 助教授
1995 ノースウェスタン大学 准教授
1997 ノースウェスタン大学 教授

 

受賞歴

1999 ACS Award in Pure Chemistry
2001 Leo Hendrik Baekeland Award
2002 Feynman Prize
2003 Collegiate Inventors Award, National Inventors Hall of Fame
2003 Raymond and Beverly Sackler Prize
2004 NIH Director’s Pioneer Award
2004 Collegiate Inventors Award, National Inventors Hall of Fame
2004 Pennsylvania State University Outstanding Science Alumni Award
2004 Dickinson College Honorary Degree
2004 ACS Nobel Laureate Signature Award
2007 Elected Alumni Fellow, Penn State University
2009 Lemelson-MIT Prize
2012 American Chemical Society Award for Creative Invention
2013 Linus Pauling Award
2014 Vittorio De Nora Award, Electrochemical Society
2015 Raymond and Beverly Sackler Prize in Convergence Research of the National Academy of Sciences
2016 American Institute of Chemists Gold Medal
2016 – Dan David Prize
2016 – Rusnano Prize
2017 – Dickson Prize, Carnegie Mellon University
2017 – William H. Nichols Medal Award

研究

  • 自己組織化法を基盤とするナノ構造体および機能性材料の創製

 

  • ディップペンナノリソグラフィーの開発

微細パターン形成プロセス技術の一つ。原子間力顕微鏡 (AFM) のプローブをペンのように用いて、様々な分子をインクとして使用し、安定したナノスケールのパターンをサンプル基板上に描画する事ができる技術。

コメント&その他

  • トムソンISI社2007年度の調査によれば、化学分野における論文引用数世界第7位となっています。
  • 680以上の論文と1000以上の特許を有している
  • 5つのナノテクノロジー関係の企業(Nanosphere, NanoInk, AuraSense, Exicure, TERA-print)の創始者である。

関連動画

関連文献

  • “Dip-pen”nanolithography Piner, R. D.; Zhu, J.; Xu, F.; Hong , S.; MirkinCA.: Science1999, 283, 661-663.
  • CA Mirkin, RL Letsinger, RC Mucic, JJ Storhoff Nature 382 (6592).
  • R Elghanian, JJ Storhoff, RC Mucic, RL Letsinger, CA Mirkin Science 277 (5329), 1078
  • RD Piner, J Zhu, F Xu, S Hong, CA Mirkin Science 283 (5402), 661

関連書籍

[amazonjs asin=”3527306587″ locale=”JP” title=”Nanobiotechnology: Concepts, Applications and Perspectives”][amazonjs asin=”3527316736″ locale=”JP” title=”Nanobiotechnology II: More Concepts and Applications”]

外部リンク

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. ロバート・レフコウィッツ Robert J. Lefkowitz…
  2. スチュアート・ライス Stuart A. Rice
  3. デイヴィッド・マクミラン David W. C. MacMill…
  4. 佐藤 伸一 Shinichi Sato
  5. 高橋 雅英 Takahashi Masahide
  6. リチャード・ヘンダーソン Richard Henderson 
  7. 平田義正メモリアルレクチャー賞(平田賞)
  8. オマー・ヤギー Omar M. Yaghi

注目情報

ピックアップ記事

  1. 槌田龍太郎 Ryutaro Tsuchida
  2. H-1B ビザの取得が難しくなる!?
  3. ソープ・チーグラー反応 Thorpe-Ziegler Reaction
  4. 有機合成化学協会誌2018年9月号:キラルバナジウム触媒・ナフタレン多量体・バイオインスパイアード物質変換・エラジタンニン・モルヒナン骨格・ドナー・アクセプター置換シクロプロパン・フッ素化多環式芳香族炭化水素
  5. CV書いてみた:ポスドク編
  6. ドラえもん探究ワールド 身近にいっぱい!おどろきの化学
  7. 高速液体クロマトグラフィ / high performance liquid chromatography, HPLC
  8. 薄層クロマトグラフィ / thin-layer chromatography (TLC)
  9. アゾベンゼンは光る!~新たな発光材料として期待~
  10. スワーン酸化 Swern Oxidation

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目情報

最新記事

ミトコンドリア内タンパク質を分解する標的タンパク質分解技術「mitoTPD」の開発

第 631 回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院 生命科学研究科 修士課程2…

永木愛一郎 Aiichiro Nagaki

永木愛一郎(1973年1月23日-)は、日本の化学者である。現在北海道大学大学院理学研究院化学部…

11/16(土)Zoom開催 【10:30~博士課程×女性のキャリア】 【14:00~富士フイルム・レゾナック 女子学生のためのセミナー】

化学系の就職活動を支援する『化学系学生のための就活』からのご案内です。11/16…

KISTEC教育講座『中間水コンセプトによるバイオ・医療材料開発』 ~水・生体環境下で優れた機能を発揮させるための材料・表面・デバイス設計~

 開講期間 令和6年12月10日(火)、11日(水)詳細・お申し込みはこちら2 コースの…

【太陽ホールディングス】新卒採用情報(2026卒)

■■求める人物像■■「大きな志と好奇心を持ちまだ見ぬ価値造像のために前進できる人…

産総研の研究室見学に行ってきました!~採用情報や研究の現場について~

こんにちは,熊葛です.先日,産総研 生命工学領域の開催する研究室見学に行ってきました!本記事では,産…

第47回ケムステVシンポ「マイクロフローケミストリー」を開催します!

第47回ケムステVシンポジウムの開催告知をさせて頂きます!第47回ケムステVシンポジウムは、…

【味の素ファインテクノ】新卒採用情報(2026卒)

当社は入社時研修を経て、先輩指導のもと、実践(※)の場でご活躍いただきます。「いきなり実践で…

MI-6 / エスマット共催ウェビナー:デジタルで製造業の生産性を劇的改善する方法

開催日:2024年11月6日 申込みはこちら開催概要デジタル時代において、イノベーション…

窒素原子の導入がスイッチング分子の新たな機能を切り拓く!?

第630回のスポットライトリサーチは、大阪公立大学大学院工学研究科(小畠研究室)博士後期課程3年の …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP