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一般的な話題

MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」

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日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、新たにオープンアクセスとなりました 34-1号 (2024年02月発行)の紹介です。

各項目のタイトルおよび画像から該当記事へ飛べます (新しいタブで開きます) ので、隅々までご覧ください!

■巻頭言

創薬環境の変化に医薬化学部会が果たす役割
青木 一真
第一三共株式会社

「創薬環境の変革のスピードは想像以上に速い」これは、薬創りに携わる誰しもが感じているであろうことです。その中で、モノづくりを担うメディシナルケミストに求められるものは・・・? 創薬研究者の「人財育成」の機会と場を提供する医薬化学部会に期待です!

■創薬最前線

JBA創薬モダリティ基盤研究会の活動
久保庭 均
一般社団法人バイオインダストリー協会

本号の創薬最前線は、創薬モダリティに関する記事です。バイオインダストリー協会の創薬モダリティ基盤研究会では、次世代抗体医薬、核酸医薬、遺伝子細胞治療、新治療技術について現状の課題と今後の方向性について検討しています。本研究会の久保庭均会長よりその活動内容について紹介いただきましたので、是非ご一読ください。

■WINDOW

ファイザー社における創薬研究
二木 建太郎
Pfizer Inc.

米国ファイザー社のケンブリッジ研究所にて、designer としてご活躍されている二木先生からの寄稿です。ファイザー社の低分子創薬研究の進め方、環境、文化、出会いなど、研究を目一杯楽しむヒントに触れることができます。是非ご一読ください。

■ESSAY特集:創薬を支える計測・検出技術の最前線

創薬を志向した最先端生体計測・検出技術
浦野 泰照
東京大学

本特集では、さまざまな原理・戦略に基づいて疾患に関わる生体変化を計測・検出する新しい技術開発と応用で顕著な成果を上げている 4 名の先生方の研究が紹介されています。次世代創薬の新たなツールとなり得る新技術を学ぶ上でもってこいの内容となっています。是非ご一読ください。

■ESSAY

凝集体形成を活用した新規activatable型ラマンプローブによるバイオイメージング
藤岡 礼任,神谷 真子
東京工業大学(現 東京科学大学)

分子振動を検出するラマン顕微鏡は、蛍光よりも高い多重検出能を持つことから近年注目されています。本稿では、酵素反応によるシグナルの活性化と同時に凝集体を形成し、細胞内滞留性を向上させることで、生体組織内でも標的酵素活性領域を特異的に検出できる新規なラマンプローブが紹介されています。

■ESSAY

生命現象の理解と病態診断に貢献する超偏極MRI分子プローブ
谷田部 浩行,山東 信介
東京大学

MRI分子プローブの設計と利用について、とても難しい内容ですが、分かり易く記載して頂きました。長時間のシグナル観測を可能にした研究成果をお楽しみください。

・関連記事
・山東信介 Shinsuke Sando (世界の化学者データベース)
・第40回「分子設計で実現する次世代バイオイメージング」山東信介教授 (研究者インタビュー)
・精密分子設計による高感度MRI分子プローブの開発 ~早期診断に向けたがん関連酵素活性の生体内リアルタイム計測~
(スポットライトリサーチ)

・関連動画 〜山東信介先生のケムステVシンポご講演動画〜

■ESSAY

酸化脂質研究の最前線 ~検出・構造解析から疾患制御へ~
山田 健一
九州大学

細胞死や炎症反応に関与する、脂質ラジカルや酸化脂質。これら検出・構造解析技術の開発に始まり、ラジカル捕捉型抗酸化剤 (RTA) 探索のための化合物スクリーニング系の構築、疾患モデル動物の発症進展に対して保護効果を示す化合物の同定にまで至る内容です。是非ご一読ください。

■ESSAY

細胞内環境で安定化する核酸構造を標的にした低分子薬の開発
橋本 佳樹,川内 敬子,三好 大輔
甲南大学

細胞内の複雑な分子夾雑環境における生体分子の挙動は試験管内の挙動とは異なる。本稿では、分子夾雑環境での核酸の解析方法に加え、細胞内で熱力学的に安定化する核酸の四重らせん構造を標的とする新しい創薬研究について述べられています。今後の進展が期待される記事です。

■DISCOVERY

薬学部における有機化学と創薬化学、そしてアカデミア創薬
周東 智
北海道大学

北海道大学名誉教授の周東智先生から有機化学は薬学教育に不可欠であるという強烈なメッセージをいただいております。薬とその標的分子との相互作用を化学構造から理解することの重要性、およびアカデミア創薬に対する提言を、是非お読みください。

■COFFEE BREAK

薬に関連する仕事に携わるなら一度は行きたい東京薬科大学史料館
味戸 慶一
北里環境科学センター

東京薬科大学史料館の紹介記事です。ここでは大学の歴史に加えて、昔の実験ノートや器具、装置など「モノ」の展示も大変豊富で、薬学の歴史を学ぶことができます。また、「東京薬科大学3Dバーチャル史料館」もオンラインで公開中ですので、是非、訪れてみてください。

■REPORT

RNA標的低分子創薬に関連した2学会の参加報告
中村 晃史
第一三共株式会社

近年、従来からの主たる創薬標的であったタンパク質に加えて、新たに RNA を低分子で狙う創薬が脚光を浴びています。今回は、2 つの海外学会のレポートをいただきました。新しいアイデアや発見の源泉となる技術革新の大切さを実感させられることでしょう。是非ご一読ください。

関連書籍

本号の「BOOKS 紹介」より

実験医学 2023年1月号 Vol.41 No.1 中分子ペプチド医薬で新たな標的を狙う!!

実験医学 2023年1月号 Vol.41 No.1 中分子ペプチド医薬で新たな標的を狙う!!

門之園哲哉
¥2,479(as of 11/04 05:17)
Release date: 2023/01/01
Amazon product information

MEDCHEM NEWS 紹介記事バックナンバー

・MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」
・MEDCHEM NEWS 33-3 号「30年後の創薬研究」
・MEDCHEM NEWS 33-2 号 「2022年度医薬化学部会賞」
・MEDCHEM NEWS 33-1 号 「創薬への貢献」
・MEDCHEM NEWS 32-4 号「創薬の将来ビジョン」
・MEDCHEM NEWS 32-3号 「シン・メディシナルケミストリー」
・MEDCHEM NEWS 32-2号 「儲からないが必要な薬の話」
・MEDCHEM NEWS 32-1号「機械学習とロボティックス特集」
・MEDCHEM NEWS 31-4号「RNA制御モダリティ」
・MEDCHEM NEWS 31-3号「ケムステ代表寄稿記事」
・MEDCHEM NEWS 31-2号「2020年度医薬化学部会賞」
・MEDCHEM NEWS 31-1号「低分子創薬」
・MEDCHEM NEWS 30-4号「ペプチド化学」
・MEDCHEM NEWS 30-3号「メドケムシンポ優秀賞」

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DAICHAN

投稿者の記事一覧

創薬化学者と薬局薬剤師の二足の草鞋を履きこなしていた、四年制薬学科の生き残り。現在は私大薬学部教員として実験に邁進中。
薬を「創る」と「使う」の双方からサイエンスに向き合っています。
しかし趣味は魏志倭人伝の解釈と北方民族の古代史という、あからさまな文系人間。
どこへ向かうかはfurther research is needed.

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