[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

タンパク質の構造と機能―ゲノム時代のアプローチ

対象

構造生物学を勉強する学生、とくにタンパク質の機能について、分子構造レベルから基礎的知識をもちたい学部生・大学院生

概要

本書は2005年にBrandis大・G.A.PestkoおよびD.Ringeらによって著された”Protein Structure and Function”の邦訳版です。

カラー刷りの美麗なタンパク質グラフィックス・図示を豊富にもちいて、視覚的に理解させようと心を砕いているさまが読み取れます。

日本語で読める構造生物学の良質な入門書として価値の高いひとつであり、基本的なことを一通り押えておきたいと考える初学者・分野外の研究者には、最初の1冊としてオススメできると思います。

最新の研究成果や斬新なテクニックを学びたい方は、別の書籍を当たる必要がありますが、基本内容のリファレンスとしても活用できると思います。

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきた…
  2. 世界の化学企業ーグローバル企業21者の強みを探る
  3. 有機合成の落とし穴
  4. 2009年10月人気化学書籍ランキング
  5. フタロシアニン-化学と機能-
  6. グレッグ・フー Gregory C. Fu
  7. 教養としての化学入門: 未来の課題を解決するために
  8. 一流ジャーナルから学ぶ科学英語論文の書き方

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 結晶学分野に女性研究者が多いのは何故か?
  2. ピンポン玉で分子模型
  3. Classics in Total Synthesis
  4. 有機反応を俯瞰する ー芳香族求電子置換反応 その 1
  5. 天然物化学談話会
  6. 実験教育に最適!:鈴木ー宮浦クロスカップリング反応体験キット
  7. 炭酸ビス(ペンタフルオロフェニル) : Bis(pentafluorophenyl) Carbonate
  8. 不斉触媒 Asymmetric Catalysis
  9. 2,5-ジ-(N-(­­­­–)-プロイル)-パラ-ベンゾキノン DPBQ
  10. マーティン・チャルフィー Martin Chalfie

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

“かぼちゃ分子”内で分子内Diels–Alder反応

環状水溶性ホスト分子であるククルビットウリルを用いて生体内酵素Diels–Alderaseの活性を模…

トーマス・レクタ Thomas Lectka

トーマス・レクタ (Thomas Lectka、19xx年xx月x日(デトロイト生)-)は、米国の有…

有機合成化学協会誌2017年12月号:四ヨウ化チタン・高機能金属ナノクラスター・ジシリルベンゼン・超分子タンパク質・マンノペプチマイシンアグリコン

2017年も残すところあとわずかですね。みなさまにとって2017年はどのような年でしたでしょうか。…

イミデートラジカルを経由するアルコールのβ位選択的C-Hアミノ化反応

オハイオ州立大学・David A. Nagibらは、脂肪族アルコールのラジカル関与型β位選択的C(s…

翻訳アルゴリズムで化学反応を予測、IBMの研究者が発表

有機化学を原子や分子ではなく、単語や文と考えることで、人工知能(AI)アルゴリズムを用いて化学反応を…

細胞をつなぐ秘密の輸送路

細胞から細く長く伸びるワイヤー状の管。サイトネームやトンネルナノチューブと呼ばれるこの管は、離れた細…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP