[スポンサーリンク]

odos 有機反応データベース

芳香族化合物のニトロ化 Nitration of Aromatic Compounds

[スポンサーリンク]

 

概要

ニトロ化反応は芳香環に窒素を導入できる有用手法である。合成されたニトロ化合物は、複素環合成やSandmeyer反応の前駆体に用いることができ、用途は幅広い。

 

基本文献

 

反応機構

ニトロ化反応の活性種は、硝酸と硫酸の混酸系中で生成するニトロニウムイオン(NO2+)である。
配向性は、通常の芳香族求電子置換反応(SEAr)形式に従う。ニトロ基は強い電子吸引性であるため、通常のベンゼンを基質とする場合には、モノニトロ化で反応は停止する。
(参考:J. Am. Chem. Soc. 2003125, 4836; J. Org. Chem. 200671, 6192.)
zinke_nitration_2.gif

反応例

ジニトロ体やトリニトロ体を合成したい場合には、発煙硝酸を使うと反応が進行する。

ピリジンN-オキシドは以下のような共鳴構造をもつため、ニトロ化に対してはピリジンそれ自体よりも活性になる。
zinke_nitration_3.gif

実験手順

 

実験のコツ・テクニック

 

参考文献

 

関連反応

 

関連書籍

 

外部リンク

関連記事

  1. クライゼン転位 Claisen Rearrangement
  2. ファン・ロイゼン試薬 van Leusen Reagent (T…
  3. ボラン錯体 Borane Complex (BH3・L)
  4. ベンジジン転位 Benzidine Rearrangement
  5. チャン転位(Chan Rearrangement)
  6. ジョーンズ酸化 Jones Oxidation
  7. コーリー・ギルマン・ガネム酸化 Corey-Gilman-Gan…
  8. 可逆的付加-開裂連鎖移動重合 RAFT Polymerizati…

注目情報

ピックアップ記事

  1. 高分子鎖デザインがもたらすポリマーサイエンスの再創造|オンライン R2
  2. アルメニア初の化学系国際学会に行ってきた!③
  3. 4-メルカプト安息香酸:4-Mercaptobenzoic Acid
  4. 金属アルコキシドに新たなファミリー!Naでも切れない絆
  5. 化学の祭典!国際化学オリンピック ”53rd IChO 2021 Japan” 開幕!
  6. 第79回―「高分子材料と流体の理論モデリング」Anna Balazs教授
  7. 有機反応を俯瞰する ー芳香族求電子置換反応 その 1
  8. 2022年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!
  9. ジョージ・オラー George Andrew Olah
  10. 「消えるタトゥー」でヘンなカユミ

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2009年8月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

第61回Vシンポ「中分子バイオ医薬品分析の基礎と動向 ~LCからLC/MSまで、研究現場あるあるとその対処~」を開催します!

こんにちは、Macyです。第61回Vシンポのご案内をさせていただきます。今回は、Agilen…

水分はどこにあるのか【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

「MI×データ科学」コース 〜LLM・自動実験・計算・画像とベイズ最適化ハンズオン〜

1 開講期間2026年5月26日(火)、29日(金) 計2日間2 コースのねらい、特色近…

材料の数理モデリング – マルチスケール材料シミュレーション –

材料の数理モデリング概要材料科学分野におけるシミュレーションを「マルチスケール」で理解するた…

第59回天然物化学談話会@宮崎(7/8~10)

ごあいさつ天然物化学談話会は、全国の天然物化学および有機合成化学を研究する大学生…

トッド・ハイスター Todd K. Hyster

トッド・カート・ハイスター(Todd Kurt Hyster、1985年10月10日–)はアメリカ出…

“最難関アリル化”を劇的に加速する固定化触媒の開発

第 703回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院 理工学府 博士課程前期で…

「ニューモダリティと有機合成化学」 第5回公開講演会

従来の低分子、抗体だけでなく、核酸、ペプチド、あるいはその複合体(例えばADC(抗体薬物複合体))、…

溶融する半導体配位高分子の開発に成功!~MOFの成形加工性の向上に期待~

第702回のスポットライトリサーチは、関西学院大学理学部(田中研究室)にて助教をされていた秋吉亮平 …

ミン・ユー・ガイ Ming-Yu Ngai

魏明宇(Ming-Yu Ngai、1981年X月XX日–)は米国の有機化学者である。米国パデュー大学…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP