[スポンサーリンク]

ケムステニュース

医薬各社、アルツハイマー病薬の開発進まず

[スポンサーリンク]

ガランタミン

 米系ヤンセンファーマ(東京・千代田)など医薬各社のアルツハイマー型認知症治療薬の製品化計画に遅れが目立ち始めた。臨床試験で十分な効果を示せず、追加の試験が必要になったり、断念したりするケースが相次いでいる。同治療薬は日本国内で1000億円規模の大型市場に成長するとの予測もあるが、病気の根本原因が判明しないため臨床試験で有効性を証明するのが難しく、各社は新規参入に苦労している。(引用日本経済新聞

 ヤンセンファーマはジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)グループの製薬会社です。現在、米国等で販売されているアルツハイマー病治療薬であるガランタミン(galantamime)というヒガンバナアルカロイドを日本で販売するために研究を行っていますが、追加の試験が必要となり発売は2009年以降となるそうです。 なかなか難しいですね。


塩酸メマンチン

  現在日本では、未だエーザイのアリセプトしかアルツハイマー病治療薬はありません。海外ではガランタミンの他に塩酸メマンチンというアルツハイマー病治療薬が知られています。

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 化学企業のグローバル・トップ50が発表【2022年版】
  2. 産総研、バイオから環境まで応用可能な新しい質量分析技術の開発に成…
  3. 液中でも観察OK 原子間力顕微鏡: 京大グループ開発
  4. 脱法ドラッグ、薬物3成分を初指定 東京都
  5. 第46回藤原賞、岡本佳男氏と大隅良典氏に
  6. 武田 新規ARB薬「アジルバR錠」発売
  7. 石油化学大手5社、今期の営業利益が過去最高に
  8. ファンケル、「ツイントース」がイソフラボンの生理活性を高める働き…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 世界初 もみ殻からLEDを開発!~オレンジ色に発光するシリコン量子ドットLED~
  2. インタビューリンクー時任・中村教授、野依理事長
  3. DNAに電流通るーミクロの電子デバイスに道
  4. 『分子科学者がいどむ12の謎』
  5. ベックマン転位 Beckmann Rearrangement
  6. エシュバイラー・クラーク反応 Eschweiler-Clarke Reaction
  7. 世界で初めて一重項分裂光反応の静水圧制御を達成
  8. ビニグロールの全合成
  9. 2012年の被引用特許件数トップ3は富士フイルム、三菱化学、積水化学
  10. (+)-ゴニオトキシンの全合成

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2006年2月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  

注目情報

最新記事

【12月開催】第十四回 マツモトファインケミカル技術セミナー   有機金属化合物 オルガチックスの性状、反応性とその用途

■セミナー概要当社ではチタン、ジルコニウム、アルミニウム、ケイ素等の有機金属化合物を“オルガチッ…

保護基の使用を最小限に抑えたペプチド伸長反応の開発

第584回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室(金井研究室)の…

【ナード研究所】新卒採用情報(2025年卒)

NARDでの業務は、「研究すること」。入社から、30代・40代・50代……

書類選考は3分で決まる!面接に進める人、進めない人

人事担当者は面接に進む人、進まない人をどう判断しているのか?転職活動中の方から、…

期待度⭘!サンドイッチ化合物の新顔「シクロセン」

π共役系配位子と金属が交互に配位しながら環を形成したサンドイッチ化合物の合成が達成された。嵩高い置換…

塩基が肝!シクロヘキセンのcis-1,3-カルボホウ素化反応

ニッケル触媒を用いたシクロヘキセンの位置および立体選択的なカルボホウ素化反応が開発された。用いる塩基…

中国へ行ってきました 西安・上海・北京編①

2015年(もう8年前ですね)、中国に講演旅行に行った際に記事を書きました(実は途中で断念し最後まで…

アゾ重合開始剤の特徴と選び方

ラジカル重合はビニルモノマーなどの重合に用いられる方法で、開始反応、成長反応、停止反応を素反応とする…

先端事例から深掘りする、マテリアルズ・インフォマティクスと計算科学の融合

開催日:2023/12/20 申込みはこちら■開催概要近年、少子高齢化、働き手の不足の影…

最新の電子顕微鏡法によりポリエチレン分子鎖の向きを可視化することに成功

第583回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 陣内研究室の狩野見 …

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP