[スポンサーリンク]

ケムステニュース

ハネウェル社、アルドリッチ社の溶媒・無機試薬を販売へ

[スポンサーリンク]

日本法人ハネウェルジャパン株式会社/東京都港区/代表取締役社長 エリック・ワグナーはこのたび、ハネウェル・リサーチ・ケミカルズ部門を新設し、同部門にて研究ラボや産業用途向けに包括的な高機能溶剤および無機試薬製品を展開していくことを発表しました。新設したハネウェル・リサーチ・ケミカルズ部門では、これまでハネウェルがBurdick and Jackson™(バーディック・アンド・ジャクソン)ブランドにて展開していた試薬製品に加え、2015年12月にシグマ アルドリッチ社から取得した溶剤および無機試薬事業の製品を取り扱います (引用:ハネウェルジャパンプレスリリース 2016年10月13日)。

独メルクがシグマアルドリッチ社を買収してもう2年ですね(関連記事:独メルク、米シグマアルドリッチを買収)。最近いただいたシグマアルドリッチ社の社員の名刺もMERCKのロゴに変わっていました。MERCKのロゴ、こんなんだったっけ?と調べてみたら、ちょうど1年前の2015年10月に変更したそうです(下記参照)。

2016-10-14_15-40-34

昔のロゴ(左)現在のロゴ(右)どうやら青とか水色のログもあるようです。アルドリッチは青色でした

そのロゴを変更した時期、巨大企業ハネウェル(電子制御システムや自動化機器を製造販売)がアルドリッチの「実験研究化学品(laboratory research chemicals)事業」を約1億500万ユーロで買収したとの報道がありました。なんと、MERCKが買ったのに、また売っちゃうってこと?と当時思いましたが、実験研究化学品でも”一部の”事業を買収したということでした。今回、試薬事業を買収したハネウェルの日本法人「ハネウェルジャパン」でハネウェル・リサーチ・ケミカルズ部門を新設、販売を開始するというニュースです。対象となるのは、以下の高純度溶媒と無機試薬です。

Honeywell Fluka™(ハネウェル・フルカ) – 分析応用向け無機化学品および試薬。主な製品ブランドはカール・フィッシャー滴定向け試薬Hydranal™(ハイドラナール)および、無機微量分析用溶媒TraceSELECT(トレースセレクト

Honeywell Riedel-de Haën™ (ハネウェル・リーデルデハーン)– 特殊分析応用向け高純度溶媒。主な製品ブランドは クロマトグラフィー向け試薬Chromasolv™ (クロマソルブ)および、無機微量分析用溶媒TraceSELECT(トレースセレクト)

Honeywell Burdick & Jackson™(ハネウェル・バーディック・アンド・ジャクソン)– 合成用高純度溶媒および試薬。主な製品は Anhydrous(アンハイドラス)無水製品シリーズ

ハネウェルブランド – 一般研究用高性能グレード溶媒および無機試薬

2016-10-14_16-02-22

これまでシグマアルドリッチ社でこれらを注文していた方は、本年12月16日から完全にハネウェルジャパン社に移行するそうなのでご注意を。今後日本国内での販売はハネウェル社総代理店である 林純薬工業株式会社 で行うとのこと。また、ハネウェルでは本年末までに、全製品ラインアップを掲載した新しいオンライン注文ウェブサイト(英語版のみ)の稼働開始を予定しているらしいです。もちろん一般的な有機試薬や生化学試薬はかわらずシグマアルドリッチ社が販売するので、あくまでも一部です。7月に和光純薬の買収ニュース(関連記事:和光純薬を富士フィルムが買収へ)もあり、(実はまだ買収先は決まっていないらしいですが)試薬会社もいろいろと動きがあるのですね。

関連リンク

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 人工タンパク質、合成に成功 北陸先端大、エイズ薬剤開発に道
  2. 大日本インキが社名変更 来年4月1日から「DIC」に
  3. アルツハイマー原因物質、緑茶成分に抑制機能・埼玉医大など
  4. 耐熱性生分解プラスチック開発 150度でも耐用 阪大
  5. 新世代鎮痛剤の販売継続を 米政府諮問委が勧告
  6. 2010年10大化学ニュース
  7. カラス不審死シアノホス検出:鳥インフルではなし
  8. 続々と提供される化学に特化したAIサービス

注目情報

ピックアップ記事

  1. “見た目はそっくり、中身は違う”C-グリコシド型擬糖鎖/複合糖質を開発
  2. 【クラリベイトウェブセミナー】 新リリース! 今までの研究開発にイノベーションをもたらす新しいソリューション Clarivate Chemistry Researchのご紹介 ー AI技術を搭載したシンプルかつインテリジェントな特許・学術文献情報の活用ツール
  3. ポリメラーゼ連鎖反応 polymerase chain reaction(PCR)
  4. トビアス・リッター Tobias Ritter
  5. 流れる電子ッ!壊れるピリジンッ!含窒素多環式骨格構築!
  6. ホウ酸団子のはなし
  7. Grignard反応剤が一人二役!? 〜有機硫黄化合物を用いるgem-ジフルオロアルケン類の新規合成法〜
  8. ピーター・ジーバーガー Peter H. Seeberger
  9. メビウス芳香族性 Mobius aromacity
  10. 最新の産学コラボ研究論文

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2016年10月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

注目情報

最新記事

【書評】立体化学 はじめの一歩

立体化学は,分子の三次元構造を理解するための重要な分野であり,有機化学や…

水のシミュレーション入門 — 水分子を計算機の中でどう”描く”か —

身近なのに、計算機にとって手強い"水"。本記事では、点電荷モデルから機械学習まで、その"描き方"の進…

◆◇◆◇ 第36回フォーラム・イン・ドージン開催のご案内 ◆◇◆◇

同仁化学研究所が熊本から世界へ情報発信するフォーラム・イン・ドージンの開催ご案内です。今年は『な…

『力』による円偏光発光のon/off制御を単一分子レベルで実現

第718回のスポットライトリサーチは、東京科学大学 物質理工学院(相良研究室)博士後期課程2年の野中…

数日かかっていた反応機構解析を、わずか数分に!

機械学習ポテンシャルが変える計算化学の現在近年、DFT計算による反応機構解析は広く行われるよ…

海外ポスドクのオファーをもらう【アメリカで Ph.D. を取る: 進路編】

ポスドクとして海外に留学する場合、希望する研究室の教授に直接連絡を取り、面接などを通して適性を判断さ…

MDで観るトライボロジー 〜原子が擦れるその場をシミュレーション〜

軽くて強いのに摩耗に弱いチタン合金は、航空機や人工関節に広く使われています。原子が擦れ合うその場を分…

酸素を過酸化水素へ!可視光で駆動する有機高分子光カソード

第717回のスポットライトリサーチは、新潟大学大学院自然科学研究科(無機ナノ材料研究室)博士前期課程…

ペプチド合成におけるアスパルチミド化/Aspartimide Formation in Peptide Synthesis

⏱ 30秒サマリー 何をする反応か — Fmoc-SPPS のピペリジン…

MEDCHEM NEWS 35-2 号「未来のメディシナルケミストリーの可能性」

日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、オープンアクセ…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP